2009年10月26日月曜日

雨上がる

というわけで、昨日できたかったことを今日やろうとしたのだけれど、起きがけから体がだるく、昼飯食ったら眠くなって、また寝てしまった。
 夕方から気合い入れて作業始めたら、やっとスイッチが入った。

 自分は一端スイッチが入ると人一倍集中力が持続するので、ついつい疲れを忘れてしまう。それで調子に乗っていると、ある時心身ともにガクンとくきて、何も手につかなくなる。多かれ少なかれ誰にでもあることだ。
 本格的にツアー生活を始めた頃は、ツアーの後半や、帰宅後にいきなり落ちしてしまい、なかなか戻れなかったりした。今は、落ちることも想定して、それは それでしゃ~ないと思うようにしている。気持ちのアップダウンをコントロールする方法もそれなりに身につけてきたつもりなのだけれど、過信していると落と し穴にはまる。
 
 夜が明けてきた。雨は上がった。

2009年10月25日日曜日

「今日やれることは明日やる」

 朝帰りで、昼過ぎに起床。
 ほぼ一日、何も出来なかった。抜け殻。
 色々と宿題がたまっているのだけれど。キャパオーバー。
 自分をせめない。
 しゃ~ない。
 「今日やれることは明日やる」と言ってたのは、誰だったけ?
 中島らもさんやね。

2009年10月24日土曜日

最高のミュージックライフ

10/24(土)南青山 AYOYAMA月見ル君想フ
リクオDVD 「What's Love? Live」発売記念スペシャル・ライブ~セツナグルーヴ2009~
【サポートメンバー】寺岡信芳(ベース)/朝倉真司(パーカッション)/橋本歩(チェロ)/阿部美緒(ヴァイオリン)

 会場入りする前に自宅で、開演前に流すBGMをi-tunesで編集する。名古屋、大阪公演では、70年代のソウルミュージックを中心に編集したのだけれど、今回はグルーヴィーな邦楽ナンバーで統一することにする。
 左とん平、夏木マリ、和田アキ子、桑名正博、かまやつひろし、南桂孝、
LEYONA、クレイジーケンバンド、小泉今日子、RCサクセション、小島麻由美etc.ワクワクしながら曲を並べる。パーティーに出かける前みたい。この日のライブをホント楽しみにしていたのだ。
 お客さんのリアクションは最初から素晴らしかった。ここ数年ずっとお世話になっているピアノ会社、高木クラヴィアからレンタルされたグランドピアノのコ ンディションも抜群だった。PAを担当してくれたモーキーは、そのセンスに増々磨きがかかっていた。エリちゃんの照明はツボを心得ている。決してインフレ しない。曲をよく覚えてくれていて、しかも臨機応変。何よりも愛がある。
 寺さん、朝ちゃん、歩ちゃん、阿部美緒の演奏はいつにも増して素晴らしかった。ただただ最高のグルーヴのため、最高の共鳴のためにすべてを捧げる。まさ に"For the music"。大げさではなく、自分のキャリアの中でも、最良といっていいサウンドと精神がここにあると感じた。そして、それらはまだまだ進化の余地を残 している。
 正直に言うと、いまだに「なぜ、もっと多くの人達にこの音楽が伝わらないのだろう?」というわだかまった思いが、時折もち上がる。かっこ悪いと思うか ら、こういうことはほとんど口にしない。自分はステージに全身全霊を捧げることで、その思いから逃れてきた。共鳴を感じることで、どうにか独りよがりに陥 らずにすんだ。多いに救われてきた。
 この日のステージでの自分の気持ちは透き通った感じだった。力むことなく、身を委ねるように演奏させてもらった。気持ちがよいばかりだった。さまざまな リアクションが自分の力になって、エネルギーがどんどんいい感じで循環されていった。幸せだった。

