2005年7月31日日曜日

7/31 (日)

下北沢 ラ.カーニャ
 約5ヶ月振りのラ.カーニャ弾き語りライブ。今回はサポートもゲストもなく、完全に一人のピアノ弾き語り。
 開演前に近くの茶店で、「何やろうかなあ~」と考えるも、特に何も思い浮かばなかったので、本番の流れに身を任すことにした。とにかくあんまり頑張らんとこって感じ。手を抜くのとは違うんよ。
  今日はリクオの部屋にようこそって気分。いつも以上のリラックス状態でやりはじめて、好きに弾き、好きに歌い、好きにしゃべって2ステージ。休憩の間はカ ウンターの奥で、黒糖焼酎れんとの水割りを飲んでくつろぐ。アルコールのオーダーが結構出ていて、マスターの岩下さんは忙しそう。
 2部になると、お客の酔いが回ったせいもあるのか、客席の開放指数がぐっと上る。バラードを歌い終わった後に女性からの嬌声が上がったのはよかった。ぐっときた。
 ライブは、ばかで楽しくて色っぽいのがいい。
  ハンバートハンバートの二人が観に来てくれたので、ライブの後一緒に居酒屋に行って飲む。ハンバートの二人はまだ20代半ば。りょうせい君はういういしさ を残しつつ、老成している感じ。遊穂ちゃんはマイペース。ベランダで咲いているかわいらしい花みたい。二人ともほんわりといい空気をかもしだしている。オ レばかり酔って、気分よくしゃべった。

2005年7月26日火曜日

7/26 (火)

大阪 martha(dinning cafe+goods)
 恒例となった感のあるマーサ.ライブ。オレの学生時代からの音楽仲間であるK夫妻が2年前にオープンさせたカフェである。マーサでのライブはリピーターが多い。店の雰囲気はいいし、ゆっくりと料理とお酒を味わいながら、ライブを楽しめるのが魅力。
 最近は地元ミュージシャンだけでなくツアー.ミュージシャンもマーサでライブをやる機会が増えている。来月はハンバートハンバートが来るのだそう。音楽を発信するカフェとして、マーサは大阪でもすっかり定着したようだ。
 この日は新曲を色々とやってみた。自分の場合、曲ができた瞬間は嬉しくて、どんな曲も名曲のように思える。けれど、一度人前で歌ってみると、その曲に対してかなり冷静になれる。今日歌った新曲の中で2曲は残りそう。1曲はまだ改良の余地があるかな。
 この日はインフィニティーの氏家さんが、大阪で仕事があったついでにライブを観に来てくれる。ライブ中、腕を上げて手拍子したり、楽しそうしてくれてたなあ。
  この日は近くの温泉付きホテルに宿泊していて、ライブが終ったら即、湯につかりにホテルに戻る。実はオレはここの温泉の会員になっていて、大阪に来る度に 湯につかりに来ているのだ。市内にこんないい湯の温泉があるなんて、ありがたい。ライブには、地元の知り合いが何人も遊びに来てくれていたのだが、オレが ゆっくりと湯につかっているものだから、随分と待たせてしまった。
 マーサに戻って、皆と乾杯。湯上がり状態で、生ビールをぐいっと飲む。あ~幸せ。
  この後、学生時代の昔話に花が咲く。特に、軽音の同級生Tちゃん(♀)の話で盛り上がる。歌を歌っていて、当時は常にワンレンボディコン(死後ですね) 姿、新地でホステスをやっていて、学生時代から大酒飲み、かなりファンキーでいかれた女の子だった。一時、夜になるといつも彼女がSかオレの下宿に酒とつ まみを持ってやってきて、そこに仲間が集まり、毎晩のように宴会が行われていた。特に若い頃の男同士の友情というのは、女性の出現によって、くずれてゆく のもだが、彼女のかき乱しぶりは、なかなか凄かった。その後、プロゴルファーと結婚して子供を産み、離婚してというところまでは、知っているのだが、今ど うしているのかなあ。
 マーサの片平と一緒にバンドをやっていた時のヴォーカルのHは、大正区の実家でお母さんと二人暮らしで、長い間引きこもり 状態。感性がするどくて、すごく才能があるのだけれど、恥のかき捨てができない奴だった。恥じらいはなくしたくないけれど、どこかで、鈍感さというか、ず うずうしさを持っていた方が、表現者は長持ちするのかもしれない。去年、そのHに久し振りに電話したら拍子抜けするぐらい元気で、呑気そうな声だった。そ のうち、小説家でデビューしたりしたら面白いのに。
 多感な時期をともに過ごした友達のことは、今も気になるものだ。

