ソウルフラワーユニオンが中心になって企画するコンピレーション・アルバムに参加するために、曲を書き下ろし、その曲を先週山本さんのところでピアノの弾
き語りで録音した。この日は錦織さんのところで、その弾き語りに歩ちゃんのチェロの被せ録りを行い、その後すぐにトラックダウンをやった。今回の録音は予
想以上に成果があった。
ヴォーカルテイクは今までの録音の中で一番ニュアンス、色気出ていると思う。トラックダウンの途中でヴォーカルにかけていたコンプレッサーを完全になく
してもらった。ピアノにもかけなかった。フェイダーの書き込みも一切なしにした。ようするに素の音である。それがよかった。
録りの段階から、部屋鳴り、空気感を生かすことに重点を置いて、工夫した結果、ライブの時に近い質感とグルーブを、録音でやっと再現することができた気がする。歩ちゃんのプレイも良かった。
今までのレコーディングに対して、常に抱いていた疑問と不満が、一つ解決した気がする。結局、自分の感性を最後まで信じればよいのだ。
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