2008年5月25日日曜日

バースデイナイト

北海道 芦別 ディラン【共演】友部正人
 友部さん&ユミさん夫妻に会うのは、この一月で3回目。東京、大阪、そしてこの日の芦別と、色んな場所で再会できるのが嬉しくて楽しい。けれどステージで音を交わすのは多分4、5年振り。
 最初に自分がソロのステージを1時間やった後に、友部さんがソロで歌って、後半にセッションという流れ。
 自分の出番の後は、カウンターの中で焼酎を飲みながら友部さんのソロステージを聴かせてもらう。先日新譜を聴かせてもらったときも感じたことだけれど、友部さんの表現はいつまでたっても鮮度が損なわれない。常に旬な友部さんがそこにいる。
 「若さの秘訣とは、無理に体を鍛えたり、しわを伸ばしたりして若作りをすることではなく、年を積み重ねて変化してゆく自分を受け入れて、楽しむという姿勢にあるのではないか」友部さんの音楽に触れて、そんなことを思った。
 歌っているときの友部さんの視線は客席にはなく、常に中空にあり、見えない何かと交信しているような感じ。その姿が実に気持ち良さそうで、ときめいて見え、聴いている自分も一緒に交信しているような気分になった。
 カウンターの中で友部さんの演奏を聴いているときから、インスピレーションがわいていたので、友部さんとのセッションでは直感に従うように演奏ができた。
 1曲の演奏を終えて、ステージで顔を見合わせた時の友部さんの表情は無邪気な子供みたいで、とてもチャーミングだった。

 この日のライブは、ディランの25周年記念として企画されたのだけれど、奇遇にも前日がボブ.ディランの誕生日で、当日が友部さんの誕生日。打ち上げではバースデイケーキが用意され、友部さんの58回目の誕生日とディランの25周年を皆で祝った。
★ディランの前で友部さんと。

0 件のコメント:

コメントを投稿