入間から羽田空港に移動してヤンシーと明日の音楽イベントに参加するため高知へ前乗り。ヤンシーは9月半ばでもタンクトップに短パン。 今回のイベントの窓口となってくれた町田さんの奥さんのうららさんが高知龍馬空港まで迎えに来てくれる。 うららさんの運転する車に乗ってそのまま明日共演予定のローローズのリハーサル会場に直行する予定だったのだけれど、予定を変更して桂浜に寄ってもらい、坂本龍馬像を拝んでから浜辺に出て土佐の荒海を眺める。疲れがたまっていたけれど、すごくリフレッシュされた気分。 海を眺めた後は闘犬をはじめて見学。試合が始まっても闘う2匹がなかなか戦闘態勢に入らない。どちらも本心は闘いたくないといった様子がありあり。観ていてせつなくなってしまった。 夜は明日のイベントでも共演予定のローローズのライブにヤンシーと伴に飛び入り。ドラムとギターは元サウス.トゥ.サウスの元木五郎さんとくんちょうさん。ベースは地元高知の重鎮ジュリアンさん。 サウス.トゥ.サウスと言ってもご存知でない方が多いと思うけれど、憂歌団やウエストロード.ブルース.バンドと伴に’70年代半ばに起こった関西ブルー スブームの中心的な存在で、上田正樹さん、藤井裕さん、そして自分の師匠のような存在の有山じゅんじさん等も在籍していたバンドなのだ。 ロー ローズのグルーヴは素晴らしかった。年季が入り方が違うのも確かだが、この人達はもうずっと前から、こういう素晴らしいグルーヴを獲得としていたのだろ う。ある種の音楽に対する愛情と理解の深さがなければこういう乗りはでない。演奏曲のほとんどがソウル、ブルースのカヴァー。 ローローズのメンバーにとってそれらは、クラシックならショパンやベートーベン、モーツアルトにあたるような楽曲なのだろう。 くんちょうさん や、ジュリアンさんの演奏を聴いていると“邪念”や“我”といったものを感じない。「自分らしくあろう」とか「個性的であろう」という気負いもなさそう。 結果、奏でる音、その佇まいから、それぞれのパーソナリティーがにじみ出ている。くんちょうさんが歌う「Love me tender」は、くんちょうさんにしか出せない深い味わいがあった。 これも1つの音楽の姿。自分はくんちょうさんのようにはなれない。多分これからも手探りのまま、葛藤を残しつつ、真面目に不真面目に、欲深く、音楽と付き合ってゆくだろう。それも1つのやり方。けれど、ローローズの皆さんが奏でる音楽が持つ美しさは忘れたくないと思う。 楽しいセッションだった。 セッションの後は、町田さん、森田君、ヤンシーらと居酒屋へ。カツオの塩タタキ、焼きサバ寿司、ドロメ等土地の食べ物を色々と。 | |
★横綱入場 | |
★桂浜、坂本龍馬像の前でヤンシーと。 |
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