静岡 UHU
静岡駅近くの大通りには、きらびやかなイルミネーションが飾られていた。もう年末なんやなあ。
ライブ直前まで考え事をしていた。ちょっとした葛藤の中にいたのだ。それで、「とにかく今を生きる」という当たり前の結論の元、ステージにのぞむことにした。
お客さん一人一人の放出するエネルギーがいつもより大きく感じられた。そのエネルギーを比較的冷静に受け止めて、しっかりと循環させることができた。パ
フォーマンスはいつもより控えめで、必要以上に客席を煽ることもしなかったのだが、ステージの後半からお客さんが立ち上がって踊り始めた。弾き語りのライ
ブではめずらしい光景だ。
アンコールのとき、お客さんと一緒になって踊っていたオーナーが、客席からこちらに「次回こそは満杯にするから、もう一度UHUに来てください」と大声で叫んでくれた。
嬉しかった。
そう言えば、9月に水戸でライブをやったときにも、動員がかんばしくなくって、この街にはなかなか戻って来れないかなと思っていたら、しばらくして、その
ときに観に来てくれていたお客さんから「自分がライブを企画したいので、もう一度水戸に来てほしい」という内容の連絡をいただいた。その後、実際にお会い
して話を聞かせてもらい、来年の3月に再び水戸でライブをやらせてもらうことになった。
あのときの自分も確かに、「今を生きる」ことを言い聞かせてステージにのぞんだのだ。
覚悟はできている。自分の才能も信じている。不安を越えて、今を生き、そして明日へ向かおう。
ありがとう静岡。また、戻ってきます。
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