11時半頃起床。さすがにアルコールが残っていて、つらい。昨日の打ち上げのことはよく覚えていない。でも楽しかった記憶はある。
松崎さんに豊橋駅まで送ってもらい、午後1時過ぎ豊橋発の飯田線に乗る。
電車は揺りかご。飯田まで2時間半、寝てばかり。
飯田に着いたら、体調が回復していた。やはり濃縮ウコン様のお陰か?ライブ前には、体中に力がみなぎっていた。
今回の金沢からのツアーはとにかく体調が良い。ツア-中もお酒は飲んではいるけれど、自分なりの摂生はしているつもり。まず、食事の量を減らした。ツ
アー中は深夜に飲み食いするので、寝起きから夕方までは、お腹がよっぽど減っていない限りは、食事をとらず、胃を休めるように心掛けた。油物はなるべく避
けて、塩分糖分も減らすよう気を使った。自分は紅茶をはじめとするカフェイン含有飲料が好きで、そういった飲み物ばかりで水分をとろうとする傾向がある。
カフェインとアルコールは利尿効果があるので、体内の水分が不足し血液がどろどろになりやすい。だからカフェインの量を減らし、常にミネラルウォーターを
飲むように心掛けた。それと毎日柔軟体操を欠かさずやるようにしている。ちょっとした心掛けが、かなり体調に影響を与えるようだ。
やはり体調がいいと、集中力も増すから、演奏も良くなる。今日は相当にいいステージが出来た。お客さんと理想的なコラボレーションができた。
「ふぉの」の打ち上げは、店を変えずに行われ、マスターの小島さんが手料理をふるまってくれるのが、恒例になっている。料理は主に地元の農産物をつかっていて、とても美味しい。
今回は、小島さんが漬けた漬け物の数々が出される。特にミョウガの漬け物が美味しかった。他には新鮮はトウモロコシを湯がいたもの、そうめん等体に優しい料理ばかり。
小島さんは今年にはいって椎間板ヘルニアを患ったのだが、医者に強く進められた手術をあえて避けて、自分なりのやり方で自然治癒させてしまったそうだ。
打ち上げの時に、最近BSで放送していたという、井上陽水さんを中心に、同世代のシンガー・ソング・ライターである友部正人さん、三上寛さん、高田渡さ
ん、加川良さん、小室等さんらが集まり、語り合い、演奏するという企画番組のビデオを観せてもらう。6人が集まってのトークの場面で、渡さんと、寛さん
が、激しく言い合っていたのが面白かった。相当にカットされているようだったけれど。最も印象に残ったのは友部さんが弾き語りで「1本道」歌い、それを他
のメンバーが聴いている場面。
震える程に素晴らしい、むき出しの演奏だった。演奏の途中で陽水さんの表情がアップなった。その表情は、自分が知っている井上陽水よりずっと無防備だった。演奏に感応して、素直に感動しているのがこちらにも伝わって来て、はじめて井上陽水という人を、身近に感じた。
打ち上げの帰り、小島さんから「リクオ君はこれから超有名になるよね」と言われる。
★カウンタ-越しにマスターの小島さんを撮影。