20周年イベント「ホーボー・コネクション」の準備に追われる毎日。この日は朝から夕方迄コード譜を書き続けた。30数組のゲストを迎えてのイベントというのは思いの他大変だなと今更ながら実感している。
公には告知していなかったのだけれど、この日の夜は自分が暮らす藤沢の行きつけのミュージックバー、サウサリートで弾き語りのライブをさせてもらった。
年中ツアーに出ていると、数週間ツアーの間が空くだけで、なんだか体がなまってくるような、むずむずしてくるような感覚がある。ここ最近はイベントの準
備で雑務に追われ、前売り状況を気にしてやきもきしたりと、少しストレスがたまりがちだったせいか、久し振りのステージは思った以上に解放感があった。そ
れに、かなりの集中力で演奏できたことも収穫だった。
デビュー当時の曲から、普段は演奏しないカヴァー曲まで、たくさんの曲を演奏した。会場の雰囲気は最高だった。地元の知った顔も多数。
アンコールが終了直後、マスターのジョージさんからCDデビュー20周年を祝ってお花をプレゼントされた。その際、ジョージさんから、まだプレゼントがあるので、しばらくその場にとどまるように言われる。
何が始まるのかと戸惑っていたら、ライブを観に来ていた鍵盤奏者の杉山睦美さんが自分の席を立ってピアノの前に座り、「アイノウタ」のイントロを弾き出
した。そのピアノに合わせてジョージさんがカウンター内でカフォンを叩き始める。今度は、客席後方のカウンターに座っていた鎌倉でケーキ屋を営むS君が立
ち上がって、お客さん全員に向かって指揮を取り出して、その場にいた皆が「アイノウタ」を歌い始めた。わお!ゴスペル教会の合唱みたい。
思いがけないサプライズプレゼントだった。ジョージさんが、メール予約したお客さん全員に前もって連絡をして、開演前にこのサプライズの練習をばっちり行っていたのだそう。
歌の後は今度はケーキのプレゼント。
ほんとに感激した。
この街に越してきてよかったなあと思う。
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