2008年11月23日日曜日

函館前乗り

 ホテルをチェックアウト後、三角山放送局のSくんとHくんが市内にあるオススメの蕎麦屋へ連れて行ってくれる。これがホントうまかった。
 2人に札幌駅まで送ってもらって、汽車(北海道ではJRを汽車と呼ぶ)で函館へ。乗車時間3時間半。思いのほか遠く感じた。東京から岡山くらまで行けるなあ。疲れた~。函館寒!
 明日のライブの主催者である浜野夫妻が駅まで迎えに来てくれて、そのまま市内にある温泉まで連れて行ってくれる。タオルとバスタオルも用意してくれていて、気が利くなあ。ここの温泉、室内風呂と露天風呂、それに水風呂とサウナが2つあって420円って、安過ぎやろ。
 風呂上がりのコーヒー牛乳最高。
 で、その後、2人が連れて行ってくれた居酒屋がまた美味かった。話も弾んだなあ。
 2人は福祉の仕事をしながら、家の近くの“panの森”と名付けられた畑で有機栽培の野菜をつくっている。ここでとれた野菜のニオイ、味は格別だ。
  食の充実って、ほんま大切やよなあと思う今日この頃。酒の席で、日本の食料自給率のことが話題になる。現在の日本全体の自給率は40パーセントを割ってし まっている。昭和35年当時の時給率が79パーセントで現在のほぼ倍だから、この半世紀の間に急激に自給率が落ちたことになる。これって、ものすごく深刻 な問題だと思うのだ。
 県別の食料自給率を調べてみると実は北海道がダントツ一番で100パーセントを裕に越え200パーセント近い数字になる。ちなみに東京はたった1パーセントである。
 日本の中でも特に景気の悪さが目立つ北海道ではあるけれど、この数字だけを見ると、今後、輸入頼みの食料事情と景気の悪化がさらに進んで抜本的な構造改革や価値感転換の必要に迫られたとき、北海道の時代が来るのではないかと思ったりもする。
 福祉にも関わっている浜野夫妻からは、介護の現場の厳しさや深刻な高齢者問題の話なども聞かせてもらう。こういう話が世襲の政治家には届いているのかな。
 今年宮古島に行ったときに地元の人達から、「この島では月給10万前後が当たり前で、15万円を越える人は少数だ」という話を聞いたのだが、その話を浜野君にしたら、「函館もそんなに変わらない」と言われる。

 この日は浜野夫妻宅に泊めてもらう。

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