2002年9月16日月曜日

2002年9月16日(月)

早朝の新幹線で東京に戻り、幼馴染みの結婚式&披露宴に出席。深酒と睡眠不足 のわりには元気。
式場で仲の良かった小、中、高校生時代の同級生4人と再会。10数年振りに 会った奴もいて、懐かしい。
新郎&新婦は幸せの絶頂という感じで、多いにみせつけられた。いい結婚式だった。
スリープウォーカーというクラブジャズバンドをやってるサックス奏者のまさやんが、たまたま新郎の京都時代の知り合いだったことから披露宴に出席していて、久し振りに再会。
2次会は彼の知り合いがやってるという原宿通りにある店 で飲む。同級生、知り合いミュージシャン、新郎の会社の同僚、新郎が元いた 会社の同僚で俺の自宅のご近所さんという不思議なメンバーの集まりで盛りあが る。 久し振りに集まった幼馴染みとの会話は非常に楽しく、心が洗われた。
閉店の時 間になってもまだ、盛り上がり足りない気がして、皆で渋谷のクラブ、ルームに 行く。店に入ったらキャロル・キングの「I FEEL THE ERTH MOOVE」が聴こえてきた。この日のDJは元コーザノストラの佐々木潤さん。 30代後半の同級生達といっしょに渋谷のクラブで盛り上がってるなんて笑え る。
同級生の一人はジョン・トラボルタのような動きをみせてフロアで異彩を放っていた。 少々音量のでかすぎるサウンドに身をゆだねながら、12時をとっくにまわって 自分が誕生日を迎えていたことに気付いた。 まだまだこんな感じで行きたいね。 乾杯!

2002年9月15日日曜日

2002年9月15日(日) 長野・ネオンホール

起きてすぐに木下さん宅の向かいにある温泉宿の湯につかりに行く。
その後、木 下さんに美味しい蕎麦を食べに連れて行ってもらう。途中で立石公園に立ちより 諏訪湖を一望する。数日振りに晴れ間がのぞく。絶景。蕎麦屋では天おろしそばと地ビールを頼む。美味。木下さんに駅まで送ってもらい、いざ長野へ。
ネオンホールに来たのは初めて。戦前に立てられたという古い木造の建物を改造 して作られた店内は、妙にアングラな匂いがする。自分が育った京都のライブハ ウス磔磔や拾得の雰囲気に似ているせいもあり、親しみと懐かしさを覚えた。 建物は古いがスタッフと集まってくるお客の年齢層は結構若かった。若さのせい なのか皆、非常に元気がよい。ライブの盛り上がりも凄かった。
今回のツアーは どこもよく盛り上がったが、ここの盛り上がり方は天井知らずな感じ。2度めの アンコールが終わっても、最後の曲のコーラスをお客さんがしばらく歌い続けていて、なかなか会場の余韻がさめなかった。
で、俺の余韻も冷めやらず、ライブ途中から飲み始めたアルコールはライブ後も 益々進み、深夜からはリクオのDJタイムが始まる。残ったスタッフとお客さんと いっしょに飲んで踊って騒いでアホになる。ミュージックライフ!ツアー最終美にふさわしい一夜。

2002年9月14日土曜日

2002年9月14日(土) 岡谷・セロニアス

目覚めたら手首の痛みが消えていた。ラッキー! 涼しいというよりは肌寒い気候。ツアーの間に夏の匂いがすっかり消えてしまっ た。
昼食にまた蕎麦を食べる。が、今日の店ははずれ。
その後、湖畔のベンチにすわって、明後日に出席する幼馴染みの結婚式のスピーチを考えたりする。
夕方、今日のライブの主催者、木下さんと待ち合わせて、ライブ会場セロニアス がある隣町の岡谷へ向かう。 セロニアスに置いてある年期の入ったピアノは約20年前に木下さんはじめ街の音楽仲間がお金を出し合って購入したものだそう。こういう話を聞くとぐっと気 持ちが入る。
今日も新鮮な気持ちで演奏できた。お客さんの反応も素晴しい。 現在諏訪在住、元古井戸のシンガーソングライター、加奈崎さんが観に来てくれ た。とても元気そうだった。不良親父健在。

