2008年12月17日水曜日

ローカル性についてーHOBO JUNGLE TOUR 終了

福岡 ROOMS
「THE HOBO JUNGLE TOUR 2008」
【出演】山口 洋(HEAT WAVE)&リクオ

 ライブ会場のある天神界隈は不況など感じられないくらい活気に満ちていた。古い建物は姿を消し、街並は立ち止まることなく様相を変え続けているように見える。雑踏に身を置いていると、博多にいるのか東京にいるのかよくわからない気がした。
  この日は、ライブも東京でやるときの雰囲気に近かった。良い悪いの話ではないのだが、地方でやるときに感じる客席の身内意識のようなものが希薄だった。ま ず距離感、隔たりが存在して、ステージを進めてゆく内にそれらが縮まったり、取っ払われてゆく感じ。色んな意味で博多は都会なんだな思った。
 ステージの途中で客席を少し明るくしてもらった。客席の笑顔を確認しつつ、そのずっと先の世界もイメージしながら演奏した。
 最初からではなく、色んな手を使いながら次第に客席を掌に乗せて行く、そういうプロセスを楽めるステージだった。どんなときも遊び心が大切。

 この日も、地元の人達との打ち上げでは、九州人の強力なローカル性を感じた。それは面倒くさくも愛すべき要素だと思った。
 これからは行政レベルだけでなく、それぞれ個人がローカル性を大切にするような時代に向かうべきだと思う。
 ヒロシと九州をツアーして、地元のローカル性が彼のメンタリティーに多大な影響を与えていることを実感した。

 これにて「THE HOBO JUNGLE TOUR 2008」終了。

 で、2日後には東北ツアー。

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