HIRO T'S 60th BIRTHDAY Daddy‘s Reborn Jam
FM802も名物DJヒロ寺平の60回目のバースデイを祝うパーティーライブ!
【会場】大阪城ホール
【出演】植村花菜/押尾コータロー/SING LIKE TALKING/砂川恵理歌/葉加瀬太郎/馬場俊英/ハンバート
ハンバート/バンバンバザール/広沢タダシ/FRIDE
PRIDE/宮沢和史(THE BOOM)/森山直太朗/リクオ/わたなべゆう/ゆず/BIGIN/平井堅
[SPECIAL BAND]
Green Ball Session [小倉博和(Gt)/井上鑑(Key)/三沢またろう(Per)]
自分が大阪城ホールのステージに立つのは今回が3回目だった。すべてFM802が企画したイベントだ。今回は、大阪FM802の名物DJヒロ寺平さんの
還暦を盛大に祝うイベントに声をかけてもらい、オレとバンバンバザールが、2部構成の1部で他出演者とコラボ演奏するというホスト的役割をまかされた。
このイベントをプロデュースした802の岩尾さんは、とにかくライブの現場によく足を運ぶ人だ。今回のイベントに自分が誘われたきっかけは、ヒロTさん
と自分との関係性によるだけでなく、昨年、岩尾さんが、自分がホストの役割をつとめたライブイベント「大阪うたの日コンサート」と「HOBO
CONNECTION」に足を運んでくれたことが大きいと思う。今回のイベントは、規模こそ違え、自分が関わったそれらのイベントの趣旨や方向性と重なる
部分が多かったように思う。
イベントに参加させてもらうにあたって、百人単位のライブハウスでやっていたイベントと同じ空気、同じやり方を、1万人単位のホールに持ってくること
が、自分にとってのテーマの1つになった。言葉で確認はしていないけれど、バンバンバザールや岩尾さんも同じ気持ちを持っていたんじゃないかと思う。
1万人以上のお客さんで埋め尽くされた大阪城ホールは壮観だった。以前に大阪城ホールのステージに立った時は、客席が随分と遠く感じられたのだけれど、今回は意外に近く感じられ、お客さんの顔も想像していたよりもよく見えた。
パーカッションの中村優規くん、ギタリストのわたなべゆう君、シンガーの砂川恵理歌さん、フライドプライドの2人とは、今回が初対面、初音合わせ。考え
てみると、これだけ初共演の多いステージもめずらしい。たくさんのいい出会いをもらって冥利につきる。
オレとバンバンバザールは基本的にライブハウスでやるのとあまり変わらないやり方で演奏し、ステージを進行した。イヤモニを使わず、モニターに頼り過ぎ
ず、響き、空気感、互いの息遣いを感じとりながら、ある程度流れに身をまかせ、音の会話を楽しみながら、エネルギーの循環につとめた。どのセッションも、
それぞれに違ったよさがあって、とても楽しめた。いろんなスタイルのピアノが弾けた気がする。
「胸が痛いよ」はソロで弾き語った。声が遠くへ響いて広がってゆくような感じは、普段の小さな会場では得られない感覚だった。イベント1部の最後は、
50数名からなる宝塚少年少女合唱団、バンバンバザール、中村優規君が参加して、「アイノウタ」で締めさせてもらった。こんなに大勢の「シャララ」の合唱
を聴いたのは初めてだった。気持ちよかったなあ。
2部のステージのほとんどは客席で観させてもらった。J-POPの前線で活躍する人達が次から次へと登場。それぞれに色があって、最後まで全く飽きるこ
とないステージだった。皆プロフェショナルで、自分の役割を自覚していて、クオリティーの高いパフォーマンスばかりだった。とても刺激になった。
今回のステージは、参加したフロントマンがコラボを交えながら、それぞれ2曲づつ演奏してゆくのが基本的な流れなのだけれど、ほとんどの出演者が、その
前の出演者からしっかりタスキを受け取って、次につないでゆくことを意識しているように思えた。ミュージシャン同士のリレーションがよく伝わるステージ
だった。こういうことが1万人以上のキャパでもできるんだなあと思った。
ミュージシャンだけに限らず人との繋がりを大切にして、ジャンルや世代、メジャーやインディーズの垣根を作らず、自分の感性を頼りにオープンな態度でいい音楽を伝えてゆこうとするヒロTさんの姿勢がよく反映された素敵なイベントだった。
ヒロTさん、おめでとうございます。まだまだ現役でいきましょう!
