東京 吉祥寺Star Pine's cafe ソウル.フラワー.アコースティック.パルチザン 中川敬(vo,g,三線)/リクオ(key,vo)/奥野真哉(key) ツアー最終日。疲れがどっと出て、体がだるく熱っぽい。 リクライニングのないハイエースに乗っての移動はちときつかった。でも車内で皆で音楽聴いたりする時間は楽しかったなあ。まあ、自分は大概車内で寝てばっかりやったけど。 移動中にでオレが流していたジェリー.リー.ルイスの去年出た新譜とライ.クーダーの70年代の音源を中川君がかなり気に入っていた様子だったので、昨夜 部屋に戻ってからCDRに焼いて今日のリハの前に中川君に手渡す。CDRの容量が余っていたので、日本の若いミュージシャンの音源も同じCDRに入れてお く。 開演直前には、体もしゃんとしてきてスイッチが入る。客席前方にとても乗りのよい女の子がいて、その子の歓声が自分の気持ちを多いに奮い立たせてくれた。歓声と拍手って、ほんと勇気づけられる。 今回のツアーでオレが歌うナンバーは、お客さんがコーラスと手拍子で参加する曲が多かった。そういった曲で嬉々としてお客さんにコーラスを促している中川 君を見ていると、やはり年を重ねて彼もかなり変わってきたんやなあと思う。みんなぼちぼちやし、かっこつけてもしゃーないやん!って感じ。 オレ も中川君も奥野君もミュージシャンでありつつ、常に芸人であることを目指しているんだと思う。芸術家は目には見えない何かと繋がろうと手探りを繰り返すけ れど、芸人は目の前のお客を巻き込んでなんぼである。目に見えない何かと同時に、目の前のお客さんとも繋がろうとするのがミュージシャンの性である。少な くともオレはそう。 寅さんみたいな哀愁のある芸人がいいなあ。「笑いに」の中に「せつなさ」があるのがいい。そして「せつなさ」の中に「笑い」があれば救われる。 アコパルのツアーは、ステージもオフステージも含めて「芸人修行の旅」という気がする。「芸は身を救う」に違いない。 ライブ前より、ライブ後の方がずっと元気になった。 夏のアコパル.ツアー終了。 旅は続く。 | |
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