2003年7月12日土曜日

2003年7月12日(土)串本 潮岬病院

曇り時々晴れ。
午前11時、串本駅に到着。
串本は本州最南端に位置する海沿いの町である。台風が本州に上陸するときに、よく串本の沿岸からテレビ中継が入るので、名前だけは知っているという人が多いかもしれない。
このあたりはテ-ブル珊瑚の群棲地で、海は透明度が高くて、美しい。ダイビング、フィッシング、ホエールウォチングができ、橋杭岩、潮岬灯台などの景勝も多い。少し足をのばせば、熊野那智大社や那智の滝があり、温泉街でもある。
非常に見どころ、楽しみ所の多い場所なのだ。
今日は潮岬にある精神病院で知的障害を持つ患者さん達の前で、音楽療法の一環として演奏する。
今日のライブをブッキングしてくれた岡野さんは、開演前まで、患者さんを前にして、オレがうまく対応できるのか心配している様子。オレは前にもこういった患者さん達の前で演奏する機会があったので、そんなに不安はなかった。
今日は、手拍子やコール&レスポンスなどで、なるべく患者さんに参加してもらえるよう、ビートのある曲を中心に選曲する。
途中から患者さん達にタンバリンとカスタネットをくばってもらって、演奏中、好きに叩いてもらう。みんな、ほんまに嬉しそうに参加してくれた。
特に「ミラクルマン」の大合奏が面白かった。みんなそれぞれが好きに叩いていて、リズムはばらばらだったりするのに、ちゃんと一体感とグルーヴがある。グルーヴとは「高揚感」、「ときめき」なんだと実感。

★ ライブ風景。

3時前にはライブが終わったので、その後ホテルにチェックインして、夜の会食までゆっくりする。
宿泊先のロイヤルホテルは丘の上にあって、部屋のベランダからは紺碧の大海原を見下ろすことができる。左手には橋杭岩、右手には大島がみえる絶好のロケーション。
さっそく1階にある温泉につかる。
露天風呂から大平洋をながめながら、ゆっくりと湯につかる。

★ホテルの部屋から撮影。

夜は院長先生、岡野さん他、病院の職員の皆さんと会食。
潮岬病院では年に3回はこういうライブを企画しているそうだ。
音楽療法は患者さんにとても効果があるとのこと。
ある職員の方から、いつもは無口な患者さんが今日のライブの後に、とてもよかったと弾けた表情で嬉しそうに話していたと教えてもらい、嬉しくなる。岡野さ んからは今までの病院のライブの中で一番、盛り上がったと言われる。夜中に部屋に戻って、また湯につかる。


 ★ 鯨の刺身をいただきました。美味しかったあ。

0 件のコメント:

コメントを投稿