2007年6月10日日曜日

徳之島ブルーズ

徳之島 MAC
 日中は亀津界隈を散歩。蒸し暑い。
 徳之島は奄美大島とは街の雰囲気がかなり違う。
 シャッターのおりた店も目 立つ、静かな商店街。雨風に蝕まれて、あちこちがひび割れ、みすぼらしく老朽化したコンクリートの建物。街全体に場末のひなびたけだるさのようなものを感 じる。自分のような通りすがりの人間にとっては、そのみすぼらしさやけだるさが心地よかったりする。
 徳之島ではカフェとかファーストフード店を 見かけない。ファミレスも島に1つしかないそう。時々みかける喫茶店も、ちょっと入りづらい。ゲーム機とか入ってそうな感じ(確認してないけど)。人口2 万人台の島にサウナが何軒もあるのも不思議。サウナ&喫茶なんて看板も見かけた。島の人達の気性は奄美大島に比べるとかなり荒く、義理人情に厚いそう。確 かに見た目喧嘩強そうな兄ちゃん、おっちゃんが多い感じ。
 ライブ会場のMACは、どこかうらぶれたニオイのするブルースバー。すねに傷持つワケありな人種が集まりそうな雰囲気。
 山形から船に乗って徳之島にたどり着き、50歳を過ぎてから、タイで性転換手術をうけて女性になったKちゃんが、大阪のおばちゃんなみのパワーを持つSちゃん、ダイナマイトボディーでシングルマザーのMちゃんらが去年に続いてライブを観に来てくれる。
  マスターの豊嶋さん率いるブルースバンドによる演奏が30分程行なわれてから、オレの出番。場の雰囲気に流されて、ブルージィーな曲を中心に演奏。それが はまった。クールかつワイルドな演奏。徳之島とMACの空気感が、ある種の感覚を呼び覚ませてくれた。やっぱり、あんまりマイルドにまとまっても、おもん ないもんな。

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