2008年4月29日火曜日

ひとみとしずかに見守られ

広島 ヲルガン座
「THE HOBO JUNGLE TOUR 2008」
【出演】山口 洋(HEAT WAVE)&リクオ
 朝方までミックス作業をやっていたので湘南に帰れず、品川駅近くのカプセルホテルに泊まって、午前10時過ぎの新幹線に乗車。新横浜で山口と合流して広島へ。
 ホテルではほとんど眠れなかったのだが、車中も一睡もせず山口と色んな話をする。レコーディングのミックス作業を終えた充実感と興奮でスイッチが入りっぱなし。

 広島は初夏を思わせる陽気。駅まで主催者のボンバーとYちゃんが迎えに来てくれて、そのままFM広島へ行き、生番組に出演させてもらう。この日のライブのプロモーションのためにボンバーがブッキングしてくれたのだが、チケットは既にソールドアウト。
 番組内で、6/25発売予定、マスタリングを終えたばかりのシングル曲「アイノウタ」を初オンエアーしてもらう。うん、抜けがよい。いけてるわ。

  ライブ会場のヲルガン座は、今年の2月にオープンしたばかりのライブ.カフェ。既に、染み付いた味わい、佇まいがあって、初めて来た場所にも関わらず、居 心地がよかった。アコーディオン奏者でもある店主のいずみさんを含め、お店のスタッフは女性ばかり。この日、ボンバーが集めたライブ.スタッフも女性ばか り。いいじゃありませんか。
 ステージ前方の両壁にはなぜか鹿の首から上の剥製が飾られていて、山口がしきりにそれを気にしはじめる。剥製が大変苦手なんだそうだ。彼のステージ上の立ち位置だとちょうど鹿さん2匹に挟まれて、見つめられた状態。そらネタにせな。
 2頭の鹿さんはライブ中も表情一つ変えず、山口のパフォーマンスを見守り続けた。山口はライブ中、下手側の鹿さんに「ひとみ」と命名。ピアノ寄り上手側の鹿さんは、オレに命名してほしいと言うので、即座に「しずか」と命名。
 苦手なもんもネタにすれば、乗り切れる。ひとみとしずかに見守られる中、ライブは理想的なエネルギー循環の場となった。自分はレコーディングに一区切りつけることができた開放感のせいか、後半暴走気味に盛り上がる。
 ライブが終わって楽屋戻ったら、どっと疲れが出で放心状態。「なんでここまでやってしまうんやろう?」と思う。

 打ち上げの2次会は、アコパルの広島ツアーでもおなじみの例の店へ。ここの盛り上がりはやばいんである。オレは前の店で既にろれつが回りにくくなっていて、終わりかけていたのだが、この店に来るとなかなか終わらせてもらえないんである。
 ほどなくしてボンバーがDJブースへ。ミラーボールがあやしく回るフロアで「アイノウタ」が響き渡る。酔いのせいか、気恥ずかしさもなく、すこぶる心地よい。いいグルーヴ。
 この後自分は完全に酔いつぶれてしまい、M君や山口の肩を借りて帰るはめに。
 燃え尽きました。

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