 打ち上げの2次会は下北沢に移動。まずラカーニャに行って、マスターに15周年のお祝いの言葉を伝えた。鮎川誠さん&シーナさん夫妻がお店に来ていて、ご挨拶。阿部美緒がファンだと言うので紹介して一緒に記念写真を撮らせてもらう。
 その後、近くの440でおおはた雄一君がオールナイトセッションをしているというので、途中参加。先日のPすけ祭りで一緒だった、ベースの伊賀君やヌッカ君らも来ていて、皆でセッションして朝まで盛り上がる。
 
 最高のミュージックライフやん。

2009年10月18日日曜日

色気空間で弾ける

大阪 Rain Dogs
リクオDVD 「What's Love? Live」発売記念スペシャル・ライブ~セツナグルーヴ2009~
【サポートメンバー】寺岡信芳(ベース)/朝倉真司(パーカッション)

 前日のライブと打ち上げの疲れで、3人ともリハーサル開始前まではぐったり。まあ、いつものパターンである。
 この日のライブは急遽客席に敷き詰められた椅子を取っ払ってスタンディングに変更。照明のミラーボールを開演前から回しっぱなしにしてもらい、BGMは ソウルナンバーを中心にオレが選曲、ライブ前からくだけたパーティー感を演出するよう心がける。これが正解だった。
 ライブは実によく盛り上がった。演奏する側もワイルドに弾けた。それでいて大きな乗りはキープできたのがよかった。
  Rain Dogsという大阪ならではの色気ある空間だからこそできたライブだと思う。

2009年10月17日土曜日

グルーヴ進化

名古屋 TOKUZOU得三
リクオDVD 「What's Love? Live」発売記念スペシャル・ライブ~セツナグルーヴ2009~
【サポートメンバー】寺岡信芳(ベース)/朝倉真司(パーカッション)

 とにかくこのメンバーで演奏できるのが、楽しい。気持ちいい。自分を生かしてくれる最高のメンバーだと思う。
 サウンドはさらに進化あるいは深化しつつある。演奏のスペースが広がって、ドライブ感を失わないままに、乗りが大きくなった。そのことによって歌が、より響きを感じながら、自由に、エモーショナルに歌えるようになった。
 いい演奏ができた、いい空間をコーディネイトできたという満足感と同時に、もっとグルーヴを突き詰めたいという欲求。
 前売りが苦戦していたので、予想よりも客席が埋まってありがたい、ほっとしたという思いと同時に、興行としてもっと成り立たせることを考えなければいけないんじゃないかという思い。
 この日、名古屋でライブをやるときにいつもお世話になっているイベンター、ジャイルハウスのK氏と色んな話をする。この不況下、特に今年に入ってから各 ライブの動員は激減、ラジオ局もスポンサーがつかず大苦戦、CDの売り上げは下降の一途、業界の冷え込みは相当だと聞かされる。
 むしろ自分のような業界の末端で活動している人間の方が、不況の煽りは少ないようだ。自分の活動の中心はライブだけれど、ここ数年地方での動員は増えて いる。それは地方でライブをする場合の地元での受け皿がひろがっていることが大きな理由の一つだと思う。地方でのライブをやれる場所、ライブを企画してく れる人達、小さなフェスやライブイベントの数は確実に増えている。ある数までは、地方の方が、よいものはよいと伝わりやすい、フェイス.トィ.フェイスで 情報がいきわたりやすいのだと思う。
 Kさんと、来年は新譜リリースやデビュー20周年を機会に名古屋でもプロモーション活動をやって、もっと仕掛けていこうという話をする。

 打ち上げも得三で。得三は飲食が充実しているので、ライブ後も多くのお客さんが居残ってお店は賑やか。しかも午前5時迄の営業なので、ライブ後に入店するお客さんも多数。
 午後3時、そろそろ帰ろうとしたらオーナーの森田氏に引き止められ、結局閉店時間まで飲む。

