2007年8月17日金曜日

斎藤有太現わる!

下北沢 440(Four forty)
CRAZY FINGERS PARTY Vol.11
出演:CRAZY FINGERS(リクオ、Dr.kyOn、YANCY)
【ゲスト】種ともこ 【飛び入り】斎藤有太
 この日のゲストの種さんはオレと同郷の京都出身。その存在は知っていてもなかなか出会うことのなかった同世代人の1人。
 種さんの音楽はどこかノスタルジックで懐かしいニオイがした。「出町柳」なんて曲のタイトルを聞くだけで、ちょっときゅんとする。思い出すと切なくて、少しつらくなってしまうような記憶を、忘れることなく、大切に抱え続けている人というイメージ。
 
  開演直前の楽屋にクレフィンの立ち上げメンバーの1人である斎藤有太が何の前触れもなく突然現れたのには驚いた。そりゃ、客席にずっと置いておくわけには ゆかない。というわけで、アンコールで呼び込んで、「ジーザス.オン.ザ.メインライン」と「光」をセッション。さすが「必殺仕事人」「裏の顔を持つ男」 である。相変わらず切れ味の鋭いピアノ。短い時間のセッションだったけれど、多いに触発される。
 彼が顔を出したのには、それなりのワケがあるのだろう。クレフィンという運動体は当初、関わったミュージシャンのケツを押すような機能を果たしていた気がする。つうか、自分はそういう役割も意識しながらクレフィンを立ち上げたつもりだった。忘れかけてたけど。
 余計なお世話を承知で、これを機会に斎藤有太に言いたいこと。
「いつになったらソロアルバムできんねん?」
「いつになったら、ちゃんと自分のライブをやるねん?」 
 クレフィンをひとつのステップにして、彼がピアニストとしてだけではない表現者として踏み出してゆくことを、自分は勝手に期待し続けている。
 で、また合流しませう。

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