2011年11月27日日曜日
2011年11月23日水曜日
共感と違和感ーATMIC CAFEイベントに参加して感じたこと
「THE ATMIC CAFE TALK SESSIONN and LIVE」
大震災と原発事故。アーティストは何を感じ、観たのか。私達に何ができるか。
場所:代官山UNIT
1部 LIVE : 遠藤賢司、山口洋 (HEATWAVE)
2部 TALK SESSION : 加藤登紀子、ピーター・バラカン、田中優、山口洋 (HEATWAVE)、山本太郎、MC : 島キクジロウ (the JUMPS・弁護士)
3部 LIVE : SOUL FLOWER ACOUSTIC PARTISAN(中川敬、リクオ、高木克)
この日のイベントには、 3.11以降、被災地支援と脱原発への行動と発言を積極的に行っている表現者が集まった。自分にとっても、とても興味深いメンバーだった。
エンケンさんのライブを体験するのは久し振りだった。お会いするのも久し振りで、楽屋でも少し話しをさせてもらった。「PROJECT FUKUSHIMA!」に関わる遠藤ミチロウさんのことが話題になったときに、エンケンさんが語気を強めて「ミチロウは偉い!」と言っていたのが印象に 残った。
エンケンさんのパフォーマンスは異形の度合いが増々強まっていた。終始圧倒するようなパフォーマンス。安易な共感を求めない毅然とした孤高を感じた。 64歳にして、自分を取り巻くあらゆる違和感と戦い続けている人なのだろう。「目を背けたいのに背けられない感じ」この日のエンケンさんのライブを体験し た知人が、イベント後に聞かせてくれた感想だ。
エンケンさんがステージ上でのMCで、3.11以降に確認したことの1つとして「オレは自分のことをやる。音楽で表現する。」という内容のことを語っていたのも印象に残った。
ステージ上でエンケンさんの生き様を見せつけられて、あらためて「凄い人やな」と思った。そして「自分はあんな風には闘えない。闘わない闘い方をしよう。」とも思った。
TALK SESSION にはミュージシャン側から山口洋も参加した。他の参加者がステージ上でよどみなくスピーディーに発言を畳み掛けるなかで、彼が発言する場面は少なかった。 ただ、気持ちを噛みしめるように語る彼の言葉からは実感がよく伝わってきた。
TALK SESSION では興味深い話が色々と聞けたけれど、パネラーの1人だった田中優さんが「危機感を煽る運動は長続きしない。リアリティーを伝えることが大切」という内容のことを語られていたのが特に印象に残った。
山本太郎さん、加藤登紀子さんの2人が発するエネルギーには圧倒された。「3.11以降を長期戦だという人がいるが、原発は短期戦ですぐに止めなければ いけない」山本太郎さんはそう語った。彼の確信に満ちた態度と強い口調には、頼もしさと同時に正直、違和感も少し持った。
「違和感を大切にして、自分で考え、判断して、行動する。」ツアーの間、ケイヤンの口から何度も聞いた言葉だ。この数ヶ月の間、その言葉の意味を実感するような機会が何度もあった。
自分は、山本太郎さんに抱いた共感と違和感の両方を大切にしたいと思う。共感ばかりでなく違和感を持ちつつ連帯することも可能だと思うのだ。「短期戦や 断定によって見落とされるもの、損なわれるものをすくいあげ、丁寧な問いかけを続けてゆこう」彼の言葉、態度を受けて、自分はそんなことを思った。
TALK SESSION を終えた後、山口洋が「アコースティック・パルチザンのステージに飛び入りしてギターを弾かせてほしい。」と申し出てきた。「この日のステージをミュージ シャンとして終えたい」という彼の気持ちは理解できる気がした。アコパルの3人に彼の申し出を断る理由は何もなかった。
アコパルのステージ上では誰も原発に関する発言をしなかった。意識してそうなったのか、演奏に集中していて、たまたま発言しなかっただけなのか、他のメ ンバーの気持ちはわからないけれど、音楽そのものに充分メッセージや態度が表明されていたように思う。
大震災と原発事故。アーティストは何を感じ、観たのか。私達に何ができるか。
場所:代官山UNIT
1部 LIVE : 遠藤賢司、山口洋 (HEATWAVE)
2部 TALK SESSION : 加藤登紀子、ピーター・バラカン、田中優、山口洋 (HEATWAVE)、山本太郎、MC : 島キクジロウ (the JUMPS・弁護士)
3部 LIVE : SOUL FLOWER ACOUSTIC PARTISAN(中川敬、リクオ、高木克)
この日のイベントには、 3.11以降、被災地支援と脱原発への行動と発言を積極的に行っている表現者が集まった。自分にとっても、とても興味深いメンバーだった。
エンケンさんのライブを体験するのは久し振りだった。お会いするのも久し振りで、楽屋でも少し話しをさせてもらった。「PROJECT FUKUSHIMA!」に関わる遠藤ミチロウさんのことが話題になったときに、エンケンさんが語気を強めて「ミチロウは偉い!」と言っていたのが印象に 残った。
