THE HOBO JUNGLE TOUR 2007
【出演】リクオ(vo&pf.)/山口洋(vo&g.)
山口に
とっては9年ぶり、オレはなんと今年3度目のラストワルツ。7月にアコパルでラストワルツに来た時に、打ち上げの席で、中川君、奥野君たちと一緒に山口の
ことをさんざんネタにさせてもらった。オレは、いつか山口がこの店に戻ってくることを前提にネタにしていたので、今回のタイミングは必然に思えた。
ラストワルツの看板娘マリちゃんと山口の遭遇もこの日の楽しみの一つだった。詳しくは書けないけれど、この夜の重要なキーワードは「キンタマ」だった。マ
リちゃんと山口とオレが打ち上げを終えるまでに「キンタマ」を何回連呼できるか、そこにこの夜のウラの成功がかかっていたんである。
ステージ前に山口に「ギターを弾かずに『Carry
on』を歌ってみないか」との無理な提案をしてみた。インタープレイを控え、シンガーに集中して、もとのメロディーを尊重して歌う山口の姿を見てみたかっ
たのだ。彼はトライしてくれた。ギターを持たずに歌うのは自分のキャリアの中で初だという。
両手を後ろに組んで歌う山口は少しぎこちなかった。そのぎこちなさは歌と自分自身に誠実に向き合うことによって生じたものだ。だから美しく感じた。うまさが何かを隠してしまうこともある。これでいいのだ。彼の歌う姿をみて、大切なことに気づかされた。
曲が後奏にさしかかった頃、山口はギターに手をやろうとした。オレは彼がギターを弾きだす前に、あえて演奏を終わらせた。山口がオレの顔をみて苦笑いした。彼もわかってくれたと思う。「Carry on」は名曲だ。
この夜の打ち上げの席で、オレたちは何度「キンタマ」を連呼したことであろう。
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