2002年6月10日月曜日

2002年6月10日(月) 伊勢・カップジュビー VS 外村伸二

この日共演する外村はこのお店のマスターで学生時代からの音楽仲間。 学生時代に彼といっしょにはじめたロック.バンドが俺の音楽キャリアの一つの 出発点になった。当時は彼が歌とギターで、俺はキーボードのみを担当してい た。出会ったその日に彼が貸してくれたドクター・ジョンのアルバム「ガンボ」 がその後の俺のピアノスタイルに多大な影響を与えた。それから彼の6畳間の 下宿に通 いつめ、いい音楽をたくさん教えてもらった。 卒業後、外村は俺より先に上京して音楽キャリアを重ねた。そしてヴィヴィッド からソロアルバムをリリース。そこではデビュー前のつたない俺のプレイも聴 くことが出来る。
紆余曲折あって、結婚し、子供も生まれて2年前に彼は故郷の伊勢に店を構え た。
カップジュビーには街の音楽好きやくせのあるちょっとした変わり物が集まって くるようだ。外村は10代の若いバンドボーイ達からも慕われている様子。彼等 はコーヒー一杯で旅人気分を味わうためにカップジュビーに集まってくるのかも しれない。俺が外村の下宿に通ったように。 この日は他にも思わぬ再会が。
大学時代に俺と外村が所属していた軽音楽部の先輩、現在大阪在住のM さんが ひょっこりお店に顔を出したのだ。俺の方は昨年Mさんと10数年振りの再会を 果たしていたのだが、外村の方はMさんが卒業して以来の再会。 Mさんがこの日現われた理由はよく知らないけれど、何かを確かめに来たんやろ な。
久し振りに外村の歌を聴いた。ブルースに憧れていた少年がブルーにこんがった りしながら時を経て、憧れじゃないブルースをこの街からマイペースで歌ってい た。 色々あるんやろうけれど奴も嫁さんも子供も元気そうだった。 またの再会を約束して次の街へ。

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