2003年12月9日火曜日

12/9(火)名古屋 得三 昇る夕陽

出演:リクオ、ハシケン、サンタラ
今日も共演者のステージをなるべく観るようにした。オープニングをつとめてくれたのは、年明けにメジャーデビューが決まっている男女アコースティックデュ オ、サンタラ。始めてライブを観させてもらったのだけれど、演奏、歌、曲どれも良かった。特に歌。ブルージィーでいて、おしつけがましくなく、透明感のあ る声の響きと表現が印象に残った。彼らは今も地元山梨に住みながら活動していて、デビュ-後も自分達のペースを維持するために、当面は山梨から離れるつも りはないそう。彼らの音楽センスは素晴らしいと思う反面、音楽と自分自身との冷めた距離感に少し違和感を覚えた。彼らが元にしているサウンドの多くが、個 人的なことを歌った生々しい音楽だったから、余計にそう感じたのかもしれない。表現者には「恥じらい」が必要だと思う。彼らはそれを自覚している。そこに センスの良さも感じる。けれど恥をも覚悟で表現する気概が人の心を揺さぶると思うのだ。打ち上げで話をしてみると彼らもそこにジレンマを感じている様子 だった。向かっている方向はきっと同じなのだ。とにかく今後がとても楽しみな二人だ。ハシケンのサポートもやっているパーカッションの朝倉君が、たまたま 今日サンタラのサポートで来ていたので、急遽ハシケンと朝倉くんが数曲セッションする。二人ともええ感じ。とても刺激になった。今日の調子は自分では最高 だった。どんどん高みに昇ってゆく感じ。まだまだ先に行けると実感。諸々のストレスもステージに上がれば昇華される感じ。最近の自分は本当、ライブに救わ れている。ということは来てくれるお客さん、関わってくれる関係者の人達にも救われているということでもある。
パーカッションの朝倉君には自分のステージでもラストの「パラダイス」で急遽カフォンを叩いてもらう。これがすごく良かった。心地よいグルーブを維持しながら、互いに触発しあい、素晴らしい高揚感を共有できた。ぜひまたやらせてほしい。
ハシケンとの「ソウル」は今夜も最高だった。

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