2009年12月27日日曜日

失いながら手に入れる

『リクオのスペシャル忘年会!2009』
【会場】大阪 martha(dinning cafe+goods)
【ゲスト】良元優作
 すっかり恒例となった年末マーサライブ。
 昨年のライブは風邪で声が思うように出ず、来てくれたお客さん申し訳ないことをしてしまった。2年続けて同じことを繰り返すわけにはいかない。 果たし て、この日の喉の調子はすこぶる良かった。今年の5月以降くらいから声の抜けがよくなってきて、レコーディングが終了した10月以降、ますます声量が増し た気がする。シンガーとしての自分は、今迄にないコンディションで、成長期に入ったようにさえ感じる。

 何度も語って来たことだけれど、マーサは学生時代からの音楽仲間である片平夫妻が7年前に始めたミュージックカフェで、自分にとっては大阪におけるホームのような存在。
 そしてマーサは自分にとって出会いの場所でもある。マーサからの情報で知ったり、この場所で出会ったミュージシャンは多数。去年のマーサライブのオープ ニングアクトは片平夫妻推薦のシンガーソングライター、杉瀬陽子ちゃんだった。出会ったのも歌を聴くのもライブ当日が初めてだったのだけれど、自分はその 日以来、すつかり杉瀬陽子ファンになってしまった。

 マーサが今年用意してくれた出会いは良元優作だった。自分は彼がパンツパンツパンツというバンドの一員だった5年前に、春一番という大阪の野外イベント で一緒になり、バンドのライブを観ている。とても印象に残るステージで「大阪からまたおもろい奴らが出てきたなあ」と思ったものだ。けれど、その日以来彼 の音楽に触れる機会はなく、ソロシンガーとして活動していることも知らなかった。
 久し振りに再会して、良元くんの佇まいは以前と随分変わった印象を持った。やはり5年という歳月は大きい。自分とは一回り年齢が違うとは言え、彼ももうそれほど若くはないのだなと思った。
 この5年の間に、年輪を重ねて彼の音楽は随分と味わいを深めたようだった。暮らしに根ざした不純物のない、ルーツの伝わる音楽。彼が生まれ育った大阪生野区から生まれた歌なんだなあということを強く感じた。
 スマートを目指さず、葛藤を隠さない表現は今の時代にはかえって新鮮だ。彼の歌を聴いて、時代はこういう生身の表現を排除する方向に向かい過ぎたんじゃないかという気がした。
 
 明日は佐野さんライブ。

2009年12月26日土曜日

佐野さんリハーサル2日目最終日

リハーサルはスムーズに進み、予定の時間より早くに切り上げられる。
 自分以外のサポートメーンバーは、佐野さんの最新アルバム「コヨーテ」のレコーディングメンバーでもある深沼元昭(ギター)、高桑 圭 (ベース)、小松シゲル(ドラム)渡辺しゅんすけ(オルガン)というメンツ。アルバム発売後にツアーを重ねてきたメンバーでもあり、そのバンドサウンドは 高いレベルで完成されていた。それぞれがロックサウンドのツボを心得ている感じ。
 ロックバンドで演奏するのは久し振り。学生時代にやっていたバンドの感覚がよみがえってくる。新鮮で懐かしい。特に「アンジェリーナ」はリハで演奏して いてもすごく高揚した。10代の頃から聴いていた曲のリフを自分が弾いているっつうのは、やはり感慨深い。

2009年12月25日金曜日

佐野さんリハーサル初日

用賀のスタジオで佐野元春さんのリハーサル。
 久し振りに対面した佐野さんから「君と久し振りにセッションできることをとても嬉しく思うよ」との言葉をもらう(佐野節でイメージしてください)。

 佐野さんの音楽にはロックンロールマジックがある。ただ闇雲にロックンロールするのではなく、ロックンロールミュージックの持つ高揚感、エネルギーを、 佐野さんは構造的に理解しているのだと思う。今回の演奏予定曲を繰り返し聴いて、リハーサルで実際に音を交わしてみて、そのことをあらためて強く感じた。

 リハサール後、帰宅する前に藤沢駅で途中下車、馴染みのミュージックバーに寄る。カウンター席にはいつものメンバーが揃っていて、そこには当然のように山口洋の姿も。
 深酒するつもりはなかったのだけれど、取りあえず日付が変わる迄はお店に残るつもりで飲む。日付が変わった瞬間にそこにいる皆でヒロシの誕生日を祝福。