2009年10月13日火曜日

Pすけタイム恐るべし

横浜 ThumbsUp ~プチPすけ祭り~
【出演】Pすけ&hanchan/リクオ/nucca/児玉奈央/AO(ダチャンポ)/橋本歩(チェロ)and more
ゲスト:山口洋(HEATWAVE)
 サムズに到着して最初に自分を迎え入れてくれたのは、思いがけず友部正人夫妻。明日ニューヨークに帰る前に、顔を見に来てくれたのだという。このぶらりと顔を出すフットワークの軽さが夫妻の魅力の一つ。精神が若いのだ。
 ライブ前に会場を後にした夫妻と入れ替わるように、開演時にあらわれたのが友部さんの息子のカズホ。彼は先月までサムズアップのスタッフだったのだ。
 この日は海さくらミュージックフェスティバルでも大活躍だった打楽器奏者Pすけくん仕切りのイベント。
 初めて出会う演奏者も多く、彼のお陰でいい出会いをいくつももらった。出演者のほとんどが自分よりもかなり若い世代のミュージシャン。皆音を楽しむこ と、いい空間を共有することだけに熱中している風。かまえた感じとか、何かにわだかまってる様子が見て取れない。よいものはよいとすぐに受けれる素直さを 感じる。
 いいとか悪いではなく自分の若い頃とは違うなあと思った。自分の20代はもっとかまえていたし、我を持て余していて、それが音にあらわれていた。年を重 ね、経験を重ねて次第にリラックスを覚え、ようやく素直に近づいたかなといういう感じなのだが、彼らはそういう葛藤を経ている風でもなさそう。表に出さな いだけなのかな?なんというか生き方のスマートさが音にもあらわれている感じ。
 この日のイベントの中で山口洋はやはり異質だった。存在にアクがある。違和感がすぐ表に出る。こういう諸刃の剣にもなりうる鋭さ、緊張感は、他の出演者にはない個性であり、魅力だと感じた。
 自分の場合は、郷に入ればある程度郷に従いつつも、好きやにやらせてもらうタイプだとしたら、ヒロシの場合は郷に入れど豪に従わず、しかし気遣いはする、という感じか。
 この日のイベントはヒロシが参加したことによって、スモールサークルを超えて、より刺激的なものになった気がする。出会いとは他者を受け入れる事だとすれば、異質にぶつかることこそが深い出会いのきっかけになるのだと思う。
 このイベントを企画したPちゃんのオープンなスタンスは素晴らしい。彼とのセッションは本当に楽しい。これからも一緒に色々やらせてほしいなあ。
 イベントは押しに押しまくりアンコールの頃には日付が変わり、その場にいた多くの人達の終電時間を超えてしまった。しかしステージ上のPちゃんはそれを 気にする風でもなく嬉々としてセッションを続けていた。Pすけタイム恐るべし。アンコールの途中で、終電のために、お客さんだけでなくステージからも途中で帰ってしまう人間がでるというのは初めての体験だった。

2009年10月12日月曜日

ワイナリーでライブ

山形県東置賜郡高畠町 高畠ワイナリー  
「2009高畠ワイナリー 秋の収穫祭 スペシャルライブ」
【出演】リクオ/ショーロクラブ
 昨日のライブでPAを担当してくれたYさんの運転する車で、ミルトン夫妻、Mさん等と本日のイベント会場のある高畠へ向かう。快晴に恵まれ、道中、皆のテンションは高まるばかり。幼い頃の遠足気分がよみがえってきた感じ。
 ワイナリーでのイベントだから、もちろん開演前からおすすめのワインを遠慮なくいただく。イヤ~、日本のワインも美味しいんやな~。どの種類を飲んでも、高畠ワインならではの味がするところがまた素晴らしい。
 
 何年も続いている野外イベントなので、リピーターのお客さんも多く、皆さん楽しみ方を心得ている感じ。実に開放的な空気の中、ライブは多いに盛り上がっ た。ライブ中、終始客席で演奏に合わせて踊り続ける5歳前後と思われる男の子がいて、こちらも多いに乗せらた。将来の大物かも。
 ライブの後高畠ワインの社長さんが、わざわざ楽屋に挨拶に来て下さって、しばらく話させてもらう。「地場産業として常に地域密着を心がける」「消費者に 対して絶対に嘘をつかない」それらの言葉が決して上辺ではないと思わせる魅力と余裕を感じさせる人だった。
 ワイナリーを出る頃にはかなりの酔っぱらい。高畠駅には温泉が隣接しているので、湯につかってから乗車。

