2004年9月26日日曜日

9/26(日)下北沢ラ.カーニャwith橋本歩(チェロ)

 朝7時発のバスに乗り、4時間半かけて飯田から東京に戻る。
 一旦、部屋に戻ってから、午後3時半にラ・カーニャ入り。今日、チェロで参加してくれる歩ちゃんとは当日リハ。始めて合わす曲も含めて8曲やることにする。歩ちゃんから「『LIFE IS BEAUTIFUL』は大袈裟な曲だね」と言われる。確かに。
★リハーサル中の歩ちゃん。
 午後7時開演。今日も2部構成でやる。久し振りに恭一さんがPAをやってくれる。いい盛り上がり。東京でのライブは地方でやるより、客席が堅い場合が多いけれど、最近は、皆さん楽しみ方をわかってきて、くだけてきた感じ。
 とにかく下北沢ではなるべく毎月ライブをやりたい。東京では下北沢が自分のホームグラウンドだと思っている。
 打ち上げの二次回はデルタブルースという、濃い店へ行く。そこで聴かせてもらった亀渕由香さんと有山じゅんじさんのアルバムが、とても気持ちよかった。

2004年9月25日土曜日

9月25日(土)飯田 ふぉの

 11時半頃起床。さすがにアルコールが残っていて、つらい。昨日の打ち上げのことはよく覚えていない。でも楽しかった記憶はある。
 松崎さんに豊橋駅まで送ってもらい、午後1時過ぎ豊橋発の飯田線に乗る。
電車は揺りかご。飯田まで2時間半、寝てばかり。
 飯田に着いたら、体調が回復していた。やはり濃縮ウコン様のお陰か?ライブ前には、体中に力がみなぎっていた。
 今回の金沢からのツアーはとにかく体調が良い。ツア-中もお酒は飲んではいるけれど、自分なりの摂生はしているつもり。まず、食事の量を減らした。ツ アー中は深夜に飲み食いするので、寝起きから夕方までは、お腹がよっぽど減っていない限りは、食事をとらず、胃を休めるように心掛けた。油物はなるべく避 けて、塩分糖分も減らすよう気を使った。自分は紅茶をはじめとするカフェイン含有飲料が好きで、そういった飲み物ばかりで水分をとろうとする傾向がある。 カフェインとアルコールは利尿効果があるので、体内の水分が不足し血液がどろどろになりやすい。だからカフェインの量を減らし、常にミネラルウォーターを 飲むように心掛けた。それと毎日柔軟体操を欠かさずやるようにしている。ちょっとした心掛けが、かなり体調に影響を与えるようだ。
 やはり体調がいいと、集中力も増すから、演奏も良くなる。今日は相当にいいステージが出来た。お客さんと理想的なコラボレーションができた。
「ふぉの」の打ち上げは、店を変えずに行われ、マスターの小島さんが手料理をふるまってくれるのが、恒例になっている。料理は主に地元の農産物をつかっていて、とても美味しい。
 今回は、小島さんが漬けた漬け物の数々が出される。特にミョウガの漬け物が美味しかった。他には新鮮はトウモロコシを湯がいたもの、そうめん等体に優しい料理ばかり。
 小島さんは今年にはいって椎間板ヘルニアを患ったのだが、医者に強く進められた手術をあえて避けて、自分なりのやり方で自然治癒させてしまったそうだ。
 打ち上げの時に、最近BSで放送していたという、井上陽水さんを中心に、同世代のシンガー・ソング・ライターである友部正人さん、三上寛さん、高田渡さ ん、加川良さん、小室等さんらが集まり、語り合い、演奏するという企画番組のビデオを観せてもらう。6人が集まってのトークの場面で、渡さんと、寛さん が、激しく言い合っていたのが面白かった。相当にカットされているようだったけれど。最も印象に残ったのは友部さんが弾き語りで「1本道」歌い、それを他 のメンバーが聴いている場面。
 震える程に素晴らしい、むき出しの演奏だった。演奏の途中で陽水さんの表情がアップなった。その表情は、自分が知っている井上陽水よりずっと無防備だった。演奏に感応して、素直に感動しているのがこちらにも伝わって来て、はじめて井上陽水という人を、身近に感じた。
 打ち上げの帰り、小島さんから「リクオ君はこれから超有名になるよね」と言われる。