2002年9月13日金曜日

2002年9月13日(金) オフ

飯田線で上諏訪へ。諏訪湖から歩いて1分ほどの温泉付ホテルに泊まる。
駅前の観光案内所で教えてもらった河内屋という蕎麦屋で遅い昼食をとる。 せいろ(大)を頼む。細めんで固め。かめば少し甘味がある。美味。
気温が急に下がり出したせいもあり、右手首が痛みだす。何度も湯につかり腕か ら手首、掌、指にかけて丁寧に左手でマッサージする。
夜は諏訪湖沿いにあるファミレスに居座って読書などして時間をつぶす。

2002年9月12日木曜日

2002年9月12日(木) 飯田・ふぉの

高山からJRで名古屋へ。そこからバスで飯田へ。移動に約6時間かかる。
それで もこのところ体調がよいので、あまり疲れを感じない?
ツアー中に、知り合いミュージシャンであるシンガーソング・パンク・ロッカー、 遠藤みちろうさんが倒れたらしいという話しを人づてに聞き、気になっていたの で、リハーサルの後、本人に電話してみる。 胃潰瘍で2週間入院して3日前に退院したばかりとのこと。やっと元気が出てきたら、何か怒りがふつふつと湧いてきたそうだ。 ミチロウさんは50を過ぎても年間200本を超えるライブを続ける超人だが、さすがに無理がたたったのだろう。取り合えず回復に向かっているようなのでよ かった。
数年前、郡山でミチロウさんと共演させてもらった翌日の昼間、温泉にいっしよ させてもらったことがある。露天風呂もついて、なかなか気持ちの良いお湯だっ た。 そのとき露天風呂の湯船からあがったミチロウさんが、その場で仁王立ちになっ て深呼吸をしていた姿が忘れられない。とにかく筋肉質のその体はとても50近 い親父のそれとは思えないはりと力強さを持っていて、アメリカのパンク親父イ ギー・ポップの肉体にも、まさるとも劣らない感じ。脱いでもすごいっす、ミチロウさん。 そばにいた自分は軽い敗北感。
ライブは今日も満席。嬉しいね。開始30秒で、今日のライブはもらったって気 になった。ええ感じ。調子に乗ってるわ。

2002年9月11日水曜日

2002年9月11日(水) 高山・ビッキン

渓流沿いを走る高山本線に乗るのはいつも楽しみ。車窓からの景色が飽きない。 ライブ前になかなかうまい蕎麦を食う。
今夜はマスターの同級生でサックス奏者の中谷さんと5曲セッションする。いい 会話をさせてもらった。またいつかお手合わせを。
今日の打ち上げではおとなしい酒を飲んでくつろぐ。

2002年9月10日火曜日

2002年9月10日(火) オフ

富山で連泊。 昼食は徳光夫妻が地元の料亭に招待してくれる。白えびづくし。美味。ごっつぁ んです。
夕方、市内に戻って駅近くで自転車をレンタルして街を散歩。 本屋で文庫本を3冊買う。

2002年9月9日月曜日

2002年9月9日(月) 富山市岩瀬浜・アナザホリデー

大阪時代からの知り合い徳光典子さんが夫のタカジーと、カフェをオープンして 1年。オープン前からさそわれていたライブをやっと実現できた。
アナザホリデーは古い民家を改造してつくられた、しゃれていて懐かしいスペー ス。オープンな雰囲気があって若い子ばかりじゃなく近所のおばあちゃんもお店の常連だったりするところがとても良い。
リハの後、近くの富山港界隈を散歩。大きなロシア船が寄港していた。ロシア人とおぼしき男性がボロボロのチヤリンコに乗って、町をうろついていた。 このあたり、夜中にはやばい取り引きが行われていそうな雰囲気。
今日も集中力の高い演奏ができた。力が抜けて気持ちがすっと入って行く感じ。 お客さんの反応も素晴しい。絶好調。
カメラマンでもある典子さんが写真をたく さんとってくれた。あがりが楽しみ。
打ち上げではアルコールもすすみ、上機嫌で語りまくった。

