2009年5月4日月曜日

死ぬまで生きよう。

祝春一番(5/3~6開催)
【場所】大阪 服部緑地野外音楽堂
【出演】リクオwith寺岡信芳(ベース)、朝倉真司(パーカッション)/lost in tme/中川イサト/中川五郎/金子マリ/豊田勇造/暁照夫/ペーソス他
 大阪名物の野外イベント「祝春一番」に今年も参加させてもらう。
 自分の出番の前に急遽、書道家の俵越山さんのステージにも参加させてもらうことになる。関西の人にとっては、越前屋俵太といった方が通りがいいだろう。
 俵さんは5年前に芸能活動から退き、山にこもり修行して、書道家に転身されたそう。実は俵さんは自分が通っていた大学の先輩なのだ。
 自分の演奏が始まってほどなくして、俵さんは大きな声で気合いを入れるやいなや、客席後方までのびた紙の上に一気に筆を走らせ駆け上がって行った。
 自分は俵さんのパフォーマンスの内容をよく知らないままステージに上がっていたので、ピアノを弾きながらその様子を見て、ちょっとあっけにとられた。なんやようわからんけど、実にエネルギッシュなパフォーマンス、「書動」だった。

 野外ステージでのトリオ演奏は実に気持ちがよかった。寺さん、朝ちゃんとの息はバッチリで、ドライブ感のあるグルーヴに気持ちよく身をゆだねた。
 ステージ最後の曲は、ソロで、清志郎さんと17年前に共作した「胸が痛いよ」を歌った。悲しさよりも感謝の想いを込めた。

 自分のステージの後は、主に客席後方で、色んな知り合いと挨拶を交わしながら、飲みながら、ステージの演奏を楽しませてもらった。
 昭和期に活躍した浪曲漫才トリオ元宮川左近ショウの1人であった暁照夫さんのステージは圧巻だった。現役バリバリの72歳。声も三味線も枯れたところなどみじんも感じさせない、実にアグレッシブ、芸人魂が炸裂した最高のパフォーマンスだった。
 生涯現役。死ぬまで生きよう。

0 件のコメント:

コメントを投稿