★カウンタ-越しにマスターの小島さんを撮影。

2004年9月24日金曜日

9/24(金)豊橋 ハウス・オブ・クレイジー

 名古屋は日中激しい雨が降る。午後3時頃までホテルの1階にある、喫茶店で過ごす。今日も名古屋駅から名鉄に乗って1時間足らずで、豊橋駅着。
 マスターの松崎さんと半年ぶりの再会。今日のライブは2部構成でやる。開演前と休憩中に知り合いのDJ阿部ちゃんがお皿を回してくれる。阿部ちゃんの普 段の仕事は美容師。年は多分オレと同じくらい。見た目も雰囲気も相当に若い。街の不良を束ねるかっこいい兄ちゃんって感じ。
 今日はアンコールで「ジーザス.オン.ザ.メインライン」を演る。途中でピアノを離れ、エルヴィスになりきってハンド・マイクで歌う。アホぶりが受ける。
 ライブの後、豊橋駅構内のドラッグストアで働いてるお客さんから、25倍濃縮ウコンの試供品をもらう。ラッキー!打ち上げ前に一カプセル飲む。
 これで気持ちが大きくなって今日も多いに飲む。ハウス・オブ・クレイジーでライブをやる時はスタッフのまゆみちゃんと一緒に打ち上がるのがいつも楽しみ。彼女はハウス・オブ・クレイジーにやってくるツアー・ミュージシャン達のアイドル的存在。
また相当に酔う。

2004年9月23日木曜日

9/23(木)愛知県稲沢市 稲沢市民会館小ホール屋外ステージ The10th anniversary live A.I.R~Acoustic In Room~

出演/Ban Ban Bazar/アナム&マキ/リクオ/Clingon  名古屋駅から名鉄で約15分で稲沢駅着。心配された天気もなんとかもって、無事野外で開演。
 オレは日が暮れる前にトップ・バッターで登場。賑やかしモードで行く。あっという間の30分。出番の後は客席の芝生に坐り、ビールを飲みながら、のんびりと他の出演者の演奏を楽しませてもうら。
 久し振りに観たアナム&マキは、かっこよかった。リズムが躍動している。アナムちゃんの腰の動きが最高。マキちゃんのSっぽいたたずまいもよい。もっといったれ!
 バンバンバザールは気負いのない、力の抜けた素晴らしい演奏。彼らは、憂歌団の域に近づきつつある。
★演奏中のバンバンバザール。
 イヴェント終了後は、稲沢市内の居酒屋で、小早川さん、?さん、アナム&マキの4人で打ち上がる。アナムちゃんは途中で退席。2次回は残りの4人で、星ヶ丘のスローブルースへ。そこで地元の知り合いと合流。
 マキちゃんの弾けたトークが最高だった。話の内容は秘密やなあ。

2004年9月22日水曜日

9/22(水)

★高山本線乗車中に撮影。
今日は名古屋に移動。ライブはなし。
 夕方にヤンシーから電話。今、キャラバンというシンガーソングライターのツアーで、名古屋に来ていて、今夜アポロシアターでライブがあるから、来ない か、とのこと。もちろん、お邪魔させてもらう。キャラバンの話は最近、回りから聞き、アルバムも聴いて、興味を持っていた。
 会場にはお客さんが一杯。とてもピースフルな雰囲気。最近のジャック・ジョンソンやドノヴァンにも通じる、アコースティックで、マイペースな音楽。キャラバンの場合、プラス「青臭さ」があり、それが彼の魅力の一つになっているようだ。
 ヤンシーはバンドの中で、自分を主張するより、キャラバンに寄り添い、回りの空気に溶け込むような感じの演奏。ゆっくりと体を揺らしながら、実に幸せそ うに演奏していた。オレはヤンシーのマイペースな感じを勝手に「ヤンシー・タイム」と呼んでいるのだが、ヤンシーとキャバンは、時間の流れ方が似ていて、 フィーリングが合っていた。
 キャラバンのライブを観ながら自分のことを考えた。自分はもっと過剰な衝動に突き動かされ音楽をやっているように思えた。