2009年12月23日水曜日

江ノ島海さくら企画のクリスマス.イベント

THANK YOU 2009 UMISAKURA Christmas
【場所】神奈川県藤沢市片瀬海岸 虎丸座 0466-22-5780
http://www.toramaru.net/
【出演】リクオ/KOTEZ&YANCY
 「海さくらミュージックフェスティバル」でおなじみの海さくら企画による今年最後のライブイベント。「海さくらミュージックフェスティバル」の開催場所 の一つでもあり、年明けに発売される自分の新譜「リクオ&ピアノ」の録音場所でもある虎丸座がライブ会場。
 虎丸座はビルの7階から江ノ島の景色を一望できる素晴らしいロケーション。天候に恵まれ、この日は会場から最高の夕陽と水墨画のような富士山の色っぽいシルエットを拝むことができた。
 ライブ前には恒例の江ノ島ゴミ拾いが行われ80人もの人が集まったそう。
 開場から開演までの間は、お客さんにビュッフェ形式の食事と江ノ島から打ち上がる花火を楽しんでもらう。ステージ以外に、江ノ島ならではのさまざまなオプションを楽しんでもらうのが海さくらイベントの特徴。
 この日は子連れの家族で来られているお客さんも結構みかけた。冬休みの休日、クリスマスイベントならではの客層。
 ステージには2台のグランドピアノが向かい合わせにならべられ、ライブ後半でオレとヤンシーの2人によるツインピアノの演奏を聴いてもらう。
 アンコールではハープのコテツっちゃんも参加して3人でセッション。アンコール後も拍手が鳴り止まずダブルアンコールに応えてさらにもう1曲。
 ハッピーで暖かい夜だった。

 結石の発作が収まって以降調子が良い。酒量を控え節制しているのが功を奏しているみたい。連日連夜のライブ。毎回新鮮な化学反応、心地よいエネルギー循環。力まずに声がよく出る。
 このまま年末まで無事ゴールできますように。 
 明後日から佐野元春さんのリハサール。曲を覚えなければ。

2009年12月21日月曜日

下北でホーリーナイト

『バンバンでありやまなクリスマスだ2009!!』
場所:下北沢 440(Four forty)
【出演】有山じゅんじ、バンバンバザール、リクオ
 これも楽しみにしていたライブイベント。何しろ有山さん、バンバンと共演できるのだから。
 自分とバンバンの3人にとって有山さんはこの世界の師匠にあたる存在。だからバンバンのメンバーに言わせればオレは兄弟子みたいな存在なんだそう。
 それにしてもバンバンバザールのバンドサウンドは素晴らしい。もはや憂歌団のレベルに達したと言っていいだろう。セッションしていて3人すべての楽器の響きとグルーヴがはっきりと伝わってきた。まるで音が目に見えるような気さえした。
 有山さんの間合いは誰にも真似できない。そしてあのキャラクター。有山さんのすべてが音楽。音楽のすべてが有山じゅんじ。全身音楽家と言いたくなるくらいに音楽と人柄が一体化している。
 ライブに遊びにきた今野英明くんも飛び入りで2曲歌ってくれる。これがまた素晴らしい。何の気負いもない。ただ気持ちよく音を奏で歌を響かせることだけ。実にハッピーな音楽快楽主義者。
 自分は透明な心持ちで響きを味わいかみしめながら演奏に集中することができた。とても気持ちがよかった。
 演奏者として充実感のあるライブだった。

2009年12月20日日曜日

地元藤沢ライブ

太陽ぬ荘スタジオ&sausalito presents ”Winter Wouderland Vol 1"
【会場】神奈川県藤沢市 太陽ぬ荘(てぃーだぬそう)スタジオロビー 
【出演】リクオ/ボッサ・ピアニキータ2/4 (ピアニカ前田&宮田まこと)
 この日のライブは、いつもお世話になっているバー、サウサリートのマスターでDJでもあるジョージさんとライブ会場の太陽ぬ荘スタジオの共同企画イベント。
 太陽ぬ荘スタジオはイベントを企画して自ら音楽発信してゆくことに積極的で、広いロビーを使って、月数回さまざまなライブを企画している。
 ロビーは普段からカフェ&サロンの機能も果たしていて、ドリンク(アルコールも含む)と食事も注文できるようになっている。自分はリハーサル以外にも打ち合わせで太陽ぬ荘のロビーを使わせてもらうことがある。
 この日はジョージさん夫妻によるカレー他の軽食も用意された。サウサリートでも食べることのできるジョージさんのカレーはほんと絶品。
 会場には顔見知り多数。すっかり藤沢に溶け込んでいる山口洋の姿も。地元ライブ特有のアットホームでくだけた乗り。
 ピアニカ前田さんとは恐らく10数年振りの共演。アンコールでは宮田くん、前田さんとクリスマスソングをセッション。楽しかったなあ。

2009年12月19日土曜日

クレフィン進化

渋谷 BYG
CRAZY FINGERS(リクオ/Dr.kyOn/斎藤有太)
 ツアーファイナルにふさわしい盛り上がリ。
 リハーサルが始まってツアーが終わる迄の間にクレフィンマッスルは確実に鍛え上げられ、3人の演奏のクオリティーは格段に上がった。
 鍛えれば成長するという、ごく当たり前のことを、ここまではっきり実感できると、自信になると同時に謙虚な気持ちも思い出す。やれること、やるべきことはまだまだあるなあ。
 アンコールを終えて楽屋に戻ったときのキョンさんと有太くんが、ほんといい顔をしていた。多分オレもいい顔をしてたはずだ。
 クレフィン、また来年も戻って来ます。
 ありがとう。