2008年3月15日土曜日

「ニューオリンズにいるみたい」って言われた

「加東音楽めぐり」リクオ.ライブ
会場:兵庫県加東市 ピンクハウス 0795-42-8139
 「加東音楽めぐり」は市内各地で14日間、計20公演のライブが行われるという、行政が関わる音楽イベント。このイベントの首謀者で、オレのライブをブッキングしてくれた森本さんとは学生時代からの付き合い。大学のすぐ近くの中古レコード屋で森本さんが働いていたのだ。
  自分が大学1回生の頃、森本さんが地元の加東市(当時は滝野社町)にある麦わら帽子という喫茶店で、自分が当時参加していたバンドのライブを企画してくれ たことがあった。音楽でギャラをもらったのは、そのときが初めてだった。嬉しかったなあ。そのライブのお客さんの中には、まだ高校生だったトータス松本君 がいたことを、後年、森本さんから聞かされた。
 自分がプロになってから、森本さんは何度も滝野社でオレのライブを企画してくれた。デビューよりずっと前から自分を見守り続けてくれている貴重な存在だ。
 地元の音楽文化活性化に取り組み続けた森本さんは、行政も巻き込んで、ついには14日間にも及ぶこんな町ぐるみのイベントまで企画してしまった。素晴らしい。こういう人達に自分が支えられていることを誇りに思う。
  この日のチケットはソールドアウト。幅広い世代のお客さんが集まって、ライブは理想的な盛り上がりになった。同じイベントに別の場所で参加していたブラッ ク.ボトム.ブラス.バンドの連中がライブを観に来てくれて、打ち上げにも参加。その席で、ドラムの王子が「今日のライブはまるでニューオリンズにいるよ うな乗りだった。日本でもこんなライブができるんですね」と興奮気味に話しかけてくれた。

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