「HOBO JUNGLE TOUR のラストは沖縄で締めたい」と言い出したのは山口だった。それで、ツアーの最後は、石垣島、宮古島、本島の沖縄3ヶ所を巡ることにした。辺境の地をホーボーし続けた今回のツアーにふさわしい締めくくり方だろう。
午後4時半頃に石垣空港に到着。飛行機から降りる際に、「いろんな土地に行くけれど、こんなにわくわくする場所はなかなかないよ」と嬉しそうに語る山口。
自分にとっては、約2年振りの石垣島。陽射し、空気、景色、人の佇まい、何もかもが内地とは違う。自分も山口同様、早くも開放的な気分。
明日のライブ会場である「すけあくろ」のマスター、みつおさんと、「すけあくろ」の看板娘の百ちゃんが空港まで車で迎えに来てくれて、ホテルまで送迎してくれる。百ちゃんはこの2年の間に色々あったらしいけど、しばらく見ない内に、きれいになったなあ。
自分はチエックイン後、陽が暮れるまでしばらく街をぶらつく。この2年の間に新しい店が増えて、以前より街がカラフルで華やかになった感じ。石垣島には数
年後に新しい空港ができることが決まっていて、開発、観光地化に増々拍車がかっている様子。相変わらず内地から移り住む人が絶えず、新しいお店の多くは、
彼らによるものが多いようだ。以前には見かけなかった新しいお店で、ハット帽を一つ買う。
夜は山口、みつおさん、百ちゃん、石垣で白百合という
泡盛を作っているこーちゃん、そしてこの沖縄ツアーに東北から遊びに来た知人2人を交えて、会食。南国に来た開放感も相まって、とにかくよく飲む。最初の
店で白百合のボトルを4本空けてから、すけあくろに場所を移してまた飲み続ける。
山口はすけあくろで、石垣島に住む88歳の唄者(うたしゃ)、
ナミィさんのアルバムを聴き、彼女の写真集と、新聞の折り込みの広告用紙の裏を使って作られたオリジナル譜面をみつおさんから見せてもらい、痛く感激して
いた。ナミィさんの表情は自然体でありながら毅然としていて、凛とした佇まいがあった。
★公設市場の前で撮影
★白百合の空きボトル
0 件のコメント:
コメントを投稿