2005年7月24日日曜日

7/24 (日)

岡山 モグラ
 ツアー最終日。瀬戸大橋を渡って岡山へ。昨日はバカ騒ぎしなかったから、体調がよい。マーヴィン.ゲイのトリビュート.アルバム が、ずっとカーステでかかっていて、心地よい。今回のツアーは快晴続き。あまり暑苦しい感じではなく、気持ちのよい暑さ。夏のツアーはいつも以上に開放的 な気分になる。結構ハードな日程だったのだが、元気に楽しくツアー最終日を迎えられた。
 モグラはソロツアーでよくお世話になっているお店。以前、クレフィンのDVDを観た代表のフクタケさんがぜひやってみたいと手を挙げてくれて、この日のライブが実現した。
 リハから音が良くてやりやすかった。いろんな点で、お店が気合いを入れてお膳立てをしてくれていたので、後はいいパフォーマンスを観せるだけ。
 最終日がモグラでよかった。いいライブができた。今回のライブの中で、この日が一番声がでた。
 モグラではいつも打ち上げで飲み過ぎてしまう。前回、ソロで来たときは、次に日に駅で吐いた。今日も最終日なので飲む。皆、楽しそうで何より。途中からあんまり記憶がない。
 皆さん、色々とありがとう。
★瀬戸大橋をバックに記念撮影。
★移動の車内後部座席から撮影。

2005年7月23日土曜日

7/23 (土)

松山SEED
 朝の4半時には目が覚める。おじいちゃんみたい。ここのホテルは別館に露天温泉がついているので、さっそく朝風呂にゆく。貸し切り状態。朝日を拝みながらゆっくり湯につかる。しっかり朝食も食べて、また寝てしまう。ヤンシーとあおちゃんは道後温泉に行って来たそう。
  今夜のライブも、いつものSEでいつものネコ面をつけてステージに登場して客席を眺めたら、びっくり。薄暗がりのなか、お客さんが全員、同じネコ面を額に 装着しているのだ。なんの集会やねん。不気味だが、壮観であった。今回のライブのプロモーションに協力してくれた梶虎君が、徹夜してこれらのお面を手作り してくれたそうだ。ほんま感謝である。
 今日は梶虎君の誕生日という話を聞いていたので、アンコールで梶虎君をステージに呼んで「ハッピーバースデー」の歌と演奏とケーキをプレゼント、サプライズをお返しする。
  今回のツアーの曲順の基本はキョンさんが考えてくれた。毎回、少しずつメニューを変えていたのだが、ライブ時間はどこも大体1時間45分以内くらいに押さ えるようにした。クレフィンのライブで凝縮したパフォーマンスを魅せる術が、今回のツアーで次第にわかってきた気がする。
 打ち上げで、はじめてダチョウの肉のたたきを食べる。あっさりしていて食べやすかった。
★ネコ面をつけた梶虎君。
★ダチョウのたたき。
 

2005年7月22日金曜日

7/22 (金)

 午後0時半から某FMの生番組に出て、そのあと3本のコメント録り。あおちゃんとヤンシーは朝から古着屋に行ってたそう。
 ぱっぱとコメント録りを終えて、次の某FM局へ勢い良く「こんにちわ、クレイジーフィンンガーズで~す」という感じでお邪魔したら、皆ポカ~ン。あれ、お呼びでない?こりゃ失礼しました。局を間違えておりました。すんません。
 その後、4人で機材車に乗り込んで大分へ。大分からフェリーに乗って、松山に向かう。
  先月、徳之島から沖縄に向けて乗ったフェリーでは、相当にしんどい目にあったのだが、今回は快適であった。まず、あまり揺れないのがありがたかった。デッ キに出ると、快晴で風が心地よく、海が広く見渡せて最高の気分。オレはi-podで音楽を聴きながら、読書したりして随分長い時間をデッキで過ごす。ヤン シーもデッキで上半身裸になって、過ごしていた。その後、展望風呂でゆっくり湯につかる。そうこうしているうちに、3時間弱で松山着。
 ホテルについた後も、街に繰り出さず、今日は休肝日にする。ベッドに横たわったらすぐに寝てしまった。
★船内のレストランでくつろぐオレ。
★デッキでくつろぐヤンシー。

