2003年5月24日土曜日

2003年5月24日(土)タイトル:仙台百歌

午前7時56分の新幹線に乗って、仙台へ。
そこから車で30分かけてキリンビール仙台工場へ。
明日、ここで開催される野外イベント、キリンフェスティバルに出演させてもらうのだが、今日はその告知も兼ねて、TBCラジオの公開生放送で2曲歌うのだ。
リハーサルのあと楽屋に戻ったら、工場でとれたてのキリンラガーと生搾りの差し入れが。これが普段口にしているものより確実に美味しい。
ついつい、ぐいぐいといってしまう。
ラジオ収録を終えて、2時15分頃、ビーブベースメントシアター入り。今日は「仙台百歌」というイヴェントに初参加させてもらう。橘いずみちゃんとは互い が学生時代からの知り合いなのだが、彼女がデビューしてからは一度も会う機会がなかった。多分,10年振りぐらいの再会。デビュー前の彼女は大阪十三にあ るライヴハウスで働いていて、ライブ中はいつもカウンターの辺りで、お客以上に飲んで騒いでいたのを覚えている。
オフ.ステージの雰囲気は昔と変わらなかったけれど、ステージ上の彼女は、毅然としていて、歌い続けてきた自身と貫禄を感じた。声の説得力が素晴らしかった。
開演前の楽屋では建樹くんと色々、話をする。彼は所属していた事務所から独立して新たなスタートを切ったばかり。似たような経験を自分もしてきているので、微力ながら役に立てることがあればと思う。
彼は現在、アルバム製作中。かなりの自信作の様子。
今日のイヴェントは自分のためにお膳立てされたような感じだった。出番は最後。
30分の短いステージだったが、リクオの王道と言える選曲でのぞむ。
開演から出番まではなるべく、客席後方から他の出演者のパフォーマンスや客席の様子をうかがうようにしていたのだが、割と淡白にステージは進行していっ た。お客さんは好意的に楽しもうとしているにもかかわらず、盛り上がりきれない様子。これはオレが持って行ってしまうなと思った。
予想通り、自分のステージが始まったら、ためていたパワーが弾けたみたいに客席は盛り上がった。3人の出演者がMCで、今日は東京に日帰りすると発言して いたので、これはおいしいと思い、自分のステージでは「今日は仙台にとどまって、飲みます!」と宣言したら、案の定、大受けであった。
今日のライブにかける意気込み、覚悟、モチベーションの高さが、他の出演者とオレでは明らかに違った。お客さんは、敏感にそのことを察知したと思う。
後で、このイベントでアンコールがあったのは初めてだと、スタッフの人から教えてもらう。
イベントの途中で帰るお客さんは一人もいなかったそうだ。これはイベントにお客さんがついているからだ。
このイベントに関わっているスタッフの人達は、とにかく熱い。イベントに対する思い入れが皆、とても深い。打ち上げは毎回、朝までスタッフ同志の討論になるそう。
そういう現場に自分がいられることは嬉しい。そんなスタッフの心意気と期待が、自分のモチベーションをあげてくれるのだ。

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