2011年4月8日金曜日

4/8(金)渋谷での違和感

渋谷 7th FLOOR
「ナナカイノニライカナイ」
【出演】坂和也(ex.RUNTSTAR)/花と路地/北条真規(ex.ANATAKIKOU)
【ゲスト】リクオ
 7th FLOOR のライブイベントにゲスト参加するため渋谷へ。
 風の強い日だった。道玄坂の桜は、風に舞って散り始めていた。
 この日共演する人達のことを事前にあまり認識していたのかったのだけれど、会場に着いてそれぞれと挨拶して話してみたら、違うバンドで以前に共演していたり、どこかでつながりのある人が多かった。
 開演から自分の出番までの2時間半くらいは客席後方のカウンターに座って、お客として、それぞれのステージを楽しませてもらった。おかげで演奏前に随分お酒が進んでしまった。
 7th FLOOR にはミラーボールがないのだけれど、この日のステージは、なんだかミラーボールが終始回り続けているような、包み込まれているような気分で、力みなく演奏 できた。ライブは自然な流れで暖かく盛り上がった。この解放感がいつも自分を救ってくれる。
 終電が近づいていたので、ライブ後はせわしなく会場を後にした。
 夜の11時を過ぎても、渋谷の街は多いに賑わっていた。酔っぱらいも多数。なんだか街がやたらと浮かれているように感じた。たまっていたストレスを発散しているのだろうか?それとも、自分の感じ方が変わったのだろうか?
 多分3.11以前と変わらない週末の渋谷の光景なのだろう。自粛ムードも嫌だし、変わりなく日常を送ることが大切だとも思うし、この時期に余裕のある人 は、外出して多いに経済活動をするべきだとも思う。この日の自分も、渋谷にたむろしていた多くの人達と同じ酔っぱらいであった。けれど、酔いながらも、そ の場にいる違和感を拭いきれなかったのも事実。
 今はせめて、震災と原発事故の状況を把握することを心がけ、被災地を想い続けようとしているのだけれど、そのように想像力を働かせようとする程、違和感は大きくなってゆく気がした。
 この違和感を忘れずに、暮らしを続けてゆこうと思う。

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