2005年7月21日木曜日

7/21 (木)

福岡 ジェリコ
 福岡入りしたらまず「豚珍館」を目指す。ここのラーメンとチャーシューと高菜チャーハンが最高なのだ。店にはいったらおやっさん が「キョンさん、いつものやつでいいですか?」と聞いて来る。はいはい、もちろんですとも。ヤンシーがまた「うんまい!!」を連発。ほんとに、うんまい。 ビールは控えた。
 今日は動員が心配だったのだが、綺麗に客席が埋まる。しかも、最初から出来上がっているお客さんだった。客席に白人のヤンキー ガールが二人いて、凄い乗り。とにかくヤンシーのことが気に入ったようで、ライブのはじめから終わりまで「ヤンスィ~!!」と本場なまりで熱烈にコールし 続けていた。この娘達、ライブの後でヤンシーに、着ているTシャツの胸の部分へのサインをねだっていた。解放的でいいなあ。隣でその様子を眺めながら、 「ヤンシー、もっと頂上にサインしろ」などとちゃちゃをいれるオレ。ちょっと、羨ましかったのである。
 ライブはとにかくよく盛り上がった。今までの博多ライブの中でも、最高の盛り上がりだった。声もよく出た。ツアーに出てから、喉の調子がどんどん上向いている。
 博多の夜は長い。お世話になった人達との付き合いもあって、4件はしご。かなり泥酔。
 明日は移動日。

2005年7月20日水曜日

7/20 (水)

長崎 旧香港上海銀行跡
 オレは移動中寝てばかり。ちゃんとアイマスクも持参。今回のツアーで初対面だったあおちゃんとヤンシーは、すっかり打ち解けて、運転席と助手席で長いおしゃべりをしながらの移動。同じ年で、お互い古着が好きだったり、共通点が多いよう。
 今日の宿泊ホテルはグラバー園の近くで、港を見下ろせる、いいロケーション。長崎は坂が多い街なので、自転車に乗る人を見かけない。自転車屋さんはほとんどないそう。
 今日のライブ会場の旧香港上海銀行跡は明治時代の建築物。すごく趣があった。置いてあるヤマハのグラウンドピアノがとてもいい音だった。相当に箱なりがするので、生音でも響く響く。音響的には、どちらかと言うとアコースティックの弾き語りに向いているスペース。
 PA機材はすべて持ち込みだったのだが、リハからPAトラブルが発生。リハの最中に「ボン!!」と音がして、ミキサーから煙が出て、ジエンド。もう一つ用意されていたミキサーを利用してなんとか、音が出るようになる。
 しかし今度は、本番の1曲めでキョンさんが使用しているエレピの音が出なくなる。1曲目が終ったら、オレが長いMCを入れて、その間に対処してもらう。なんとか音が出て、演奏を再開。
 こういうトラブルがあると、よりスイッチが入って逆に燃えたりする。お客さんの乗りにも助けられて、アグレッシブでテンションのやたら高いライブになる。最後はピアノ椅子として使っているドラム椅子の上に乗っかって客を煽る。非常にバランスがとりずらかった。
  アンコールのコール&レスポンスは調子に乗っていつもより長め。今朝起きたときになぜか、心の中で「猫ひろし~!」と繰り返していたのをふと思い出して、 「猫ひろし~!!」と叫んだら、一部で大受け。続いてポーズ付きで、「しっこう、しっこく」とやったら、二人ぐらいにバカ受け。あとは意味がわからないと いった様子。ちとマニアック過ぎたか。
 今日は東京や愛知から遠征して来たお客さんもいた。
 打ち上げでは長崎名物一口餃子のお店に。ま たヤンシーが「うんまい!!」を連発。餃子以外の料理も旨かった。その後オレとキョンさんはしばらく長崎の街をぶらついた後、地元のギタリスト総一郎君と 「BODY TO SOUL 」というお店へ行く。もともと「カボ」というライブハウスがあった場所で、今も時々ライブをやるそう。ステージにアプライトピアノがおいてあったので、総 一郎君から、「1曲何か演ってもらえませんか」と言われたのだが、もう喉を使いたくないのと、客席に男しかいない地味な状況だったので、やんわりとお断り する。ごめんね、また今度。
★旧香港上海銀行跡外観
★リハーサル中。
 

