おのずと、ストリングス.カルテットの4人には、大きな負担をかけることになった。特にアレンジも担当してくれた歩ちゃんと阿部美緒には、相当な無理をお願いした。
限られた時間の中でレコーディングがスムーズに進むよう、2人ともしっかりと準備を整えてレコーディングに望んでくれた。忙しいスケジュールの合間をぬっ て、アレンジをつめたり、4人分の譜面を書いたり、寝る間を惜しんで直前までやれるだけの準備をしてくれていたのだと思う。
この日は5曲録音。 4曲目あたりから、4人に疲れの色が少しづつ見え始めてきた。けれど、誰も泣き言を言わず、気力でベストを尽くしてくれた。彼女達の音楽と仕事に対するプ ライドをすごく感じた。4人が演奏している姿は、美しく、かっこよかった。とてもいいテイクが録れた。アレンジも演奏も素晴らしかった。
今回のアルバムは“さまざまな才能とのコラボレーション”の要素が強い。結局自分一人の才能なんて知れているのだ。自分の才能の引力で、いかに他の才能を引き寄せ、引き出し、組み合わせるか、それが今回のアルバムの成功の鍵の一つだ。
★ウコンの力を飲んで気合い入れる歩ちゃん
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