2007年6月11日月曜日

島唄グルーヴ~喜界島にて~

MACで働くY君とMちゃんがホテルまで迎えに来てくれて、チェックアウト後、飛行機の搭乗時間までの間、島を車で案内してくれる。国定公園のムシロ瀬で記念撮影。
 徳之島から飛行機で奄美大島を経由して、喜界島へ。奄美から喜界島への飛行時間は10分足らず。飛んだと思ったら、もう着陸態勢。午後4時過ぎに喜界島到着。人口が1万にも満たない小さな島。
 空港で自転車をレンタル。明日のライブ会場のサバニまで空港からチャリンコで数十秒の距離。多分、世界で最も空港に近いライブハウス。
 ホテルにチエックインして、さっそく海沿いを走る。途中、小学、4年生くらいの男の子と目が合ったら、その子の方から「こんにちわ」と挨拶してくれた。
 夜はサバニのマスター、栄さんと食事。食事前に豊嶋さんが、スギラビーチに連れて行ってくれて、水平線に沈む美しい夕陽を眺める。北海道常呂町の夕陽に続いて、またいい写真が撮れた。
 栄さんに連れて行ってもらった居酒屋では、山羊料理に挑戦。刺身はいけたけれど、山羊のレバー炒めはニオイがきつくて、一口食べたら、それ以上箸を付けられなかった。
 栄さんから、いろんな身の上話を聞く。
  栄さんは、若い頃には島を出て、鹿児島と大阪に住み、島に戻ってからは製糖工場で働き、家庭も持って、恵まれた暮らしをしていたけれど、40過ぎてライブ ハウスのオープンを考えるようになる。そのことを奥さんに相談したら、「賛成50%、反対50%」との返答が返って来たそう。栄さんはその返答をOKサイ ンと受け取って、決意を固める。
 喜界島で兄弟アコースティックデュオで活動していたdokidokiの2人も、オープンに向けての準備に加わ る。場所は空港近くの閉店したパチンコ屋を借りて、自分達の手作りで改装。一昨年の10月にオープンにこぎつけた。サバニを拠点に夢がどんどんと広がって いるようで、栄さんは去年会った時以上に生き生きとしている感じ。
  居酒屋を出た後は、車で10分程の場所にある公民館で行なわれている、喜界 島と徳之島の民謡交流会に連れて行ってもらう。到着したら既に、宴もたけなわ。徳之島民謡「ワイド節」の演奏が始まると、客席、ステージ関係なく、全員が 立ち上がり、歌い踊り出す。えらい盛り上がり。オレも無理矢理踊りの輪の中に加えられたのだけれど、踊り方がわからず、ちと戸惑う。
 会が終った後も、集まった人達の高揚はおさまらず、帰りの玄関口でも合唱と手拍子が始まる。いゃ~、すごい乗り。島唄パワーに圧倒される。共有できるグルーヴがあるというのは素晴らしい。
 帰りにまたスギラビーチに寄ってもらい、波の音を聴きながら、しばらくぼんやりする。夜空を見上げれば、満天の星。ものすごい数と輝き。圧倒される。
 ホテルに戻ったら、なんだか体がほてっているのに気付く。多分、山羊料理のせい。はやくに寝る。

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