2005年7月19日火曜日

7/19 (火)

熊本バトルステージ
 今日から車移動。今回のツアーの制作をやってくれているあおちゃ(from長崎)の自家用車に機材を積んで、4人で熊本へ向かう。今日も晴れて蒸し暑い。
  熊本に着いてホテルにチェックインしたらリハの時間まで自由時間。一人街をぶらついていたら、キョンさんが向こうからこちらに歩いてくる。互いに軽く手を 振って、そのまますれ違いまたそれぞれ逆方向に歩いて行く。べたべたといつもくっついているような仲ではないのだ。ヤンシーは古着屋で古着を大量に購入。
 今夜のライブに備えてバトルステージではお店のグラウンドピアノをしっかりメンテナンスしてくれていた。こういう心遣いが嬉しい。とにかくお店のスタッフが協力的というか、一緒にライブをつくってゆく気持ちでいてくれるのが嬉しい。
 リピーターのお客さんも結構いたみたいで、ライブは最初からいい雰囲気。ミラーボールもしっかりとよく回る。
 打ち上げの馬刺が最高に美味しかった。始めて馬刺を食べたヤンシーが「うんまい!!」と叫ぶ。
★リハで打ち合わせ中のヤンシーとキョンさん。

2005年7月18日月曜日

7/18 (月)

RAZY FINGERS(リクオ、Dr.kyOn、YANCY)「HAMMER SUMMER TOUR」at鹿児島SRホール
 今日も暑い。関東地方も梅雨明けしたらしい。夏本番である。
 YANCYは当日入り。ひざパンに草履姿で登場。まるで海水浴スタイル。この格好のまま飛行機に乗って来たそう。
   オープニンブの真由美ちゃんは、旦那さんのヒロさん、ブルースハープのトシ新町さんを従えての演奏。左手の効いたファンキーなピアノを効かせてくれる。 新町さんは元々大阪で活動していた大先輩で、学生時代に何度かステージを拝見させてもらったことがあった。まさか鹿児島でお会いするとは。今はこっちでお 店をやられているそう。
 クレフィン初の鹿児島ライブ。ヤンシーは鹿児島に来る事自体が始めて。客入りが心配だったけれど、なんとか席が埋まる。十字屋の三浦さん、まゆみちゃん、SRホールの加藤さんはじめ、地元の人達のサポートの御陰である。
  「HAMMER SUMMER TOUR」初日とはいえ、東名阪ツアーの後だから、3人の呼吸もばっちり。集まったほとんどのお客さんがクレフィンのライブ初体験だったはず。1曲演り終 えたら、拍手の後に客席がどよめいたのが印象に残った。この日の照明は素晴らしかった。
 アンコールでは、キョンさんがサポートをしている弱冠15歳、鹿児島在住の盲目のシンガー&ピアニスト木下航志君が飛び入り。新町さんもハープで参加してくれて「ジョージア.オン.マイ.マインド」をセッション。木下君の魂のこもった演奏に触発されて多いに盛り上がる。
 鹿児島と言えば芋焼酎。ビールで乾杯した後はひたすら芋、芋、芋。鳥刺しがうまかったあ。
  2件目のお店に入ったら以前キョンさんが在籍していたバンド、ボ.ガンボスのライブDVDがでっかいビジョンで上映されていた。’92、3年頃の京大西部 講堂でのフリー.コンサートの模様を収めたもので、オレの中ではCDも含めてこの作品がボ.ガンボスの最高傑作。久し振りに観たけれど、凄く良かった。
★ライブ後に記念撮影。真ん中が木下航志君。

2005年7月17日日曜日

7/17 (日)