2004年9月21日火曜日

9/21(火)小坂町 住珈琲店

 高山から、高山本線に揺られて、約1時間。小坂町に来たのは初めて。昨日ライブをやらせてもらったピッキンの高原さんの紹介である。住珈琲店は駅から歩 いて約3分。駅前の通りに人通りが少ないというか、あまり人を見かけない。最近、下呂市に吸収合併された、人口4千人の過疎の町。
★小坂町の駅前。
今日のライブ会場である住珈琲店の住さんは、2年前に農協を退職して、お店を始められた。‘70年代のフォーク.ブームの洗礼を受けた世代で、お店を始める前から地元で、西岡恭蔵さんのライブ等を企画してこられたそう。
★マスターの住さんにお店の前に立ってもらいました。
 午前中に小坂について、リハーサルまで時間があるので、近くの渓流沿いにある温泉に連れて行ってもらう。その温泉は、露天風呂だけ水道水を使用しているのだが、景色を観て、空気を吸うだけでも、十分気持ち良かった。その後、旅館で仮眠。いい時間の過ごし方。
 この日のライブには普段ライブ会場には足を運びそうにない、年輩のおばさん、おじさんも詰め掛けた。おばさん達の受けがよかった。彼女達の笑顔を底抜けに明るかった。
 シンガーソングライターの茶木みやこさんが、近くまで来ていると言うことで、ライブを観に来てくれる。初対面。茶木さんも京都出身。二十年以上、音楽の 仕事から離れていて、子育てが終わった50代になって、またツアー暮らしを始められたそう。「とにかく今の生活が楽しくて仕方がない」と笑顔で語られてい たのだ印章に残っている。 
 

2004年9月20日月曜日

9/20(月)高山ピッキン

 マスターの高原さんは、かなり痩せていた。健康に気を使い、玄米食に変えたり、自分なりの食事療法で体重を落としたので、体調は良いそうだ。高原さんは 小さな畑を持っていて、ここ数年、自給自足を目指して、仕事の合間に畑を耕し続けている。どんなやり方であれ、自分なりの生活スタイルを探して、それをマ イペースで実践している人は素敵だ。
 今日のライブはやたら乗りの良いお客かいるなと思っていたら、関市でライブを企画してくれている、コーちゃん&ヒロちゃん軍団だった。彼らのお陰で、ライブは高山ではかってなかった盛り上がり。
 ライブの後は、ヒロちゃんから前回の関市のライブのことがダイアリーに書かれていなかったとの、お叱りを受ける。正直、スマン。はっきり言って、4月の 関市でのライブは素晴らしかったのだ。ただ、忙し過ぎてアップできなかっただけやから、コーちゃん&ヒロちゃん許してね。
★お店の前でマスターの高原さんを撮影。

2004年9月19日日曜日

9/19(日)高岡 もみの木ハウス

 高岡に行く前に、昨日平賀さんから紹介してもらった近藤さんと「もっきりや」で、待ち合せ。近藤さんは来月オープンする美術館の交流課長をしている女 性。美術館では今後、さまざまなライブ・イヴェントを企画して行く予定があるそうだ。近藤さんは、昨日のライブを観て、興味を持ってくれ、オレのライブも 企画してみたいとのことだったので、美術館を下見させてもらうことにしたのだ。
 館内を簡単に観て回るだけで、1時間近くかかった。打ち上げの酒が残っていて、ちとしんどかっったが、面白かった。とにかくスケールの大きさに圧倒された。

