出雲 PUB LIBERATE
出雲初上陸である。
10数年のツアー暮らしの中で、山陰地方は最も縁の薄い地域。縁が繋がるかどうかは、今回のツアーのステージ次第。
日中は、この日のライブ会場LIBERATEのマスター、ケンジの案内で、市内を観光。旧大社駅見学→昼食に出雲蕎麦→出雲大社参拝→日御碕から夕陽展望、という流れ。かなり満喫。もっとゆっくり訪れたい気持ちになった。
ケンジとの出会いは3年程前。アコースティックパルチザンのツアーで岡山を訪れた際、客席の最前列を陣取っていたガラの悪い数人の一人が奴だった。
年は30代後半くらい。革ジャンを着込んで、髪の毛をピンクに染め、首に“反戦”の入れ墨。そのルックスだけで目立つのに、ライブの頭から泥酔状態で大
盛り上がり。ライブ途中で中川君から注意されて、おとなしくなったと思ったら、今度は最前列で爆睡。これだけインパクトのある客もめずらしい。
なぜか、ケンジの一団は打ち上げの席にも参加。聞けば、出雲でライブバーをやっていて、自分達が暮らす街で開催されるイベントへのソウルフラワーユニオ
ンの出演を直談判するためにやってきたのだという。その成果あって、翌年、出雲でのソウルフラワーユニオンのライブが、実現されることになる。
ケンジのことは自分もずっと覚えていて、中川敬や山口洋からも実は結構いい奴だという話を聞いていたので、いつかLIBERATEを訪れる機会があればと思っていたのだ。
シラフのケンジは確かにいい奴だった。地元の仲間も多く、随分と慕われている様子。
ライブは自分の好きな酒場の猥雑な乗りで、よく盛り上がった。女性の歓声が響いたのもよかった。アホで気持ちのよい男達にも出会えて、楽しい酒だった。
縁は繋がったようだ。
ケンジ、お互い元気に再会しよう!
アリガト。
0 件のコメント:
コメントを投稿