2002年9月8日日曜日

2002年9月8日(日) 金沢・もっきりや

もっきりやのピアノの前に座った時に、昨夜この同じ場所の同じセッティングで エリック・カズが演奏したことを思って、少し不思議な、感慨深い思いにかられ る。
32年の歴史を持つこの場所には音楽を通してたくさんの想いが凝縮されてい る。
今日はそんな想いを感じ、受け取りながら演奏できた気がする。とても集中 力の高い演奏だった。
今夜のライブを今のところの生涯ベストライブの一つに加 えてもいいかもしれない。 何か見えた感じ。まだまだ高みに行けそうな。
ライブの後、マスターの平賀さんから「ブレイク直前の気がする。」と言われる。よっしゃ。

2002年9月7日土曜日

2002年9月7日(土)

今日からまた一人旅。金沢に前乗り。
明日の自分のライブ会場でもあるもっきりやでエリックカズのライブをみる。
この人の主な演奏スタイルもピアノ弾き語り。エリック自身は知る人ぞ知るとい う存在だが、ボニーレイット、リンダ・ロンシュタット、シェリルクロウといっ た錚々たるシンガーが、彼の曲を取り上げて歌っている。
夜7時半頃、エリックのライブを観るためにホテルを出ようとしたら、ロビーの ソファに腰をおろしているエリックを発見。どうやら同じホテルに宿泊している ようだ。ちょっとくたびれた感じの親父だった。
もっきりやは100人入れば超満員の小さなライブスポットだが、通好みの渋い 来日アーティストや日本のトップジャズメンが演奏する機会も多く、30年を超 える歴史を持つ。マリア・マルダー、エリオット・マフィーなんて人もこのお店の ステージに立っている。
エリックは柔らかい笑顔をふりまきながら客席を通ってステージへ登場。動きは ゆっくりとしている。 おもむろに弾き始めたピアノのタッチはとても優しく、最初は少し頼りない感じ がした。声はレコードよりも枯れていた。無駄な音が一つもないような演奏だっ た。なんの気負いもたくらみも感じられない。演出めいたものも一切ない。ただ 美しい歌がそこにあった。
しみた。 この人に比べると自分はまだまだいろんな欲があって、ぎらついている。 俺はまだそれでいく。

2002年9月6日金曜日

2002年9月6日(金)

京都 磔磔 この日はワンボックスカーを借りて東京からサポートミュージシャンの山崎哲也 (パーカッジョン)、玉城亜弥(ヴァイリン)、スタッフの哲ちゃん、えびちゃんといっしょに車移動。
車内は終始賑やか。亜弥ちゃんと山崎君の二人が揃うと相乗効果があるようで、 どっちもほんまようしゃべるわ。友達と遊びで旅行に出かけてるみたい。こんな 感じ嫌じゃない。
このメンバーでのライブは先日の下北沢440に続いて2度め。前回よりもずっ と、メンバー間の呼吸が読み取れて、演奏にメリハリが出た。 440での2日間でも感じたことだが、新しいメンバーとの演奏は新鮮で実に楽 しい。ヘルツと違うところはステージでもオフステージでもメンバー間でベタに 盛り上がりやすいところ。
俺がぼけると誰かがつっこんでくれるところがありが たい。

2002年9月5日木曜日

2002年9月5日(木)

夜に下北で待ち合わせて学君、寺さんと久し振りに飲む。 またいつか3人で同じステージにたてればいいねと話しする。まあいつになる か、わからんけど。