 高岡は1年ぶり。前回、オープニングをしてくれた、「ゆたんぽ」のユウ君が、今回はバンドではなく、弾き語りでオープニングをやってくれる。ユウ君は最 近、プロになるために、仕事を辞めたそう。31歳だから、遅めの決断ではある。不安と焦り、期待と希望の直中で、揺れる日々を送っているようだ。彼の今後 の多くは、「自分の才能を、疑う一方で、根本的に信じることができるか」「不安と付き合い続けてゆけるか」にかかっていると思う。もちろん自分自身にもあ てはまることだ。
 今回も富山在住、大学軽音時代の先輩である越前夫妻が観に来てくれる。ライブの後は、越前夫妻、ユウ君、鷹屋さんと打ち上がる。

2004年9月18日土曜日

9/18(土)金沢 もっきりや

 今日から、また1人ツアー。JRを乗り着いて金沢へ。
 「もっきりや」は自分にとって思い入れ深い場所。はじめて「もっきりや」を訪れたのが、悶々としていた高校2年生の夏休み。当時、金沢の大学に通ってい た姉がアルバイトを始めたお店が「もっきりや」だった。「もっきりや」でサブカルチャーの洗礼を受けた姉は実に生き生きとしていたのが印象的だった。
 あれから随分と時が流れたけれど、今も「もっきりや」のドアをくぐるときは、ときめく。自分がこの店で歌えるのが、とても嬉しい。
 最近の「もっきりや」はライブ・ラッシュ。ジヤンルを超えた興味深いブッキングが続いている。
 リハーサル前に、コーヒーをいただきながら、マスターの平賀さんと、最近聴いた音楽の話などしていたら、止まらなくなって、いつまで立ってもリハーサルが始まらない。でも、こういう時間がいいのだ。
★「もっきりや」外観。
 「もっきりや」は、とにかく磁場が強い。ライブの度に、インスピレーションを与えてもらっている。いつか、ここでライブ・レコーディングをしてみたい。
 最近、焼酎は水割りではなく、やはりロックだと気付いてしまったせいで、飲み過ぎてしまう。今日も打ち上げで飲み過ぎて、ツアー初日から相当に酔っぱらってしまった。
★「もっきりや」のすぐ近くにある姉妹店「ペーパームーン」のカウンターに寝転ぶ元のら猫。
打ち上げの二次会は、このお店で行われました。
 

2004年9月12日日曜日

9/12(日)心斎橋 クアトロ

 午後1時頃、心斎橋クアトロ入り。  オレは、楽屋入りするなり、ソファに横になって熟睡。ヤンシー、ミキオ君、有太君は心斎橋筋をぶらつきに出かける。キョンさんは昨日に続き、楽屋でス ポーツ新聞の競馬欄をひろげ、携帯で馬券を買っている。オレが目覚めたら、今度は、外出から戻って来た有太君がソファでしばらく熟睡。
★本番直前の楽屋にて有太君を撮影。
 午後6時ライブ開演。会場は熱気に満ちている。今日もオープニングは「デューク更家ウォーク」で入場。今日は受けた!!
 大阪の盛り上がりも素晴らしかった。大阪のお客さんは会話のキャッチボールがうまい。「つっこみ」があるのが嬉しい。楽しみ方をわかっている。
 クレフィンのツアーをやると、自分のピアノが少し、うまくなったような気になる。多分勘違いではないと思う。ミキオ君が「自分にとってクレフィンは学校みたいなものだ」と言ってたけれど、その気持ち、オレもわかる。ほんま、刺激になる。
 このツアーで、グループとしての結束が、ぐっと高まった気がする。メンバー、お客さん、スタッフの笑顔が最高だった。クレフィンはメンバー、お客さん、スタッフが一体になって、一緒に成長してゆくことを実感できる現場だ。感謝。
★ライブ後半の客席。
 