エンケンさんのパフォーマンスは異形の度合いが増々強まっていた。終始圧倒するようなパフォーマンス。安易な共感を求めない毅然とした孤高を感じた。 64歳にして、自分を取り巻くあらゆる違和感と戦い続けている人なのだろう。「目を背けたいのに背けられない感じ」この日のエンケンさんのライブを体験し た知人が、イベント後に聞かせてくれた感想だ。
エンケンさんがステージ上でのMCで、3.11以降に確認したことの1つとして「オレは自分のことをやる。音楽で表現する。」という内容のことを語っていたのも印象に残った。
ステージ上でエンケンさんの生き様を見せつけられて、あらためて「凄い人やな」と思った。そして「自分はあんな風には闘えない。闘わない闘い方をしよう。」とも思った。
TALK SESSION にはミュージシャン側から山口洋も参加した。他の参加者がステージ上でよどみなくスピーディーに発言を畳み掛けるなかで、彼が発言する場面は少なかった。 ただ、気持ちを噛みしめるように語る彼の言葉からは実感がよく伝わってきた。
TALK SESSION では興味深い話が色々と聞けたけれど、パネラーの1人だった田中優さんが「危機感を煽る運動は長続きしない。リアリティーを伝えることが大切」という内容のことを語られていたのが特に印象に残った。
山本太郎さん、加藤登紀子さんの2人が発するエネルギーには圧倒された。「3.11以降を長期戦だという人がいるが、原発は短期戦ですぐに止めなければ いけない」山本太郎さんはそう語った。彼の確信に満ちた態度と強い口調には、頼もしさと同時に正直、違和感も少し持った。
「違和感を大切にして、自分で考え、判断して、行動する。」ツアーの間、ケイヤンの口から何度も聞いた言葉だ。この数ヶ月の間、その言葉の意味を実感するような機会が何度もあった。
自分は、山本太郎さんに抱いた共感と違和感の両方を大切にしたいと思う。共感ばかりでなく違和感を持ちつつ連帯することも可能だと思うのだ。「短期戦や 断定によって見落とされるもの、損なわれるものをすくいあげ、丁寧な問いかけを続けてゆこう」彼の言葉、態度を受けて、自分はそんなことを思った。
TALK SESSION を終えた後、山口洋が「アコースティック・パルチザンのステージに飛び入りしてギターを弾かせてほしい。」と申し出てきた。「この日のステージをミュージ シャンとして終えたい」という彼の気持ちは理解できる気がした。アコパルの3人に彼の申し出を断る理由は何もなかった。
アコパルのステージ上では誰も原発に関する発言をしなかった。意識してそうなったのか、演奏に集中していて、たまたま発言しなかっただけなのか、他のメ ンバーの気持ちはわからないけれど、音楽そのものに充分メッセージや態度が表明されていたように思う。
2011年11月22日火曜日
拾得へ帰る
ソウル.フラワー.アコースティック.パルチザン
【メンバー】中川敬(vo,g,三線)/リクオ(key,vo)/奥野真哉(key)
拾得は自分が学生時代からお世話になってるお店。自分にとって、理想に最も近いライブハウスの一つ。オープンしてから35年。日本のライブハウスの老舗といってもよいと思う。マスターのテリーさんとは2年振りの再会。テリーさん、少し太ったかな。
いい響き、いい空気感、いいお客さん、いい演奏、美味しいお酒、いろんな要素がそろって、理想に近い空間。アコパルの演奏は随分と安定感が増した。サウンドに奥行きと柔らかさが出てきた。
20年前に初めてステージに立ったときから、拾得の佇まいは何も変わっていないように思う。これは磔磔にも感じること。過去と現在とのつながりを感じさせるのが、京都という街の持つ強みだと思う。
★高松の港にて
★ライブ後、拾得にて
【メンバー】中川敬(vo,g,三線)/リクオ(key,vo)/奥野真哉(key)
拾得は自分が学生時代からお世話になってるお店。自分にとって、理想に最も近いライブハウスの一つ。オープンしてから35年。日本のライブハウスの老舗といってもよいと思う。マスターのテリーさんとは2年振りの再会。テリーさん、少し太ったかな。
いい響き、いい空気感、いいお客さん、いい演奏、美味しいお酒、いろんな要素がそろって、理想に近い空間。アコパルの演奏は随分と安定感が増した。サウンドに奥行きと柔らかさが出てきた。
20年前に初めてステージに立ったときから、拾得の佇まいは何も変わっていないように思う。これは磔磔にも感じること。過去と現在とのつながりを感じさせるのが、京都という街の持つ強みだと思う。
★高松の港にて
★ライブ後、拾得にて
2011年11月15日火曜日
遠藤ミチロウさんとの共演で感じたこと
東京 学芸大学 アピア
『遠藤ミチロウBirthday Live』 出演:遠藤ミチロウ/リクオ
久し振りに遠藤ミチロウさんと共演させてもらった。ミチロウさんのバースデイライブにゲストとして誘ってもらったのだ。久し振りに音合わせできることも 楽しみだったけれど、それだけじゃなく、この時期だからこそ、ミチロウさんと色んな話をさせてほしいと思っていた。
