AIは最短距離で結論へ向かう。
それに対して、ライブは過程を大切にする。
必ずしも結果のためだけに存在しているわけじゃない。
予測を外れていく過程そのものに価値がある。
沖縄を巡りながら、その言葉を実感している。
ステージ上だけでなく、オフステージも含めた体験そのものがライブだ。
昨夜の那覇市・サウンドM'sのグランドピアノは、これまで以上に鳴りが良かった。
聞けば、ライブ直前のみならず、この一か月の間に繰り返し調律を行っていたそうだ。南国の高温多湿のこの時期に、ピアノのコンディションを維持するのは大変なのだ。
ピアノの状態を通して、サウンドM'sの柴田さん夫妻の思いが伝わってきた。
昨夜は満席とはならなかったけれど、最初から客席の熱量は高かった。
この熱量や高揚感を数字で示すことはできないけれど、現場にいたすべての人には実感として記憶されたと思う。
打ち上げは、今回のライブを制作してくれた野田くんを含め、少人数の4人で。
ひとつの話題についてじっくり話せるのが、少人数の打ち上げの良さのひとつだ。
沖縄の基地問題や、9月に行われる知事選の話など、昨夜は真面目な話の割合が多かった。
沖縄県の離島で自衛隊基地の増設やミサイル部隊の配備が進んでいること、それに伴い、有事を想定した住民の島外避難計画の策定が進められていることなどは記事で読んでいた。
けれど、現地の人から直接話を聞くと、やはり受け止め方が変わってくる。
そうした状況を受けて、9月に行われる沖縄県知事選挙は、現職の玉城デニー氏と新人の古謝玄太氏による事実上の一騎打ちとなる。国の安全保障政策への対応や基地問題が最大の争点だ。
打ち上げに参加したHさんの「沖縄に基地を望んでいる人なんていない」という言葉が印象に残った。
12年前、辺野古の社交街で地元の基地移設容認派の方と一緒に飲ませてもらった時にも、同じような言葉を聞いたのを思い出した。
「マスコミが報道するように、辺野古住民が基地移設の賛成・反対で分断されているわけではない。本当は地元の誰も積極的には基地移設に賛成していない」
辺野古で暮らす人たちにとって、基地移設問題はイエスかノーかで解決できる問題ではないのだ。詳しくは、当時書き残したブログを読んでもらいたい。
https://rikuonet.blogspot.com/2015/10/blog-post.html (ブログより)
沖縄のリアルな現実の一端に触れて、自分も含め、本土の人間は、自分たちが沖縄に何を押し付けてきたのかをもっと自覚する必要があると、あらためて思った。
感じ、考える機会の多い旅になっている。
今日は沖縄市・コピ・ルアックにて、沖縄ツアー最終公演。
今夜も一期一会を味わい尽くそうと思う。
■リクオ・ライブ・スケジュール
#リクオ
ー 2026年5月31日(日)
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