2010年3月5日金曜日

清志郎さんイベントに参加ーてんこ盛りの一日

忌野清志郎デビュー40周年&ニューアルバム「BABY♯1」発売記念イベント
【場所】タワーレコード新宿店7F 03-5360-7811
【出演】志磨遼平(毛皮のマリーズ) /多和田えみ&リクオ/charlotte&rico(Merpeoples) /高橋ROCK ME BABY
 日中は虎ノ門まで出向き、FM仙台キー局の番組「風の散歩道」にゲスト出演。パーソナリティーはEPOさん。もう13年も続いている番組なのだそう。 80年代を風靡したEPOさんの歌声は、今も健在どころか、おそらくあの当時よりもっと豊かな表情をみせてくれている。その人柄は、こちらに緊張を強いる ことが全くなく、オープン。
 現在EPOさんは葉山在住。同じ湘南に暮らす者同士、会話は多いにはずんで、その勢いで収録後に5月の藤沢ライブの共演まで決まってしまった。

 夜は新宿タワーレコードで開催される清志郎さんイベントに多和田えみちゃんとのデュオで参加。
 えみちゃん側からRCサクセションの「スローバラード」を一緒に歌いたいと提案されたときは、少し気持ちがたじろいた。自分が公の場で清志郎さんの代表 曲を歌ったり、清志郎さんを語り過ぎることには、いまだに躊躇するというか自粛するような気持ちがある。清志郎さん追悼のライブイベントを仕切ってほしい という話をもらったときも、丁重に断らせてもらった。自分はほんの一時期一緒させてもらっただけで、もっと清志郎さんの近くに長くいて、清志郎さんを愛し 続けた人達がたくさんいるのだ。
 自分なりに逡巡して、結局一緒に「スローバラード」を歌わせてもらうことにしたのだが、色んな意味で自分にとってはとても難しい曲だった。
 今回、あらためてアルバム「シングルマン」に収録されている「スローバラード」を聴き直して、正直圧倒された。すごく迫ってくるものがあった。声はもち ろんだけど、あのリズムの取り方は真似できない。だから自分なりのリズム、グルーヴをつかまないといけないのだが、部屋で歌ってみてもそれがなかなかつか めない。前日はツアーから帰って唯一のオフを、まじめに練習にあてた。
 多和田えみちゃんとは昨年大阪のライブイベントで知り合った。日本に多く存在すると言われるR&Bディーバとは完全に一線を画する存在だと思 う。この感じはLeyona以来か。彼女の歌声は世代やジャンルを超えてゆく力がある。今回の共演でもそのことを痛感して、たくさんの刺激、勇気をもらっ た。ほんとこれからが楽しみな逸材だ。
 ソロで「胸が痛いよ」を歌った後に、えみちゃんと「スローバラード」をパートをわけて一緒に歌った。聴いてくれていた人達にどう伝わったかはわからない けれど、「胸が痛いよ」を集中して歌えた後だったので、その流れで、なんとか自分なりに歌えたかもしれない。
 
 結局終電を逃して、下北沢の馴染みのお店で始発まで飲む。3ヶ月振りに訪れたら、自分の知らない常連さん達がいて、彼らも始発まで一緒に飲みに付き合ってくれた。お店に新しいボトルを入れた。
 マスター、ありがと。また戻ってきます。
 
 てんこ盛りの一日やったなあ。

0 件のコメント:

コメントを投稿