福島出身のミチロウさんが関わっている「PROJECT FUKUSHIMA!」のことは、ずっと気にかかっていた。以下の文は「PROJECT FUKUSHIMA!」に掲載されたミチロウさんのメッセージ文。ぜひ読んで下さい。
http://www.pj-fukushima.jp/message_michirou.html
この中でミチロウさんは「FUKUSHIMA原発と戦うだけでなく、自分自身との戦いも始めなければならなない。」「自分達の未来が、不安と敵対との共 存という負の連鎖から抜け出して、少しでも安らかな日常の未来を手にすることが出来るか、それは自分達自身の手にかかっている」と語っている。
ただ東電や政府を告発するだけでなく、自身の意識や価値観が変わらなければ、世界は変わらない。「自分は今のままで、相手にだけ変われと要望する」3.11以降、そういうメンタリティーが引き起こす対立の構図が蔓延しているように思う。
自分を変えるなんて、ホントに大変で恐ろしいことだ。変わったつもりで、なかなか変われない。気付いたつもりで、何も気付いていない。知ってるつもり で、何も知っちゃいない。自分も含め、世の中には己の傲慢さに気付かない人が多すぎるのだろう。そんな状況の中、ミチロウさんのメッセージには、人として の誠実さ、謙虚さを感じる。
「PROJECT FUKUSHIMA!」が福島で企画した野外イベント「8.15世界同時多発フェスティバルFUKUSHIMA!」に対しては賛否両論が巻き起こった。イ ベントのやり方すべてが正しかったとは言えないだろうし、主催する側も葛藤を抱えながらの開催であったと思う。議論や批判はあってしかるべきだけれど、一 方的に非難するのではなく、もっと皆で葛藤を共有できないものかと思う。
3.11以降、方々でさまざまな対立の構図が生まれているのを感じて、心がしんどくなる。なかなか対話が生まれない。
1年振りに再会したミチロウさんは、いつものミチロウさんだった。ステージを降りたら、穏やかで素朴。けれどやせたなあ。ミチロウさんにとっても大変な7ヶ月だったのだと思う。
ミチロウさんの演奏を生でじっくり聴かせてもらうのは久し振りだった。ぐっときて、ほっとした。心の奥が鎮まる感じ。なぜなんだろう。時に激しく、攻撃的で、時にメランコリックで痛々しい、原液のような表現に、懐かしい親しみを感じた。
ミチロウさんの攻撃性は結局他者には向かわない。自分自身に向かってゆく感じ。人の醜さを見たとき、同時に自分の醜さに気付いてしまう人なんじゃないだろうか。ミチロウさんがナルシズムやヒロイズムに溺れてしまうことはないと思う。
ミチロウさんの音楽は「きれい」ではなく「美しい」。ドロドロに美しい。自身の醜さ、矛盾、混沌に向き合うことでこそ、震えるような美しさが生まれるのだと思う。
ミチロウさんとのセッションでは、そのエネルギーをダイレクトに受けとって、心が浄化されるような気がした。「オレは誰も殺したくなんかない!」ミチロ ウさんのこの叫びは、ホント胸にきた。自分の記憶が正しければ、この日別の曲でミチロウさんは、実は自分は人を殺している、というような歌詞を歌ってい て、この2つの言葉は、補完しあい、つながっているように感じた。
この日、ミチロウさんとは、思っていた程長い時間は話せなかったけれど、演奏を聴いて、セッションさせてもらうことで、充分にたくさんのものを受け取った気がした。今もライブの余韻が残っている。
「オレは誰も殺したくなんかない」
あの夜以来、その言葉が自分の中でリフイレインされ続けている。
『遠藤ミチロウBirthday Live』 出演:遠藤ミチロウ/リクオ
久し振りに遠藤ミチロウさんと共演させてもらった。ミチロウさんのバースデイライブにゲストとして誘ってもらったのだ。久し振りに音合わせできることも 楽しみだったけれど、それだけじゃなく、この時期だからこそ、ミチロウさんと色んな話をさせてほしいと思っていた。
福島出身のミチロウさんが関わっている「PROJECT FUKUSHIMA!」のことは、ずっと気にかかっていた。以下の文は「PROJECT FUKUSHIMA!」に掲載されたミチロウさんのメッセージ文。ぜひ読んで下さい。
http://www.pj-fukushima.jp/message_michirou.html
この中でミチロウさんは「FUKUSHIMA原発と戦うだけでなく、自分自身との戦いも始めなければならなない。」「自分達の未来が、不安と敵対との共 存という負の連鎖から抜け出して、少しでも安らかな日常の未来を手にすることが出来るか、それは自分達自身の手にかかっている」と語っている。
ただ東電や政府を告発するだけでなく、自身の意識や価値観が変わらなければ、世界は変わらない。「自分は今のままで、相手にだけ変われと要望する」3.11以降、そういうメンタリティーが引き起こす対立の構図が蔓延しているように思う。
