2005年9月9日金曜日

9/09 (金)

長野市 ネオンホール
共演:タテタカコ/荻原嵩弘&矢島リョウ他
 長野は心地よく晴れる。吹く風が心地よい。もう夏は終わっている。
 ネオンホールは1年4ヶ月ぶり。その間に、Tちゃんのお腹には赤ちゃんができていた。Hちゃんも来年あたり結婚を考えているそう。Aさんは結婚して子供が生まれたとのこと。S君ももう35歳で、若い世代とのギャップを感じ始めているとのこと。
  時は流れて行く。当たり前の事なのに、どこかで25歳のままの自分は、少し戸惑いを覚える。鬼ごっこの鬼のまま、振り向けば夕暮れで、友達はみんな帰って しまっている、寺山修司がそんな描写をしていた記憶がある。取り残されたような寂しさや不安を自分もふと感じたりする。
 タテタカコさんとの共演は楽しみにしていた。ある時ラジオから流れる聴き慣れない声に惹かれるものを感じた。ピアノの弾き語りだったと記憶している。曲名は忘れてしまったけれど、DJが歌い手の名前をタテタカコと言っていたのは覚えていた。
  初めて会ったタテさんは、少しシャイそうなイメージ。ステージで弾き語るタテさんの声を聴いて、聖歌隊で歌う少年のようだと思った。でも歌にはおどろおど ろしさを含んだ女性の生理のようなものを感じた。吸い込まれるというか、引き込まれるというか、引っ張られると言うか、意味を越えたもっと深いところに触 れてくる、怖さを含んだ音楽。とにかく上辺でない。
 一時期は引きこもりだったというタテさんは、基本的に明るく素直な女性だった。底を蹴り上げた人は、前向きになるのだと思う。彼女の目の輝きに、瑞々しい生命力を感じた。
★リハの後善光寺近辺を散歩。仁王門を撮影。

★知り合いのやってるカフェで一服。懐かしくて落ち着ける空間。

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