2007年9月14日金曜日

入間SO-SOにて

埼玉県 入間市 MUSIC CAFE SO-SO?
「~Pianoman Standing Tour2007~リクオ&伊東ミキオ」
 ミキオ君とのツアー初日。
 この日のライブ会場のSO-SOは今年の春にオープンしたばかりのカフェ。オープニングの記念ライブはオレはやらせてもらった。SO-SOと自分の繋がりの深さについては、過去のダイアリーを参考に。
 県外からわざわざライブに足を運んでくれたお客さんも多かったようで、ステージに上がって客席の期待感を強く感じた。それぞれのソロコーナーもありつつ後半はピアノ2台による2人のセッションで盛り上がる。
 楽しいツアーになりそう。こういう長いツアーをミキオ君と2人で回るという機会は、今後なかなか持てないだろうから、一期一会の心持ちで真剣に遊びたいと思う。
 SO-SOはアメリカンハウス街の一角にあるのだけれど、このあたりにはミュージシャンやデザイナーといった人種が多く集まり始めていて、小さなコミューンが形成されつつある。この日のライブにもそういったご近所さんが集まってくれて、打ち上げにも参加してくれる。
  打ち上げの途中でおなじハウス街に住むシンガーソングライターS君の自宅兼ステジオを皆で訪問。24歳にして細野ハウスの世界を作り上げているところが、 今の時代を感じさせる。自宅録音の音源も聴かせてもらったけれど、楽曲もアレンジも録音も完成度が高くセンスを感じた。打ち上げの席ででS君が聴かせてく れた生ギターの弾き語りもよかった。 
 しんちゃんの才能にふれつつ、少し違和感を抱いたのも事実。ストレスのない心地よい空気感の中で、暮ら し、腰を据えて創作活動をしたいという彼の気持ちはよくわかる。自分もそうありたいと思う一方で、自分が創作の糧としてきたものは、世の中との違和感、割 り切れない思い、アンビバレンスな思い、つまりストレスにつながるような心持ちだった。自分が共感してきた音楽の多くもそういった心持ちに向き合いなが ら、ある種の洗練を通過することによって生まれた表現だったように思う。自分はS君の表現の中に“歪み”“ノイズ”のようなものが足りないと感じたのかの しれない。
 そういう感想を酒の席で本人にも伝える。余計なことを言ってしまったのは、酔いが回って、ちょっと波風立ててみたい気持ちになったせいもあるけれど、彼が漂わせているしなやかさに信頼を持ったからでもある。
★so-soの前でミッキーと。
★打ち上げでサンマを焼いてもらいました。

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