ライブDVD「What's Love?LIVE」が発売になった。
実は、どこのレーベルとも契約を交わさず完全自主制作で作品をリリースするのは今回が初めてである。故に制作過程で初体験の作業が色々とあって、また勉強させてもらった。
自主制作の利点を生かして、今回は自身の裁量で制作時間に随分と時間をかけた。制作費に関しては、目先の採算を度外視した。1年で採算がとれなくても、
5年かけてでも採算が合えばそれでよいという発想。といっても知れてるけど。とにかくこの音と映像は残すべきだと、確信していた。
サウンドのミックスと映像の編集には今迄なかったくらい長時間立ち会った。自分のこだわりに根気よく付き合ってくれた映像作家の寺澤氏とサウンドエンジニアの松田氏には心から感謝したい。
寺澤氏は限られた条件の中で、映像のグルーブ感と臨場感に徹底的にこだわった編集を心がけてくれた。映像を観れば彼の凝縮された熱量が伝わるんじゃないかと思う。
サウンドのミックスに関しては、松田氏との完全2人3脚体制で作業を進め、現場で思いつくあらゆることを試した。それによって、今迄いだいていた疑問、
問題点が随分と解決した気がする。この作業を通して学んだことは、今後大きな財産になるだろう。今迄のオリジナル作品の中で、サウンド面において最も自分
のイメージに近づいたミックスに仕上がったと思っている。この条件でここまでのことができるのだと実感できたことは大きい。本当のところを言うとこのライ
ブ盤をCDでもリリースしたいくらいだ。
このライブDVDに参加してくれたサポートメンバー、寺岡信芳(ベース)、坂田学(ドラム)、朝倉真司(パーカッション)、阿部美緒(ヴァイオリン)、
笠原あやの(チェロ)の演奏は素晴らしい。この作品を残す気になれたのは、彼らの参加と演奏があってこそだ。
今回の自主制作DVDに続いて、年明けに発売予定のアルバムは久し振りにメジャーレーベルからの発売になる予定。
自分も来年でデビユー20年になる。何か節目がつけられたらなと思う。
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