大阪 Rain Dogs
ありやまな夜だatRAIN DOGS Vol.6
【出演】有山じゅんじ ゲスト:リクオ
2日間のレコーディングの後またツアーに戻り、大阪へ。
有山さんは自分の師匠みたいな人である。
出会った頃は、こういう自然体で、力の抜けた、明るくて、適当で、わがままな人になりたいなあと憧れた。付き合いが続くうちに有山さんが抱える葛藤に気付
いたり、過去のさまざまな経験を話してもらうことで、色んな体験と変遷を経て今の有山さんがあるということを知るようになった。自然体を身につけるという
のは、結構大変な洗練の作業が必要だ。適当にやるというのは、程よくいい塩梅ということだ。わがままが許されるのは、相手の心をほぐすことのできる人徳が
あるからだ。
有山さんの心の中には今も、とても柔らかくてもろい部分がある。けれどその部分を人に押し付けることは決してしない。有山さんの歌
は人の心の柔らかい部分にやさしくそっと触れてくれる感じ。「あとは好きにしたらええやん」「しゃ~ないやん」とやさしく突き放してくれれる感じも好き。
この日はステージで、がんばらなかった。多分、有山な夜だったからそうなった。そうしたらいい感じで音楽の神様が降りてきた。有山さんとのセッション曲は
たくさん用意していたのだけれど、予定の曲をまだ残したステージの後半で、有山さんが「今日はここらへんで終わっておこう」という。自分もそれで納得だっ
た。ここまでとてもいい流れできて、これ以上、無理に盛り上げる必要はないと思えた。この感触を大切にこの日のライブを終えたいと思った。
師匠、またよろしくです。
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