2008年10月28日火曜日

サンキュー!HONZI

「HONZI LOVE CONNECTION」
東京 吉祥寺Star Pine's cafe 0422-23-2251
【27日出演者】鈴木亜紀/良原リエ/早川義夫/中川五郎/南谷朝子/有山じゅんじ/伊藤ヨタロウ/RIKKI/オオニシユウスケ/リクオ/茂木欣一(フィッシュマンズ)/柏原譲(フィッシュマンズ)/坂本弘道/あずみけいこ
【28日出演者】NINO TRINCA/トモフスキー/三代目魚武濱田成夫/熊坂義人/スパン子/沖 祐市/リクオ/茂木欣一(フィッシュマンズ)/柏原譲(フィッシュマンズ)/原田郁子/鈴木亜紀



 みっち。からHONZI追悼ライブの相談を受けたのは、年始の頃だったように思う。もちろん自分も参加しなきゃいけない企画だとは思ったけれど、正直、自分が中心になって仕切るとなると荷が重いなあとも感じた。
 HONZIのあまりにも幅広い活動や交際範囲を把握しているのは多分旦那のイデイ君ぐらいで、それらを把握して、自分が知らない人達とコンタクトをとりながら、企画内容を考え、進行させてゆくのは、かなり大変な作業になることが想像できた。
 企画を立ち上げるに際して、単なる追悼ライブ以上に前向きな意味合い、趣旨がほしいと思った。湿っぽい追悼ライブにはしたくなかった。
 「HONZIと関わりのあったアーティストが集まり、共演することで、新たな出会いが生まれ、新しい音を奏でることができたら」「HONZIが残してくれた音楽、彼女の音楽に向き合う姿勢を、多くの人達に伝えられたら」
そんな思いでイベントを立ち上げることにした。 
 その後、HONZIのダンナのイデイ君や、早川義夫さんのマネージャーの新見さん、現在スカパラで活躍するフィッシュマンズの茂木欽一(ドラマー)くん等に連絡をとって、イベントへの参加、協力をお願いした。
  茂木欣一くんとは初対面だった。HONZIからフィッシュマンズの話はよく聞いていて、CDも聴いてライブも観に行っていたのだが、本人に直に出会う機会 は今までなかった。下北沢の喫茶店で初対面して、すぐ彼に「これからはお互い敬語を使うのをやめよう」と提案した。彼はその提案を受け入れてくれたので、 自分は彼のことを「きんちゃん」と呼ぶことにした。きんちゃんは自分にそんな提案をさせるくらい、気さくでオープンな人間だった。
 HONZIの活動範囲はあまりにも幅広いので、彼女が関わったすべての人に出演してもらうことは不可能だった。それで、来年以降も企画が続くことをある程度想定して、ブッキングを考えることにした。出演交渉は比較的スムーズに進んだ。皆喜んで出演を了承してくれた。
 企画の目玉の一つとして、きんちゃんとオレ、そしてもう1人のフイッシュマンズのメンバーであるベースの譲くん(柏原譲)がセッションバンドを組んで、他出演者とHONZIのレパートリーを中心にセッションすることにした。
 リハーサル初日、早川義夫さん、坂本弘道さん(チェロ)らとのセッションの後、きんちゃんと2人で下北で飲んだ。2人でこの日のルハーサルでのセッションの興奮を語り合った。黒糖焼酎「れんと」のボトルがほとんど空いた。
 イベント当日の感想など書いていたら、あまりにも長くなってしまう。ほんとに濃密で出会いに満ちた素晴らしい2日間だった。
 出演者は皆それぞれが、独自の色気を放っていた。「人柄に音楽が溢れ、音楽から人柄が滲み出ている」そのような人達ばかりだった。
 きんちゃん、ゆずるくん等とのセッションは素晴らしいものだった。最大の集中力を発揮して、いつもは出せないような音が奏でられた。久し振りに再会したエンジニア、ザックのPAは素晴らしかった。このイベントでのサウンド面での彼の力はものすごく大きかった。
 HONZIは「お仕事」では音楽をやらなかったんだと思う。音楽を通じて人間同士の付き合いをしていた。だから、こんなにもたくさんの人達に愛されたんだと思う。
 多くの出演者がステージでHONZIの逸話を楽しそうに語った。誰も湿っぽくならなかった。HONZIとの出会いに感謝し、その場で音楽を奏で、共鳴することを皆心から楽しみ、味わっていた。
 HONZIとはお互い、夢中で遊んでるような感じで音楽をしていた気がする。彼女はいつでも垣根を超えてこちらにやって来てくれた。
 楽しかったなあ。
 彼女と一緒に演奏した人達はみんな自分と同じような気持ちになっていたんだろう。
 この企画を通じてHONZIからたくさんの贈り物をもらった。関わらせてもらえてほんとによかった。繋げていきたいと思う。




★左からフイッシュマンズの欽ちゃん、オレ、三代目、ニーノの上田くん、PAのザック、クラムボンの郁子ちゃん、BBBBのヤッシー。

2008年10月25日土曜日

次はHONZIイベント!