自分を変えるなんて、ホントに大変で恐ろしいことだ。変わったつもりで、なかなか変われない。気付いたつもりで、何も気付いていない。知ってるつもり で、何も知っちゃいない。自分も含め、世の中には己の傲慢さに気付かない人が多すぎるのだろう。そんな状況の中、ミチロウさんのメッセージには、人として の誠実さ、謙虚さを感じる。
「PROJECT FUKUSHIMA!」が福島で企画した野外イベント「8.15世界同時多発フェスティバルFUKUSHIMA!」に対しては賛否両論が巻き起こった。イ ベントのやり方すべてが正しかったとは言えないだろうし、主催する側も葛藤を抱えながらの開催であったと思う。議論や批判はあってしかるべきだけれど、一 方的に非難するのではなく、もっと皆で葛藤を共有できないものかと思う。
3.11以降、方々でさまざまな対立の構図が生まれているのを感じて、心がしんどくなる。なかなか対話が生まれない。
1年振りに再会したミチロウさんは、いつものミチロウさんだった。ステージを降りたら、穏やかで素朴。けれどやせたなあ。ミチロウさんにとっても大変な7ヶ月だったのだと思う。
ミチロウさんの演奏を生でじっくり聴かせてもらうのは久し振りだった。ぐっときて、ほっとした。心の奥が鎮まる感じ。なぜなんだろう。時に激しく、攻撃的で、時にメランコリックで痛々しい、原液のような表現に、懐かしい親しみを感じた。
ミチロウさんの攻撃性は結局他者には向かわない。自分自身に向かってゆく感じ。人の醜さを見たとき、同時に自分の醜さに気付いてしまう人なんじゃないだろうか。ミチロウさんがナルシズムやヒロイズムに溺れてしまうことはないと思う。
ミチロウさんの音楽は「きれい」ではなく「美しい」。ドロドロに美しい。自身の醜さ、矛盾、混沌に向き合うことでこそ、震えるような美しさが生まれるのだと思う。
ミチロウさんとのセッションでは、そのエネルギーをダイレクトに受けとって、心が浄化されるような気がした。「オレは誰も殺したくなんかない!」ミチロ ウさんのこの叫びは、ホント胸にきた。自分の記憶が正しければ、この日別の曲でミチロウさんは、実は自分は人を殺している、というような歌詞を歌ってい て、この2つの言葉は、補完しあい、つながっているように感じた。
この日、ミチロウさんとは、思っていた程長い時間は話せなかったけれど、演奏を聴いて、セッションさせてもらうことで、充分にたくさんのものを受け取った気がした。今もライブの余韻が残っている。
「オレは誰も殺したくなんかない」
あの夜以来、その言葉が自分の中でリフイレインされ続けている。
2011年11月12日土曜日
最高のツアーファイナル!
下北沢 440(Four forty)
「MAGICAL CHAIN CARAVAN vol.2」
【出演】ウルフルケイスケ&リクオ
【サポート・ミュージシャン】寺岡信芳(ベース)/小宮山純平(ドラム)
ゲスト:岩崎慧(セカイイチ)
ライブの最初から最後まで、会場内に凄いエネルギーが渦巻いていた。そのエネルギーを受け取って、バンドの演奏が1つの塊になり、どんどん勢いづいてゆ く感じがした。最高のツアーファイナルになった。「生きてる歓び」をみんなで共有しまくった夜だった。
ゲストの岩崎慧君も素晴らしかった。この日はシンガーとしての圧倒的な力量を遺憾なく発揮してくれた。彼には、この年代にはめずらしく叩き上げのニオイがするなあ。
ツアーを通してケイヤンからはポジティブなパワーをたくさん受け取った。今年、彼と一緒にツアーに出れたことは、自分にとって凄くタイムリーだった。曲作りの面でも、1つのきっかけをもらったような気がする。
「自分のハートに正直に、できるだけシンプルに、やりたいことをやる。歌の通り、損得抜きのハッピーライフを目指す。」そういうケイヤンの姿勢に影響を受けた。
「自分のハートに正直に」というのは簡単なことじゃない。ケイヤンだって、すべての面で自分自身に向き合うことができているというわけじゃないと思う。色々もがきながら、そこへ向かおうとする姿勢に心打たれるのだ。
この日のライブは、同じ方向へ向かった4人の気持ちが、1つの形になったような気がした。
このマジカルチェインは終わらせたくない。
「MAGICAL CHAIN CARAVAN vol.2」
【出演】ウルフルケイスケ&リクオ
【サポート・ミュージシャン】寺岡信芳(ベース)/小宮山純平(ドラム)
ゲスト:岩崎慧(セカイイチ)
ライブの最初から最後まで、会場内に凄いエネルギーが渦巻いていた。そのエネルギーを受け取って、バンドの演奏が1つの塊になり、どんどん勢いづいてゆ く感じがした。最高のツアーファイナルになった。「生きてる歓び」をみんなで共有しまくった夜だった。
ゲストの岩崎慧君も素晴らしかった。この日はシンガーとしての圧倒的な力量を遺憾なく発揮してくれた。彼には、この年代にはめずらしく叩き上げのニオイがするなあ。
