2007年7月16日月曜日

循環活動

金沢 もっきりや
ソウル.フラワー.アコースティック.パルチザン
中川敬(vo,g,三線)/リクオ(key,vo)/奥野真哉(key)
 京都から金沢に向う前の午前中に、新潟で大きな地震が起きた事をテレビのニュース速報で知る。詳しい状況はまだわからないけれど、柏崎が多大な被害を受けたらしい。柏崎刈羽原発は大丈夫なのか?
 とにかく機材車に乗り込み金沢に向けて出発。滋賀のライブの後に東京に戻るはずだったかおりちゃんもスタッフとして機材車に同乗。
 旅は道ずれ世は情け。
 今回のツアー地は、自分にとってはどこもソロツアーでよく回っている場所だけれど、他のメンバー&スタッフにとっては初めて訪れたり、初めてライブをやる場所が多いので、彼らになるべく各地で地元の人達を紹介して、交流を持ってもらうように段取りすることにする。

 本日のライブ会場のもっきりやはオープンして36年になるそう。ずっと同じスタンスでこういうお店が36年も続いているというのは、すごいことである。大体30年以上続いているライブスポットって、日本では数える程しかないはずだ。
  自分が初めてもっきりやを訪れたのが高2の夏休み。自分の3つ上の姉が学生時代に金沢に下宿していて、もっきりやでずっとアルバイトしていたのだ。その頃 から今に至るまで、マスターの平賀さんのイメージは全然変わらない。いつまでもときめきを失わず、カウンターの中で心の旅を続ける素敵な親父である。
  もっきりやには音楽の神様が住みついている。我を主張し過ぎず、力を抜いて、心を開けば、何かがおりてきて、インスピレーションが湧き、必ずいいステージ ができる。さまざまな要素が出会い、からみあい、循環して音楽が生まれてゆく場。音楽は自分1人で作り出すものではなく、循環の輪の中に入ることによって 生み出され、共有される。もっきりやはそんな循環活動を36年間継続してきたのだ。そらいろいろ住み着きはるわ。
 先日ツアーでもっきりやを訪れたおおはた雄一君が、自分のステージで、この日のライブの宣伝をしていたので、興味を持って観に来たというお客さんがいて、嬉しかったな。最近彼がステージでオレの歌真似やってるって話をいくつかの街で聞いた。それ客には受けてんのかな。
 そう言えば、風味堂の渡君がライブでオレのステージアクションを真似してるって話も数人からきいたな。どんどんやってくれ。
 打ち上げはいつものようにもっきりやの姉妹店、ペーパームーンで。そこにはアプライトピアノが置いてあって、宴がたけなわになると、何か弾いてほしいと言われるのがパターン。この日は打ち上げの締めとして、2曲程弾き語ってお開き。

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