2004年9月11日土曜日

9/11(土)名古屋 ボトムライン

 東京発10時50分の新幹線で名古屋へ。メンバー全員、睡眠不足の様子。打ち上げはなかったけれど、ライブ後も、皆なかなかクールダウンできなかったようだ。
 午後1時過ぎに名古屋ボトムライン入り。ボトムラインはクレイジーフィンガーズが4月に初ライブを行った場所。そのライブの盛り上がりと、手応えによって、メンバーもスタッフも完全に勢いづいた。自分達にとっては、すごく重要で、記憶に残るライブだった。
 楽屋入りしてからリハーサル、本番までの過ごし方は皆それぞれ。キョンさんはスポーツ新聞の競馬欄をみながら、携帯で馬券を買っている。ヤンシーはしば らく外出して、近くの中古CD屋とコンビニに寄り、CDと菓子パンを買って戻ってくる。ヤンシーが買う菓子パンはたいていコッペパン。最近は会う度に、ス タジオでも楽屋でも、コッペパンをむしゃむしゃと食べている姿を見かける。ミキオ君と有太君は、I-PODでフェイセスを聴いたりして盛り上がっている。
★楽屋でコッペパンを食べるヤンシー。
  午後6時半開演。前回を大幅に上回る動員。盛り上がりも素晴らしい。
今日は昨日のライブの反省を踏まえて、それぞれのソロのコーナーの曲数を1曲ずつ減らし、5人でやる曲の構成も何曲かは、短くし、全体にライブ時間を短縮 するよう心掛ける。その結果流れがスムーズで、昨日よりも、エンターテインメントとして、完成度の高いステージになる。メンバーがそれぞれ、演奏するこ と、パフォーマンスすることを楽しんでいて、それがいい感じで、お客さんにも伝わっている。それでも、休憩をはさんで3時間に及ぶ内容。
 オープニングで、オレは「デューク更家ウォーク」でステージに登場。しかし反応は今一つ。有太君は、懐かしいホンダCMの「マッドネス・ウォーク」で、入場。これが、かなり受けていて、悔しかった。
 明日に備えて、今日の打ち上げも軽くすませておこうかと思いつつ、結局、キョンさん、有太君、ジェイルハウスの小早川さんらと2次会で得三へ行き、マスターの森田さんも交えて、3時頃まで、飲んで語り会う。
★1回転指パッチンジャンプが決まる!
 

2004年9月10日金曜日

9/10(金)CRAZY FINGERS REVUE VOL2 渋谷クアトロ


ツアー初日。入り時間に少し遅刻する。メンバーは楽屋でリラックスした様子。前回のツアーに比べれば、皆余裕がある感じ。楽屋では、ラジカセからビリ-・プレストンのベスト盤が流れている。ファンキーで、かなり暑苦しい音。
 渋谷クアトロのステージに立つのは久し振り。リハーサル前、ステージに行ってセッティングのチェック。照明のシューティングの真っ最中で、阿部ちゃんが大声で支持を出している。今回のツアーで、阿部ちゃんに照明を頼むことができたのは嬉しい。
 渋谷クアトロのピアノの鳴りは今一つ。特に低音が鳴らない。リハーサルでのピアノの音作りには、結構苦労する。ステージとPA卓を何度も行ったり来たりする。
★リハーサル前のステージ。