ツアーを通してケイヤンからはポジティブなパワーをたくさん受け取った。今年、彼と一緒にツアーに出れたことは、自分にとって凄くタイムリーだった。曲作りの面でも、1つのきっかけをもらったような気がする。
「自分のハートに正直に、できるだけシンプルに、やりたいことをやる。歌の通り、損得抜きのハッピーライフを目指す。」そういうケイヤンの姿勢に影響を受けた。
「自分のハートに正直に」というのは簡単なことじゃない。ケイヤンだって、すべての面で自分自身に向き合うことができているというわけじゃないと思う。色々もがきながら、そこへ向かおうとする姿勢に心打たれるのだ。
この日のライブは、同じ方向へ向かった4人の気持ちが、1つの形になったような気がした。
このマジカルチェインは終わらせたくない。
2011年11月11日金曜日
ツアーファイナル2DAYS初日は21歳の2人がゲスト。
下北沢 440(Four forty)
「MAGICAL CHAIN CARAVAN vol.2」
【出演】ウルフルケイスケ&リクオ
【サポート・ミュージシャン】寺岡信芳(ベース)/小宮山純平(ドラム)
ゲスト:渡辺大知(黒猫チェルシー)/千賀太郎(Harp)
MCCツアーもいよいよラスト2公演。ツアーの締めは長年慣れ親しんだ街、下北沢で。
湘南に越してからも下北沢には訪れる機会が多いけれど、なんだか来る度に新しい建物が出来ていて街の変化が早まっている感じ。下北沢に大型店ができるこ とにはやはり違和感がある。駅が地下になって駅前のロータリーが完成したら、街はもっと大きく変わってしまうのだろう。これからも個人店が元気で、車より も人重視の街であってほしいと思うのだけれど。
バンドの演奏は回を重ねるごとに着実にグルーブが増してゆく感じ。このツアーで終わるのはもったいない。もっと新曲を書いて、このバンドで歌いたいなあ。
この日のゲスト、渡辺大知君(黒猫チェルシー)と千賀太郎君の(Harp)の2人はともに21歳。若いなあ。自分の21歳は、まだバンド活動を初めて間もない頃で、完全にアマチュアの学生だった。自分に比べると2人は随分と早熟だ。
2人と自分との年の差は26才。でも、一緒に音を出したら、歳の差による違和感は、ほとんど感じなかった。お互いがオープンであれば、音楽は世代を軽々と超えるのだ。
大知君は文系のニオイがする。学校では、群れることができず、不良にもなれなかったタイプ。「10代の頃は自意識過剰で自分の色んな部分が嫌いだったけ れど、バンドをやることで自分の醜い部分をさらけだせばいいと気付いて、楽になった。」打ち上げの席で、大知君が語ってくれた言葉だ。
ライブでは彼のオリジナル以外に、ボガンボスの「魚ごっこ」やブルーハーツの「夕暮れ」といった日本のロックのカヴァー曲も一緒にセッションした。ステージ上でパンキッシュに体をくねらせ、シャウトし続ける彼の瞳がすごく澄んでいたの印象的だった。
大知君はバンド活動以外に、映画の主役をはったり、NHKの連ドラに出演したり、CMに出たり、役者としても活躍している。将来は小説を発表したり、映 画監督もやってみたいとのこと。これだけ才能がありながら、奢りや擦れた感じが全然なくて、とても素直な印象。きっと、どんどん色んなものを吸収して、さ らに魅力的に表現者になってゆくんだろうな。
千賀太郎君との共演は実は2度目。彼が天才ハープ少年としてテレビで特集され話題になっていた頃、その火付け役となったテレビ番組の企画で、彼と一度 セッションしているのだ。それから15年の歳月が流れて今回久し振りの再会となったのだけれど、太郎君は15年前のセッションのことをよく覚えてくれてい た。
その当時から太郎君は6歳だとは信じられないような演奏テクニックを誇っていたけれど、15年の歳月を経て、そのプレイは、磨きがかかるどころか、円熟 さえ感じさせる域にまできていた。こうなると、彼がここから先どんな風に壊れて、内面のノイズを表現してゆくのかが見てみたい。太郎君とのセッションは臨 場感にあふれ、素晴らしい演奏になった。
大知君も太郎君も、ステージで一番弾けることができる、本番で力を出せるタイプ。2人の集中力と才能に、とても刺激を受けた。若い生き血を一杯吸ったど~。
明日はいよいよツアーファイナル。
「MAGICAL CHAIN CARAVAN vol.2」
【出演】ウルフルケイスケ&リクオ
【サポート・ミュージシャン】寺岡信芳(ベース)/小宮山純平(ドラム)
ゲスト:渡辺大知(黒猫チェルシー)/千賀太郎(Harp)
MCCツアーもいよいよラスト2公演。ツアーの締めは長年慣れ親しんだ街、下北沢で。
湘南に越してからも下北沢には訪れる機会が多いけれど、なんだか来る度に新しい建物が出来ていて街の変化が早まっている感じ。下北沢に大型店ができるこ とにはやはり違和感がある。駅が地下になって駅前のロータリーが完成したら、街はもっと大きく変わってしまうのだろう。これからも個人店が元気で、車より も人重視の街であってほしいと思うのだけれど。
