2009年3月5日木曜日

沖縄上陸ー古謝美佐子さん現る

沖縄 那覇 D-set cafe
 那覇は蒸し暑かった。
 羽田空港まではダウンジャケットを着込んでいたのだが、こちらではTシャツ一枚でも過ごせる気候。日本は広い。
 那覇空港から国際通り沿いのホテルまで車で移動する道中、スコールのような強い雨に出迎えられる。今回沖縄滞在予定4日間の天気予報は1日として晴れマークがない。
 
 この日のライブ会場のD-set cafeは4年程前に松山から国際通り沿いのビルの4Fに移転してきた。前は地下のライブハウスで、移転後に「cafe」という名前が付け足された。地上の自然光の入る明るい雰囲気の「cafe」への変化に、時代の流れを感じた。
 店内にスクリーンとプロジェクターがあったので、急遽2部構成の休憩時間に、ツアー先と、江ノ島鵠沼海岸界隈で撮りためた写真をスライドショーで流してもらうことにする。
  この日はライブの途中でマイクをはずし、生声で何曲か歌ってみる。そういう気分になったのは、会場の響きとこの街の通りや民家から時々聴こえてくる三線と 歌のせいだろう。この島の歌者にとって、マイクやPAは不可欠なものではない。PAを通さない生演奏がまず基本にある。

 この日は嬉しいサプライズがあった。会場入りする前にFM沖縄の生番組に出演させてもらったのだけれど、出演直後に尊敬する歌者の古謝美佐子さんから直接自分に電話があり「番組を聞いてライブを知ったので伺いたい」とのこと。
 なんてフットワークの軽い人なんだろう。古謝さんはほんとに1人でライブに遊びに来られた。しかも、たくさんのお土産を持って。素敵な人である。
 
 この島の持つ開放感にも影響されてステージでも打ち上げでもいつも以上にはしゃぐ。ライブを主催してくれた桜坂劇場の野田君、そして桜坂のスタッフ達、沖縄に越して来て間もないアクセサリー職人の小池夫妻、タケちゃん等みんな元気に再会。
 打ち上げの帰り道、雨上がりの空気のニオイ、感触がとても気持ちよくて実に幸せな気分だった。

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