キョンさんと二人で、鹿児島に前乗り。
 午後2時頃鹿児島空港着。いゃ~、暑い。日差しが強い。やはり南国である。
 ホテルにチェックインしたら夜まで、お互い自由行動。早速近くにある温泉風呂に行く。戸を開けると、番台があって、おばさんが笑顔で迎えてくれる。昔ながらの銭湯の趣。蛇口のお湯まで温泉だった。
  夜はキョンさんと一緒に、鹿児島一の繁華街である天文館にある郷土料理のお店で、いつも鹿児島でお世話になっている十字屋クロス店の三浦さんと明日のライ ブのオープニングで演奏してくれる真由美ちゃんと会食。2件目は以前ライブをやらせてもらったことがあるイパネマで飲む。改装されて、随分と洒落た店に なっていた。マスターの田山君と久し振りの再会。明日は観に来てくれるそう。
 木下航志君の仕事等で最近鹿児島に来る機会の多いキョンさんは、鹿児島一の繁華街である天文館界隈に関してやたらと詳しい。先頭を切って早足に通りを歩く姿は、なんか頼もしかった。
 本日の締めはラーメン。キョンさんは鹿児島に来ると必ずラーメンを食べるそうで、天文館界隈の美味しいラーメン屋を、何件も把握しているのだ。
 飲んだ後にラーメン食うなんて久し振り。なかなか美味しかった。
★ラーメン食ってるキョンさん

2005年7月13日水曜日

7/13 (水)

渋谷BYG 共演:上地等(BIGIN) 飛び入りゲスト:夏川りみ
 朝起きてすぐに、「フ~!」と声を出してみる。喉がかなり回復してきたことを確認して、少し安心。
  今夜はデシタルピアノを2台並べて、等君とジョイント。1曲目はオレと等君が師と仰ぐ有山じゅんじさんのレパートリー「買い物にでも行きまへんか」をピア ノ.デュオで。そして等君のソロコーナー。1部の最後は二人で「涙そうそう」を演奏。BYG慣れしているお客さんが多いようで、リラックスしながら盛り上 がるとてもいい雰囲気。
 2部はオレのソロコーナーから。今日は自分のルーツをたどる意味も込めて、カヴァー曲を中心に選曲。やっと声も出るよう になってきて、いい感じ。後半で等くんを呼び入れて、BIGINのレパートリー「マリーナ」、有山さんのレパートリー「憧れの北新地」、そして最後に BIGINの「島んちゅ宝」でしめて本編終了。
 アンコールではなんと、ライブを観に来ていた夏川りみさんが飛び入り。同じ沖縄石垣出身の等君 は、りみさんのお姉さんと同級生で、りみさんが小学生の頃からの知り合いなのだそう。セッションナンバーはキャロル.キングの「YOU GOTTA FREIND」。間近でりみさんの歌を感じて、とても刺激になった。迷いがなく、力まずに、すっと歌に集中している感じ。歌のうまさはもちろん、歌う際の 心持ちやたたずまいにも感じるものがあった。
 打ち上げでは泡盛の水割りを氷なしで、なるべくゆっくり、ちょびちょびと飲む。
 等くんが今夜のライブをとても喜んでくれて、また年内にジョイントすることを約束する。
★打ち上げで。左から等くん、りみさん、オレ。

2005年7月11日月曜日

7/11 (月)

プロレスラーの橋本真也が脳幹出血のため死亡とのニュース。40歳。
 にわかに信じられない。同世代ということもあり親しみを感じるレスラーだっ た。リング上だけでなく私生活でも、よく飲み、よく食べ、よく遊ぶ豪快な人だったらしい。常に上を目指そうと背伸びして、片意地はって生きてきた人だと思 う。これってスモール.サークル.オブ.フレンズの中でセンスを磨こうとする今の若者には、あまり見られない生き方だと思う。これから復活という時だった のに。人事としては済まされない思いがある。
 夕方からBIGINの等君とBYGで、明後日のライブに備えてリハーサル。
 やはり今日も声がでない。

2005年7月9日土曜日

7/09 (土)

クレフィンat品川インターシティーホール
 ヤンシー、有太くんとヤマハのイヴェントに参加。
 インターシティーホールは天井が高くて、思っていたよりも広かった。ちょっとかしこまった雰囲気があって、どちらかと言うとクラッシクのコンサートが似合いそうな空間。
 午後2時ライブがスタート。席が埋まり、立ち見の人もいる。ライブ中はステージ後ろに設置された大きなスクリーンに演奏中の3人のメンバーの手元がアップされる。
 どんな場所でも弾けるのがクレフィン。こういうイヴェントにしてはめずらしくよく盛り上がり、最後にはお客さんが席から立ち上がる。
 自分の声がでなかったのが残念で申し訳なかった。酒も控えておとなしくしているのだが、なかなか回復しない。ちょっと、むちゃをやり過ぎたかな。
 近藤さんはじめ、ヤマハのスタッフの皆さんにはいつもよくしてもらい感謝。
★リハーサル中。

