2010年3月21日日曜日

水戸の縁

 この日は数万人が集まる大規模なコミケが水戸で開催されるといことで、キャリーバックをひいた女性やオタクっぽい男性、コスプレした人達らで街は多いに賑わっていた。

 2年半前に水戸でライブをやらせてもらったときはお客さんがあまりにも少なくて、正直、当分の間この街に戻って来くことはないだろうと思った。ところが そのわずか半年後に、再び水戸でライブをやらせてもらうことになった。しかも今度は満席になった。ライブを主催してくれた甲斐君は、その半年前の水戸ライ ブの数少ないお客さんの一人だったのだ。
 この日の水戸ライブも甲斐くんの主催。今年はあらたなスタッフとしてナオキ君が加わった。普段は介護の仕事をしているそう。話をしてみて、彼が志と夢を持って仕事をしていることが伝わって、こちらも嬉しくなった。
 去年同様、グランドピアノの上には満開の桜が飾られていた。自分のオリジナル曲「はかめき」にインスパイアされた甲斐くんの演出である。
 去年に続いて客席は満席だった。客層はさまざま。年齢層も幅広かった。こういう客層、そして宴会のようなライブの盛り上がり方は地方ならではだと思う。都市部にはない身内意識がこういう開放的な乗りにつながるのだろう。
 まだライブマナーをよくわかっていないお客さんもいたけれど、甲斐くん、ナオキくん等が地元の人達とのネットワークを拡げながら、こういった音楽イベントを継続してゆけば、さらに素敵な場が生まれて行くと思う。

 打ち上げは野郎ばっかで、なんだかまじめな話が主になってしまったけれど、まあそれもありやね。

 水戸に呼んでくれて心から感謝してます。これからもよろしく。



ただこの日は、客席がよく盛り上がってくれるのはいいのだけれど、じっくりと歌を聴こうという集中力は低かった。ライブ後半は泥酔してライブマナーに欠け るお客さんも出てきた。宴会乗りのライブは得意な方だと思うけれど、この日は安易にそちらの方向に流れないよう心掛けた。

主催してくれた甲斐くん、ナオキ君にとっても課題の残るライブになったとのこと。その話を聞いて、次につながる1日になったんじゃないかと思った。

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