初の道北、色々とぶらつきたいから、今回はスケジュールに余裕を持たせた。翌日が利尻島でライブなのだが、せっかくなのでこの日はフェリーで礼文島にわたることにする。 ホテルをチェックアウトした後、フェリーに乗る前に、タクシーに乗って、運転手さんに1時間ほど稚内を観光案内してもらう。とても気さくで乗りのよい運転 手さんで、観光スポットで下車する度に色々と説明してくれて、率先して記念写真も撮影してくれる。おかげでいい時間を過ごせました。 運転手さん にフェリー乗り場まで送ってもらって、予定通り礼文島行きもフェリーに乗船。天気は晴れのち曇りだったけれど、フェリーから、雲が完全に晴れた状態の利尻 山を眺めることができた。これが素晴らしい美しさ。けれどデッキから利尻山の景色に見とれているうちに気づけば船酔い。 約2時間かけて礼文島に 到着。まずは宿泊先を探そうとフェリー乗り場の観光案内所に向かったら、閉まっていた。嫌な予感。観光案内パンフレットを見つけて、適当にホテルに電話し てみたらどこもやっていない。売店のおばちゃんに聞いたら、観光シーズンが終わって、島の宿泊施設はすべて昨日で休館とのこと。まじっすか! ど ないしょ!と焦って、急遽利尻島に前乗りすることに決める。しかし、利尻島行き最終便フェリーは、乗船を終え、今まさに出発しようとしているところ。チ ケットを買う時間もなく、大慌てでフェリーに向かい、事情を話して車乗り場の方から乗船させてもらう。危機一髪。礼文島滞在時間15分弱でした。 約40分で利尻島に到着して、まずは宿泊の確保。こちらも観光シーズンは終わっていて、予約したホテルも宿泊できるのは明日まで。 明日はSさんの紹介で写真家松井先生のギャラリーでの演奏。知り合いを集めてのプラベートなライブなので、公に告知はしなかった。この日の夜は松井先生の 自宅でお酒と料理のおもてなしを受ける。予定を変更して、いきなりの前日訪問にもかかわらず、快く迎えいれてもらった。 千葉出身の松井先生は、学生の頃に利尻島に訪れたのがきっかけで、この島に魅了され、通い続けていたのだけれど、10数年前に移住されたそう。利尻の自然、四季をおさめた先生の写真は本当に美しい。 夜が更けて来たら、先生のなじみのスナックへ場所を変える。そのお店のママさんは、日系ブラジル人。雪がみたくて日本に来て、そのまま住み着いてしまい、 利尻に流れ着いたそう。"何で、こんな寒さの厳しい物悲しい北の果てへ?”と思ったけれど、それは聞かなかった。人それぞれ、ほんといろんな人生がある。 そのことを実感できるのが旅の醍醐味の一つ。 | |
★フェリーのデッキから利尻山を撮影。 |
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