自分には広島サミットの正否を一刀両断することはできない。いくつもの成果があったのかもしれないけれど、判断しきれない。
ただ、原爆が投下された広島という地で、核保有が正当化されることや戦地への戦闘機投入が決められてゆくことへの心の痛み、もどかしい矛盾を忘れずにいたいと思う(自分自身も矛盾を抱えている)。
平和記念公園を訪れた各国首脳は何を感じとったのだろう(ウクライナのゼレンスキー大統領の演説の中の『歴史という石に、影のみを残すことになるかもしれない国』という言い回しは、直前に平和記念資料館で見た「人影の石」を念頭に置いたもののようだ)。特に広島に原爆を投下した当事国アメリカのバイデン大統領のコメントを聞きたかった。
広島サミットを通して、日本だけじゃなく世界が大きな流れに飲み込まれようとしてる、いや既に飲み込まれているような不安を感じた。
立ち止まって振り返り内省する時間の大切さをあらためて思う。
広島の悲惨が繰り返されないことを願うと同時に、ウクライナからのロシア軍完全撤退を前提とした早期の停戦を心から願っている。
悲惨は今現在も続いている。
ー 2023年5月23日(火)
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