選挙に行った後、少し自転車を走らせ、川沿いの公園でしばらく花見をした。桜は満開で丁度見頃だった。多くのグループが、桜の下で宴会を催していて、そこらじゅうに明るい笑顔があふれていた。
夕方に、パソコンを開いて、高円寺で行われていた原発反対のデモの様子をユーストリームで見た。1万人を超える人が集まったそうだ。
夜には東京都知事選の結果が出て、石原都知事の再選を知る。自分の予想を超える圧勝だった。今が変革の機会だと思っていたけれど、都民はそのような判断
を下さなかったということか。特に若者の投票率の低さにがっかりした。自分も若いころ、投票に行かないことが度々あったので、えらそうなことはいえないの
だけれど。
自分が直接交流する人達やネットを通して感じる空気と、それ以外の世間の空気とは、かなり温度差があるようだ。もしかしたら、被災していない多くの人達
が、被災地のことや、原発事故のことを忘れ始めているのだろうか?忘れなければやってられない、日常に戻れないという気分なのだろうか?このような状況に
慣れて、感覚がマヒしてしまったのだろうか?
そうか、自分も、しんどいこと、嫌なことは忘れて生きてきたな。それが、自分の才能の一つだとも思う。でも、忘れちゃいけないこともある。
あの花見をしていた人達は、酔っぱらって、バカ話をして、明るくふるまう一方で、不安を抱え、心を痛め、祈り続けているのだろうか?
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