2021年4月7日水曜日

変化を楽しむ


コロナの出現は人間活動が原因だとの指摘がある。

長崎大熱帯医学研究所の山本太郎教授(国際保健学)によれば「自然破壊や温暖化で野生動物が追い詰められた結果、野生動物と共存していたウイルスは行く場所を求めて人の社会に入り込み、密集した都市から世界の隅々へとあっという間に広がった。現代社会は新型コロナウイルスにとって格好な条件」なのだそう。

氏によれば、ほとんどのウイルスは人と共生して何もしないか、むしろ役に立っているとのこと。例えば、二酸化炭素の循環や雲の形成にウイルスがかかわっているという研究結果もあるのだそう。
コロナの世界的な感染拡大が、地球の生態系を破壊し続ける人類自身によってもたらされたものならば、この状況は一つの警告としてとらえるべきなのかもしれない。

ワクチンには期待するけれど、それが根本的な解決にはならないと考えた方がよさそうだ。状況を変えてゆくには、デフォルト解除して自分の意識も変えてゆくべきなんだろう。
人類に変化が起きなければ、今後さらに強力な感染症がひろまる可能性だってあるのかもしれない。個人的にも、何を変えて何を守るべきかを見定めてゆきたいと思う。

ドラスティックな変化を強いられることへの反発やしんどさも感じるけれど、1年を超えるコロナ禍の経験によって、変化を受け入れて楽しむ自信が少し持てた気がする。
厳しい状況が続いているけれど、嫌なことばかりではなかった。
この経験をこれからに生かしたい。

ー2021年4月7日(水)

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