2008年5月1日木曜日

緊張と開放

大阪 シャングリラ
「MUSIC DAY 2007 in OSAKA」
【出演】リクオ/山口洋(HEAT WAVE)/中川敬(ソウル.フラワー.ユニオン)/大柴広己
Opening Act/THE 40s 
 この日のお客さんは、ある種の緊張感がもたらす開放感を堪能したんではないだろうか。
 中川敬が登場した時点で、会場の空気が完全に変わった。やっぱり存在感が全然違うんである。それまでの出演者とは、お客さんに対する、音楽に対する、表現に対する向き合い方、覚悟の決め方がはっきりと違う。
 中川君が1人で三線の弾き語りをするところを初めて観た。とてもいいつかみになっていた。あのスタイルも続けてほしいと思った。
 最後はオレと山口洋と2人でしめる。山口は緊張感を放出しながらも、どこか包容力を感じさせる演奏。なれ合いではないコミュニケーション。いろんな出来事、要素がステージで昇華されてゆく感じ。
  この日、自分は山口洋、中川敬それぞれとセッションしたのだけれど、3人が同時に同じステージでからむ場面は、アンコールでの大柴君も交えたセッションの みだった。けれど、同時に音を出さなくても、3人が集まったことによる化学反応は、それぞれのステージで十分に起きていたと思う。
 なんとも記憶に残る1日だった。

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