2007年5月6日日曜日

春一番また雨

祝春一番2007(5/3~6開催)
【場所】服部緑地野外音楽堂
【出演】リクオwith橋本歩(cello)/ハンバートハンバート/木村充輝BAND/三宅伸治バンド/豊田勇造/他
 午前7時過ぎの新幹線で大阪へ。9時半には会場入り。
 ゴールデンウィークの時期に春一番に参加するのは、ここ10年くらいの恒例。それにしても自分が参加する日は天候に恵まれない。今回で3年連続の雨。
 自分の出番は午後1時前。選曲も天候に左右されて、しっとりめ。雨音も音楽の一部。歩ちゃんのチェロが気持ちよく響いて、いろんなものにしみこみ、溶け合ってゆく。
  この日の選曲の中には当初、最近のライブでレパートリーにしている西岡恭蔵さんの「アフリカの月」も考えていた。けれど、ハンバートハンバートとのセッ ションで大塚まさじさんが「アフリカの月」を演奏すると事前に聞いたので、やめておくことにする。ところが当日になって、まさじさんとハンバートは「プカ プカ」を一緒に演ることに変更になったと聞き、それならばと自分のステージの最後に「アフリカの月」を弾き語りさせてもらう。
 自分の出番の次が ハンバートハンバート。歩ちゃんはオレのステージに続きサポートで全面参加。彼らのステージに、友部正人さん、いとうたかおさん、大塚まさじさん、加川良 さん、金森孝介さん、中川五郎等が次々とゲスト参加してゆくというザ.バンドの「ラストワルツ」的趣向。その中で自分もゲスト参加。トム.ウェイツの 「Old Shoes」を一緒に演る。男女の別れを歌った歌。ハンバートはオリジナル曲にも別れをテーマにした曲が多い。
 良成君は所謂’70年 代フォーク世代の諸先輩方から多大な影響を受けているので、この日のステージは彼にとって憧れの人達との共演の実現であった。それだけに、大きなプレッ シャーも感じていたようだ。こういう世代を超えたコラボレーションが出来るのは、彼らの世代ではハンバートハンバート以外に思い当たらない。いいステージ だった。
 ステージを終えた後の良成君の開放感と穏やかさを含んだ笑顔が印象に残った。数日前の彼とは明らかに違う柔らかいオーラが出ていた。もしかしたら彼にとっては節目になるような1日だったのかもしれない。
  この日が春一番最終日ということで、バナナホールで行なわれた打ち上げにも参加。打ち上げはライブパーティーの様相。自分もフータさんに呼ばれてステージ へ。フータさんと一緒に春一番をプロデュースする阿部さんもステージに登場して歌う。ものすごい存在感で大喝采を浴びる。多くの打ち上げ参加者がスタン ディングで大盛り上がり。いやはや、本番に負けず劣らない盛り上がり。 
 締めはマーサで。中川五郎さん、歩ちゃん、ハンバートチーム、片平夫妻等と飲む。
 なんかオレ、五郎さんと飲む機会多いなあ。
 翌日、五郎さんが打ち上げで酔って盛り上がってる写真を、本人に添付メールしたら、さっそく返事がきて、「僕ってほんまにアホだね」と書かれていた。その通りです。大先輩様、また一緒にアホな時間を過ごしませう。
★ハンバートハンバートとのセッション風景。
★打ち上げにて。左から歩ちゃん、中川五郎さん、加川良さん。

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