バンドの演奏は回を重ねるごとに着実にグルーブが増してゆく感じ。このツアーで終わるのはもったいない。もっと新曲を書いて、このバンドで歌いたいなあ。
この日のゲスト、渡辺大知君(黒猫チェルシー)と千賀太郎君の(Harp)の2人はともに21歳。若いなあ。自分の21歳は、まだバンド活動を初めて間もない頃で、完全にアマチュアの学生だった。自分に比べると2人は随分と早熟だ。
2人と自分との年の差は26才。でも、一緒に音を出したら、歳の差による違和感は、ほとんど感じなかった。お互いがオープンであれば、音楽は世代を軽々と超えるのだ。
大知君は文系のニオイがする。学校では、群れることができず、不良にもなれなかったタイプ。「10代の頃は自意識過剰で自分の色んな部分が嫌いだったけ れど、バンドをやることで自分の醜い部分をさらけだせばいいと気付いて、楽になった。」打ち上げの席で、大知君が語ってくれた言葉だ。
ライブでは彼のオリジナル以外に、ボガンボスの「魚ごっこ」やブルーハーツの「夕暮れ」といった日本のロックのカヴァー曲も一緒にセッションした。ステージ上でパンキッシュに体をくねらせ、シャウトし続ける彼の瞳がすごく澄んでいたの印象的だった。
大知君はバンド活動以外に、映画の主役をはったり、NHKの連ドラに出演したり、CMに出たり、役者としても活躍している。将来は小説を発表したり、映 画監督もやってみたいとのこと。これだけ才能がありながら、奢りや擦れた感じが全然なくて、とても素直な印象。きっと、どんどん色んなものを吸収して、さ らに魅力的に表現者になってゆくんだろうな。
千賀太郎君との共演は実は2度目。彼が天才ハープ少年としてテレビで特集され話題になっていた頃、その火付け役となったテレビ番組の企画で、彼と一度 セッションしているのだ。それから15年の歳月が流れて今回久し振りの再会となったのだけれど、太郎君は15年前のセッションのことをよく覚えてくれてい た。
その当時から太郎君は6歳だとは信じられないような演奏テクニックを誇っていたけれど、15年の歳月を経て、そのプレイは、磨きがかかるどころか、円熟 さえ感じさせる域にまできていた。こうなると、彼がここから先どんな風に壊れて、内面のノイズを表現してゆくのかが見てみたい。太郎君とのセッションは臨 場感にあふれ、素晴らしい演奏になった。
大知君も太郎君も、ステージで一番弾けることができる、本番で力を出せるタイプ。2人の集中力と才能に、とても刺激を受けた。若い生き血を一杯吸ったど~。
明日はいよいよツアーファイナル。
2011年11月6日日曜日
ありがとう大阪!
大阪南堀江 knave
「MAGICAL CHAIN CARAVAN vol.2」
【出演】ウルフルケイスケ&リクオ
【サポート・ミュージシャン】寺岡信芳(ベース)/小宮山純平(ドラム)
午前中に紹介してもらった病院へ行き、喉を見てもらい、即効性のあるステロイドを含んだ薬を処方してもらう。
会場入りした時点で声はまだ枯れたままだった。けれど、リハーサルを経て本番に向かうまでの間に、薬が効いてきたようで、少しづつ声の調子が戻り始める。
本番では前日よりも声が出た。けれど本調子とは言えなかった。バンドのグルーヴ、会場の盛り上がりはこの3日間で、この日が最高だった。皆に自慢したいくらいの素敵な空間だった。
ケイヤンはとても頼もしかった。ステージで弾けまくってる姿を目の当たりにして「やっぱりバンドマンなんやなあ」とあらためて思った。
寺さんはこのツアーで用意した新曲「不思議な人よ」で15年振りにベースをピック弾き。アナーキーの人や!
コミヤンのドラムは回を重ねる度にどんどんよくなってきた。リハーサルよりも本番でより実力を発揮できるタイプ。こういう柔らかいビートを出せるドラマーは貴重。
このロックバンドスタイルは、今の自分にほんとタイムリーだ。他のメンバーにとってもそうだったらいいな。あと2公演しか残っていないのが残念。
ライブを観に来てくれた古くからの知人や関係者達に、今回のツアーで用意した新曲がどれも好評だったのも嬉しかった。
最後の東京公演では体調を万全にしてのぞみます!!
「MAGICAL CHAIN CARAVAN vol.2」
【出演】ウルフルケイスケ&リクオ
【サポート・ミュージシャン】寺岡信芳(ベース)/小宮山純平(ドラム)
午前中に紹介してもらった病院へ行き、喉を見てもらい、即効性のあるステロイドを含んだ薬を処方してもらう。
会場入りした時点で声はまだ枯れたままだった。けれど、リハーサルを経て本番に向かうまでの間に、薬が効いてきたようで、少しづつ声の調子が戻り始める。
本番では前日よりも声が出た。けれど本調子とは言えなかった。バンドのグルーヴ、会場の盛り上がりはこの3日間で、この日が最高だった。皆に自慢したいくらいの素敵な空間だった。
ケイヤンはとても頼もしかった。ステージで弾けまくってる姿を目の当たりにして「やっぱりバンドマンなんやなあ」とあらためて思った。
寺さんはこのツアーで用意した新曲「不思議な人よ」で15年振りにベースをピック弾き。アナーキーの人や!