2009年10月11日日曜日

白石ミルトンで歌いきる

白石市八幡町 カフェミルトン
 考えてみれば、ミルトンを初めて訪れたときからまだ1年半程しか経過していないのだ。その間の付き合いがあまりにも濃密だったせいで、もっと長い付き合いのような気がする。今やミルトンは自分が帰るべき大切な場所の一つである。
 中央ではなく、白石という辺境の地だからこそ出来る事があるのだということを、ミルトンは身をもって教えてくれる。ほんとに頼もしい。ミルトンママみたいな人がマネージャーについてくれたらなあと心から思う。すごいバイタリティー。
 ミルトンマスターと週2回は飲みたいなあと思う。「人生はカーニバル」マスターをみているとそう実感する。
 今日は時間を忘れて演奏した。アンコールで最後の曲を終えて、歌いきったと思った。

2009年10月10日土曜日

ジャケット撮影

この日は年明けに発売予定のアルバムのジャケット写真撮影を行う。撮影場所は録音場所でもある江ノ島虎丸座。
 ジャケットデザインをお願いする渡辺氏とカメラマンの和田ちゃん、そしてオレの3人で色々とアイデアを出し合いながら撮影を続ける。
 デザイナーの渡辺太朗氏とは、昨年ベスト盤のジャケットデザインをお願いしたのが付き合いの始まり。先月発売のライブDVDのジャケットデザインも渡辺氏である。
 カメラマンの和田ちゃんは学生時代からの長い付き合いなのだが、一緒に仕事をしたのは3年前、「セツナウタ」のジャケット撮影が最初。彼女の写真には女 性ならではの視点というか視線を感じる。普段の自分より、ちょっとナイーブにみえる写真が多い。あと、実際より相当イケメンに撮れてる写真が多いので、実 物とのギャップがちょっと心配になったりする。 
 撮影は昼間から日が沈む頃まで。ストレスのない楽しい現場だった。

2009年10月9日金曜日

寺さん、朝ちゃんとリハーサル

来週から始まるDVD発売記念ツアーに備えて、サポートメンバーの朝ちゃん、寺さんと下北沢でリハーサル。
 約4ヶ月振りに2人と音合わせしてみて、自分のタイム感の変化をはっきりと感じた。3人で音を出してしばらくは、少しタイミングがずれている気がしたけれど、演奏している間にどんどんピントが合ってくる。
 そうそうこの感じ。それぞれが互いの乗りと息づかいを感じ合って、また今迄とは少し違うグルーヴが生まれた。ほんとこの2人のリズム隊は、自分が目指す 「セツナグルーヴ」の最高の理解者だなあとあらためて思った。彼らとは一緒になって一つのグルーヴを作り上げてきたという実感がある。
 このスタイルでのライブ、たくさんの人に見てほしいなあ。

2009年10月8日木曜日

録りが終了

 朝方まで激しい暴風雨が続いて、安眠できず。
 午後からは台風一過で、見事な快晴。チャリンコで海沿いを走りながらレコーディングへ向かう。海はまだ荒れていて、海岸には流木やら海藻やらたくさんの漂着物。カラスの集団がそれらを突いている。
 この日で弾き語りアルバムの録りが終了。今月中にはミックス作業も終了する予定。発売は年明けすぐの予定。


2009年10月4日日曜日

梅津さんありがとう、そしてまた。

金沢 もっきりや
【出演】リクオ with 梅津和時(sax他)
 梅津さんとの3ヶ所ツアー最終日。  
 もっきりやは自分にとっても梅津さんにとっても付き合いの長いお店である。自分が初めてもっきりやを訪れたのは高校生だった15歳の頃である。
 当時30過ぎだったマスターの平賀さんも、梅津さんと同じく、今年ついに還暦。2人ともまだまだ元気そうで、こういう先人がいてくれると心強い。梅津さんも、平賀さんも、オレも、目指すは生涯現役である。

