京都の実家で正月を迎えた。
昼食は両親と一緒に白味噌のお雑煮を食べた。
年末までの騒ぎとはまるで別世界。
食後に、実家近くを散歩した。大晦日に降り積もった雪は、まだ街を白く彩っていた。
懐かしい場所を方々訪ねて歩いた。幼い頃、目に焼き付けた風景は、今も時々、自分の夢の中に登場する。京都は、伝統のある街で、神社仏閣が多いせいも
あって、街の外観が急激に変化することがない。幼い頃とあまり変わらない景色、夢の中に登場する風景が、まだ結構残っていたりする。
遊び場でもあった、真如堂や黒谷の景色は、当時と何も変わっていないように思えた。なんだか、タイムスリップしたような不思議な気持ち。
そうそう、自宅で飼っていた草ガメが大きくなりすぎて、真如堂のこの池に、放したなあ。まだ生きてたりして。あれから40年近い年月が流れたなんて。
多くのことは忘れてしまったはずなのに、あの感覚や思い、ニオイはまだ覚えていて、一気にタイムスリップしたような、不思議で、しめつけられるような、ちょっと寂しくて取り残されたような気分。
これ以上は思い出さないほうがいいのかも。
夕方からはカフェで時間を過ごした。コーヒーを飲みながら、ぼんやりとしていたら、ウトウトしてしまった。
なんだか、ピントが合わず、ふわふわとした気分の元旦。
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