2004年2月21日土曜日

2/21(土)

正午前に通販で注文していたクローゼットが部屋に届く。業者の人に組み立ててもらった後、夜まで部屋の掃除、整理、配置変え。
 最近、部屋の掃除と資料の整理をこつこつと続けているので、前よりは部屋がすっきりして生活しやすくなった。それでもまだ、物が多すぎる。
 放っておくとどんどん増えてゆくので、これからは必要以上に物を増やさず、不必要な物は思いきって捨ててゆくつもり。
 あれもこれもと手をだし、無造作に傍に置いて積み重ねて行くことで、かえって大切なもの、本当に必要なものが見えなくなってしまうことがある。もう少し心の風通しをよくしようと思う。
 夜にNHK教育で沖縄出身の詩人、山之口獏のドキュメンタリー番組を興味深く観る。
 大先輩のシンガーソングライター、高田渡さんも番組に出て、オレの大好きな「生活の柄」を歌った。この歌は山之口獏の詩に渡さんが曲をつけたもの。「歩 き疲れて草の上で寝てしまった」という歌の情景は、湿り気がなく、懐かしい自由にあふれている。演奏は力強く、ポップだった。番組では病院から退院したば かりだと話していたけれど(渡さんは酒が主な原因で、近年入退院を繰り返している)、去年、大阪でお会いした時より、かなり元気そうに見えた。
 渡さんは実年齢よりずっと老けて見え、見た目はおじいさんだが、実は体力はかなりある方だと思う。渡さんと握手すると、いつも力強さが伝わってくる。
握力は相当強いんじゃないか。体力があるからあんなむちゃな飲み方ができるのだと思う。
 オレは随分前にツア-先で、泥酔した渡さんをホテルまでおぶって帰ったことがある。次の日の朝に渡さんからオレの部屋に電話があり、部屋に呼ばれてお邪 魔したら、テーブルにサントリーウイスキーの角瓶が置いてあって、既に、ちびちびとやっておられたのを覚えている。その時に渡さんが聞かせてくれた話はと ても面白かった。

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