2005年7月8日金曜日

7/08 (金)

正午から道玄坂のヤマハで明日のライブに備え、有太くん、ヤンシーとリハーサル。全然声がでない。
  夕方からは奥井亜紀ちゃん、有太くんと一緒にFM PORTの収録。声が枯れているので、迷惑をかける。

2005年7月7日木曜日

7/07 (木)

 クレフィンのツアーが終ってから、声が出ない。ツアーの最終日で裏声が出にくくなっていたので、おかしいなとは思っていたのだが、一昨日から本格的に声 が枯れてしまった。最近は、どれだけ長いツアーをやっても、どれだけ飲んでも、激しいライブで声が枯れても、1日休めば回復していたのだが、3日経っても 回復しない。あまり自覚していなかったのだが、やはり疲れがたまっていたのかな。
 
 ロンドンで同時多発テロ。テロは持つ者に対する持た ざる者の追いつめられた反抗だと思う。決して許される行為ではないが、持つものと持たざるものが存在する、そして持たざる者が疎外され続けているという現 実に、サミットに参加している国家も、しっかり向き合って行かない限り、このようなテロは根絶しないと思う。

2005年7月4日月曜日

7/04 (月)

渋谷 クアトロ
 はやくもツアー最終日。
 今日も入念なリハーサル。いつものソロライブの短いリハとはえらい違い。どっちも有りなのだ。
 ステージ上の音響はツアーの中で一番いい仕上がり。ミュージシャン、スタッフともに短いツアーの間に学習、修正して最終日に望んでいることが、リハの段階で伝わってくる。オレは一日休んで体調もバッチリなのだが、少し裏声が出にくい感じ。
  今日はビデオ撮影と、録音が入る。今夜のライブを収録したDVDが11月に発売される予定なのだ。それぞれのピアノには手元を撮影するカメラが設置され る。立体化したクレフィンのキャラクターも撮影でかなり活躍する。 金原さん率いる撮影班とは予め打ち合わせをして、色々とアイデアを出し合った。ただの ライブヴィデオには終らない内容にするつもりだ。オレとしてはこのDVDを最高の内容にして、クレフィンを世に伝える一番のツールにしたいと思っている。 今回の撮影と録音にはそれぐらい気合いが入っているのだ。
 午後7時40分開演。いつものSEがなると客席がわいた。いつも以上にお客さんの期待を感じた。とにかく会場に熱があった。1年かけてお客さんと築いてきた信頼が、しっかり形になってきている。
 とにかくライブの最初から最後まで調子に乗らせてもらった。撮影と録音が入って、失敗の出来ない一発勝負のプレッシャーがあったはずなのに、なんかすごくのびのびやれた。一言で言うと「楽しかった~!」。
 これからもこの感じで調子に乗らせ続けてほしいなあ。木にも登るし、天まで行くよ。
 今回のツアーで、4人のメンバーの個性がより際立ったと同時に、メンバーそれぞれが持っている豊かな多面性が、前よりも表現できたように思う。クレフィンの面白いところの一つは、この多面性だと思う。
  クレイジーフィンガーズという場がこれからも、参加するそれぞれが自分の隠されていた個性を発揮できる場であればよいと思う。また新しい人材を発掘する場 でもありたい。クレフィンに参加するメンバーがクレフィンを踏み台にしてくれればよいと思う。オレはそういった人達のエキスを吸い続けながら、生きながら えて行くというか、増々若返ってやろうと思っている。
★リハ中にPAの近藤さんを撮影。
★アンコールでのアカペラ用に用意された、黄金マイク。
 

2005年7月2日土曜日

7/02 (土)