 もっきりやで演奏するのは大好きだ。色んな意味で素晴らしい共鳴空間なのだ。この場所に梅津さんと来れたことがほんと嬉しかった。
 この3日間で、この10数年の自分の歩みを梅津さんにある程度伝えられたような気がする。梅津さんは昔も今も変わらずオープンマインドで自分を受け入れ てくれた。演奏の素晴らしさは相変わらずで、しかし以前とは違う息づかいが感じられ、とても新鮮だった。自分は、この人からたくさんのことを学ばせても らったのだ。そして、今回の共演でも、また何かを引き出してもらったような気がする。
 自分はこの3日間を通じて、梅津さんとやっとホントの再会を果たせたような気がする。
  打ち上げの席で梅津さんとまたの共演を約束した。

2009年10月3日土曜日

無音のメロディー

富山県高岡市 Cafe POULOWNIA 
CAFE!!ROCK!!LIVE!! VOL.19
【出演】リクオ with 梅津和時(sax他)
 渡辺君が中心になって企画されてきたこのライブイベントも今回で19回目。点ではなく線になってイベントが続き、確実にこの地でライブ文化が育まれているの嬉しい。
 満員の客席は最初から出来上がっている状態。乗るところは多いに乗って、聴く所はじっくり聴いてくれるという理想的なお客さんだった。
 この日の梅津さんの演奏からは無音のメロディーが聴こえた。それはもしかしたら自分が一番聴きたかったメロディーかもしれない。
 自分にとって、とても意味のあるライブだった。

2009年10月2日金曜日

心が震えたー梅津さんとツアー

長野市 ネオンホール 
【出演】リクオ with 梅津和時(sax他)
 自分と梅津さんとの関係に関しては、今年の4月8日、5月13日の日記を参考にしてもらいたい。
 自分にとって今年の大きな出来事の一つに梅津さんとの再会があげられる。自分は随分と長い時間をかけて親離れを試みていたのかもしれない。  梅津さんと再会して一月も経たずに清志郎さんが旅立った。
 その日以降多くの人達の何かが変わらざるを得なくなったような気がする。自分も少し変わった気がする。梅津さんもそうなのかもしれない。梅津さんと清志郎さんは同じ時代を生きた同士のような存在だったと思う。
 2部の最初に梅津さんのソロコーナーを15分程お願いした。自分にはその15分間のすべての演奏がレクイエムに聴こえた。
 梅津さんのソロコーナーの後に2人で「胸が痛いよ」を演奏した。梅津さんのサックスに心が震えた。演奏を終えても余韻が消えず、次の曲が演れなくなってしまい困った。
 いいステージができたと思う。けれど明日は曲順を変えようと思った。

 アンコールでは現地スタッフのみんなが梅津さんの還暦と自分の45歳を祝う手作りケーキを用意してくれるサプライズがあった。照れるが嬉しかった。
 高木夫妻、小川くん、現地スタッフのみなさん、今回もほんまありがと。
 打ち上げの手料理、体に優しくって、美味しかった~。
 手作りっていいね。
 また。

2009年10月1日木曜日

秋やな

長野県松本市 ALECX Bar space squall 
【出演】リクオ /タテタカコ
 小田急線とJRを乗り着いて長野県松本へ。
 車窓の景色で稲刈りが始まっていることを知る。秋である。
 タテさんとの共演は昨年11月の沖縄那覇以来。彼女のステージを観ていると、会場の雰囲気もあいまって、秘密の祭儀をみているような気がした。どこか透明感のある祈りに満ちた歌だった。
 squallは鳴りの良い空間だった。40席もない狭い場所なのでピアノにはマイクをたてなかった。アンコールではヴォーカルもマイクなしで歌った。
 終始気分がよかった。