 今日のステ-ジ衣装は上下ガラもん。ちょっと、やり過ぎたか。キョンさんは、黒に縦のストライブが入ったタイトなスーツ。ミキオ君はグレイのスーツ。ヤンシーは普段着。有太くんも普段着の延長線上。衣装は皆、バラバラ。
 午後7時10分、開演。客席は、最初から暖まっていた。前回の東京公演に比べて格段の乗りのよさ。お客さん参加型のライブ。5人の音が重なり、暴力的に 鳴り響く。血湧き肉踊る瞬間。アンサンブルは前回よりも明らかに進化。エンターテイメント色もさらに強まる。よりバンドとしての色合いが強まった。ステー ジ上のメンバーがこんなに楽しいのだから、お客さんにも伝わる。
 アンコールでは、メンバ-全員がステ-ジ前に集まって、タンバリンを叩きながらアカペラを聴かせる。かなりゴスペル。これがなかなかうまくハモれて、相当に盛り上がった。今回のステージの大きな見せ場になる。今回、全員で歌う場面を増やしたのは、正解だった。
 2ステージに分けて行われたステージは、3時間を裕に超えてしまった。
立ち見のお客さんは、きつかったかも。
 確実にクレフィンは進化し、お客さんにも浸透して来ていることを実感できたツア-初日だった。
 明日が早いので、さすがに今日は打ち上げはなし。しかし、オレは氏家さんと近くの居酒屋で軽く乾杯。部屋に戻ったのは2時半。
 明日は名古屋。
★アンコールで、ステージ前に集まり、メンバー全員によるアカペラを聴かせているところ。





2004年9月4日土曜日

9/4(木)仙台 サテンドール

 いつものようにサテンドールの岡崎さんの息子、直人君が仙台駅まで迎えに来てくれて、4時頃店入り。直人君は去年までサテンドールを手伝っていたのだ が、現在は大箱のライブ・スペース、ZEP仙台のスタッフ。オレがサテンドールでライブをやるときは、今もブッキングの窓口になってくれていて、当日も 色々と世話してくれるのだ。親子そろって、本当に音楽好き。二人ともジャンルや世代に対するこだわりや偏見がなく、柔軟に自分達の好きな音楽を探し続ける 姿勢が素敵だ。
 この半年、サテンドールは、大雨でお店が床上浸水したり、お店のスタッフが辞めて、岡崎さん自身が昼間の仕事の後に毎日、お店のカウンターに立たなけれ ばいけなくなったりと、色々とあったようだ。お店を長く続けてゆくのは、大変なことだと思うけれど、サテンドールはぜひ、20周年、30周年を目指して、 やっていってほしい。
 サテンドールのピアノはなかなか、扱いが難しい。鍵盤が重く、やわなタッチでは、いい音で鳴ってくれない。ピアノに慣れるためもあって、リハーサルはい つもより長め。リハーサル後に岡崎さんから「リクオは、うちのじゃじゃ馬ピアノを弾き鳴らす、ロデウマンだね」と言われる。
「ロデウマン」!いいフレーズなので、本番のMCで使わせてもらう。

★これがサテンドールのじゃじゃ馬ピアノ。お店に放置されていた自家発電ミラーボールをピアノに置いて、使用。  
 ステージに上がって1曲演奏し終え、お客さんの様子をみて、急遽今日は2部構成でやることに決める。客席の雰囲気がリラックスしてい て、とてもよいので、なるべくドリンクオーダーをとってもらいながら、ゆっくりライブを観てもらうのがよいと思ったのだ。普段、2ステージ・ライブは演奏 時間がどうしても長くなるので、体力の消耗が激しく、集中力の維持が難しいので、あまりやりたくないのだが、今日は別。
 サテンドールでは、ダイアローグとモノローグを自由に行き来するライブができる。緊張と緩和のバランスもうまくとりやすい。自分とは相性の良い空間。今夜はいつも以上に溌溂としたステージ。

2004年9月1日水曜日

9/1(水)

 吉祥寺でクレフィンのメンバー5人が揃ってリハーサル。新曲を色々と試してみる。特に、新曲のインスト「ルイジアナ・ブレイクダウン」の、出来が素晴らしい。5人での演奏は圧巻。今後のクレフィンの重要なレパートリーになると思う。  前回のツアーを上回る内容になるのは間違いない。