名古屋 ボトムライン
 ボトムラインはクレフィンが去年の4月に初ライブを行った場所。あの夜の興奮と手応えが、メンバーとスタッフに与えた影響は大きい。クレフィンにとっては、思い入れのある場所。
  今日もリハーサルは入念に。さすがに昨日の疲れが残っていて、体が重い。今日はアンプで鳴らすだけでなく、モニターからもラインのピアノを返す。今回のツ アーは照明のサイガさんがミラーボールを持参。有太くんの歌う「サタデイ.イン.ザ。パーク」で、ミラーボールが回りだす瞬間は、ライブの見せ場の一つ。 オレのかけ声でミラーボールが回りだすタイミングをしっかりチェック。
 名古屋のお客さんは盛り上がりにくいと言われるけれど、クレフィンのライ ブに関して、それは当てはまらない。こちらの思い入れがお客さんにも、伝わっているのかもしれない。今日は週末ということもあり、遠くから遠征して観に来 てくれたお客さんも結構いたようだ。ステージからお客さんの顔がよく見えた。関市から来てくれた知り合いが、客席ですごく乗ってくれていた。
 ス テージを終えて楽屋に戻ったら、ぐったり。照明の暑さがかなりこたえた。今回のクレフィン.ライブは自分のソロライブよりかなり動くので、いつもより体力 を消耗する。けど、そうやってパフォーマンスするのが楽しい。ソロの弾き語りだと、なかなかピアノから離れられないのだが、クレフィンだとメンバーが4人 なので、ピアノから離れて、ステージ前方に出たりして、パフォーマンスしやすいのだ。クレフィンでは自分の中のエンターティンメント気質というか芸人気質 をより生かす事が出来るのが嬉しい。
 思えば、デビュー当時はこんな芸人チックなことをやるタイプではなかった。コール&レスポンスとかかっこ悪 いと思ってたもんな。やはり関西育ちのDNAにはあがなえなかった、ということにしておこう。15年前のオレが今の自分を観たら、どう思うのだろう。人 間って、結構変わってゆくもんだ。つうか、変わらなければ、よどんでしまう。変わらずに変わり続ける。わけわからんことを言ってるようやけど、当たり前の ことを言っているのだ。
 今回のツアーは方向性がはっきりとしていて、メンバー&スタッフもそれを理解し、しっかりとスクラムが組んでのぞむことができた。その成果がはっきりとライブの内容にあらわれている。お客さんにも、今までのライブとの違いが伝わっていると思う。
 充実している。
★リハーサル開始前のステージ。
 ★ライブ後、メンバー揃って楽屋で記念撮影。

2005年7月1日金曜日

7/01 (金)

CRAZY FINGRES REVUE VOL.3 at大阪バナナホール
 午後2時前新大阪駅着。プラットホームまでサウンドクリエーターの中原さんが迎えに来てくれる。大阪は曇り空。
 会場に到着すると、リハまで時間があるので、有太くんはインデアンカレーを食べに外出。有太くんは大阪のインデアンカレー店すべてを制覇していて、各店舗の微妙な味の違いまでわかるそう。
  リハーサルの音決めはかなり念入りに行われる。グランドピアノの最初の音決めはヤンシーにまかせる。音に関しては、メンバーそれぞれからかなりシビアな注 文が出る。PAの近藤さんが、それにこたえてくれるプロフェッショナルであるという信頼があるから、色々と言えるのだ。
 今回のライブは、エンターティンメント性の高い、パッケージショー的な内容を意識した。まず、今まで3時間を超えることが当たり前になっていたライブ時間を、2時間前後に凝縮し、休憩もなくすことにした。
  バンド色を全面に押し出すために、それぞれのソロコーナーもなくすことにした。ライブの曲順、構成に関しては、相当に練った。曲間のつなぎ、照明による演 出にも気を配った。リハーサルの段階で、何回も通しリハを行って、メンバ-、スタッフともに構成と流れを把握するよう心がけた。今まで以上にメンバー&ス タッフのチームワーク力が求められるツアーになった。
 開演前の控え室のメンバーの様子は、過去2回のツアーのときに比べればかなりリラックスしている感じ。オレは楽屋でi-bookを開いて、携帯スピーカーにつなげ、JAY-ZのアンプラグドライブをDVDで流す。これが最高にグルーヴィーでかっこいいのだ。
  いつものSEで、いつものお面を被ってステージに向かう。いつもと違うのはお面に蛍光塗料がぬられていて、暗闇で光る点。会場にはたくさんのお客さんが集 まってくれた。もうのっけからウエルカム状態。さすが大阪。乗せ上手の、乗り上手。歓声が多くて拍手が長いと間が持つから、心に余裕ができる。お客さんの 反応をじっくり確かめ、味わいながらライブができた。緊張感と開放感が手を取り合って、どんどん高揚して行く感じ。
 打ち上げになっても皆ライブの興奮が冷めやらない様子。皆の充実した楽しそうな顔を観ていると嬉しくなる。
★ライブ中。