コミヤンのドラムは回を重ねる度にどんどんよくなってきた。リハーサルよりも本番でより実力を発揮できるタイプ。こういう柔らかいビートを出せるドラマーは貴重。
このロックバンドスタイルは、今の自分にほんとタイムリーだ。他のメンバーにとってもそうだったらいいな。あと2公演しか残っていないのが残念。
ライブを観に来てくれた古くからの知人や関係者達に、今回のツアーで用意した新曲がどれも好評だったのも嬉しかった。
最後の東京公演では体調を万全にしてのぞみます!!
2011年11月5日土曜日
まいった。
大阪南堀江 knave
「MAGICAL CHAIN CARAVAN vol.2」
【出演】ウルフルケイスケ&リクオ
【サポート・ミュージシャン】寺岡信芳(ベース)/小宮山純平(ドラム)
名古屋ライブで大きな手応えを得て大阪に乗り込んだら、声がすっかり枯れていた。なんたること。
今迄、連日ライブが続いても声を枯らすようことはまずなかったのに。まいった。ロックバンドでのボーカルは想像以上に喉を消耗させていた。しばらく寝る 間も惜しんで音楽に没頭するような日が続いて、気力は充実していたけれど、肉体は悲鳴を上げていることに気付かなかった。体調管理不行き届き、過信であ る。
大阪公演初日は、バンドのグルーブもお客さんの乗りも素晴らしかったけれど、自分の声は終始かすれてガラガラだった。
この日はさすがに打ち上げに参加できなかった。打ち上げ会場まで皆を見送って、そそくさとホテルに戻った。申し訳なくて、悔しくて、恥ずかしい気持ちで一杯だった。
「MAGICAL CHAIN CARAVAN vol.2」
【出演】ウルフルケイスケ&リクオ
【サポート・ミュージシャン】寺岡信芳(ベース)/小宮山純平(ドラム)
名古屋ライブで大きな手応えを得て大阪に乗り込んだら、声がすっかり枯れていた。なんたること。
今迄、連日ライブが続いても声を枯らすようことはまずなかったのに。まいった。ロックバンドでのボーカルは想像以上に喉を消耗させていた。しばらく寝る 間も惜しんで音楽に没頭するような日が続いて、気力は充実していたけれど、肉体は悲鳴を上げていることに気付かなかった。体調管理不行き届き、過信であ る。
大阪公演初日は、バンドのグルーブもお客さんの乗りも素晴らしかったけれど、自分の声は終始かすれてガラガラだった。
この日はさすがに打ち上げに参加できなかった。打ち上げ会場まで皆を見送って、そそくさとホテルに戻った。申し訳なくて、悔しくて、恥ずかしい気持ちで一杯だった。
2011年11月3日木曜日
バンド初ライブ!
名古屋 TOKUZO(得三)
「MAGICAL CHAIN CARAVAN vol.2」
【出演】ウルフルケイスケ&リクオ
【サポート・ミュージシャン】寺岡信芳(ベース)/小宮山純平(ドラム)
この日から始まるMCCバンドスタイルのツアーに向かう自分のモチベーションは凄く高かった。メンバーとのリハーサルにも時間をかけた。リハーサルが終 わって帰宅してからも朝迄曲作りを続けるような日が続いた。このツアーが自分にとって何かのきっかけになる予感があったのだ。
とにかく今回は、普段色んな人とやっているセッションでは表現仕切れない部分、バンドならではの一体感を目指し、シンプルに初期衝動をぶつけてみたかったのだ。ライブ当日が楽しみでしかたがなかった。
得三はほんと熱い夜になった。ライブでこんなに汗をかいて、ここまでシャウトして、ここまではしゃいだのはいつ以来か覚えてないくらいだ。すごく手応え があった。ステージだけでなく、車移動中も、楽屋でも、打ち上げでも、メンバー4人でずっとグルーヴし続けてた感じ。
この日初披露した新曲は、もしかしたら自分のキャリアの中で重要な曲の1つになるかもしれない。
「MAGICAL CHAIN CARAVAN vol.2」
【出演】ウルフルケイスケ&リクオ
【サポート・ミュージシャン】寺岡信芳(ベース)/小宮山純平(ドラム)
この日から始まるMCCバンドスタイルのツアーに向かう自分のモチベーションは凄く高かった。メンバーとのリハーサルにも時間をかけた。リハーサルが終 わって帰宅してからも朝迄曲作りを続けるような日が続いた。このツアーが自分にとって何かのきっかけになる予感があったのだ。
とにかく今回は、普段色んな人とやっているセッションでは表現仕切れない部分、バンドならではの一体感を目指し、シンプルに初期衝動をぶつけてみたかったのだ。ライブ当日が楽しみでしかたがなかった。
得三はほんと熱い夜になった。ライブでこんなに汗をかいて、ここまでシャウトして、ここまではしゃいだのはいつ以来か覚えてないくらいだ。すごく手応え があった。ステージだけでなく、車移動中も、楽屋でも、打ち上げでも、メンバー4人でずっとグルーヴし続けてた感じ。
この日初披露した新曲は、もしかしたら自分のキャリアの中で重要な曲の1つになるかもしれない。
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