 すごく忙しい。
 体力はなんとか大丈夫なんだが、やること多過ぎて頭がついていかん。時間がない。
 だから日記も長いのは無理。

 T&Aが終わった後は、HONZIイベント。やはりこれは自分が関わらなければいけない企画。
 昨年亡くなったヴァイオリン奏者のHONZIとはお互いが学生の頃に知り合った。特に、90年代半ば過ぎまでの自分の音楽活動には欠かせないメンバーだった。長く続いてゆくキャリアの中で、また彼女と一緒に演奏するもんだと思っていた。去年までは。

 T&AライブとかHONZIイベントとか、最近自分の過去と向き合わされる機会が多いのは偶然とは思えない。

 今日は元フイッシュマンズ、現スカパラのドラマー、きんちゃん&これまた元フイッシュマンズ、ベースの譲くん、そしてクランボンの原田郁子ちゃんとリハーサル。
 みんな、素晴らしいよ。
 そらもう楽しむしかないわ。

2008年10月23日木曜日

20年の時を経て

京都 拾得
Little T&A 復活祭
外村伸二(vo&g)/リクオ(key)/ 西山元樹(g)/ 片平マサトシ(dr) 浅川ユ?スケ(b)/ guest:浦山直樹

 学生時代にやっていたバンド、Little T&Aの一夜限りの復活ライブ。
 お客さん来てくれるか心配だったけれど、ふたを開けてみれば満員盛況。懐かしい顔がたくさん。皆思い入れを持っていてくれたんやな。
 20年の時を経て再び皆と同じステージに立てるなんて、最高だ。
 やはりこの20年、皆それぞれ紆余曲折、いろいろありました。昔はかなり傷つけあったりもしました。こうやって再び集まるのには、やはり20年の歳月が必要だったのだろう。
 元気に再会できて、ほんまよかった。
 いろんな呪縛から解き放たれて、皆が素直な気持ちでロケンロールしまくった。うん、確認できた。
 楽しくて、とても貴重な時間だった。
 
 さあ、また戻るべき場所に戻って、やりまっせ!

2008年10月22日水曜日

大阪でLittleT&Aリハーサル

一夜限りの復活ライブを明日に控えて、LittleT&Aのメンバーが大阪に集合してリハーサル。
 リハの後はメンバーと飲む。酔って盛り上がってくると、乗りが学生時代に戻る感じ。オレも含めて、皆変わらずアホなままやなあ。
 でも、お互い前よりも頑さがとれて素直になった感じ。
 楽しいひと時。

2008年10月19日日曜日

松山満員御礼

愛媛県松山 「MONK」
【サポート】朝倉真司(パーカッション)
【オープニングアクト】中川千夏
 この夜のライブの大成功は梶虎君達地元スタッフの皆さんの熱意の賜物である。これだけお膳立てを整えてもらえたら、当然モチベーションも上がる。
 ライブは関わったすべての人達と一緒に作ってゆくもんである。 
 朝ちゃんには、このライブのためだけに松山まで来てもらった。考えてみると2人きりでのライブって、2年振りなのだ。すごく新鮮だった。

 オープニングで演奏してくれた中川千夏ちゃんの歌には、どきっとさせられた。切実な音楽だった。
★梶虎君、朝ちゃんと。左は梶虎君がレンタルしてくれたミラーボール。大活躍でした。

2008年10月18日土曜日

松山と言えば道後温泉

夕方に松山着。
 明日のライブの主催者梶虎くんの運転する車で、松山駅から道後温泉に直行。ゆっくりお湯につかってから2人で食事。
 梶虎君と出会ってもう10年になる。当時の彼は関西の大学に通う学生で、ヘルツのライブに来ては踊り狂う元気な若者だった。10年たった今もみなぎるバイタリティーは変わらないように見える。
 明日のライブのチケットはソールドアウトとのこと。ひとえに梶虎君と地元のスタッフの人達のプ熱いロモーションのお陰である。

2008年10月17日金曜日

ブギ★ナイト初登場

香川県 三豊市 ブギ★ナイト
 この日も気持ちよい秋晴れ。今回のツアーは晴天続き。
 高松からJR在来線に乗って三豊へ。こういうツアー暮らしをやっていなければ、なかなか来る機会のない土地だ。
  ライブ会場のブギ★ナイトは鉄板焼き屋さん。先日の阿南と同様に、ここも店の回りはのどかな田園風景。マスターの湯田君は大阪から地元に帰ってきて今年店 をオープンさせたばかりの32歳。ブギ★ナイトという店名は三宅伸治さんのモジョクラブ時代の曲名からきている。先月には、三宅さんのライブをブギナイト で実現させたそう。
 店内に入るとすぐに陳列された焼酎のボトルが目に入る。その中に麦焼酎の兼八と泰明が並べられているのを発見。実はこの2つが自分が最も好きな焼酎なのだ。打ち上げのお酒は決定やね。

 客席にはこの日のためにステージが特設され、壁には自分を歓迎してくれるベニヤの看板が吊るされていた。こういうの嬉しいもんである。
  ライブには2歳から83歳のおばあちゃんまで実に幅広い世代のお客さんが集まった。客席の中で今までオレの音楽を聴いたことがある人は少数だと思われた。 こういうシチュエーションでは、お客さんが参加できる曲と曲間のMCをいつもより増やして、オスモード、ラブソングはいつもより控えめにする。

 男女間の歌って、つきつめてゆく程反社会的な要素が強くなってゆく気がする。そういった反社会的、アウトローな要素をどこまで強くするかは、ライブの空気や客層によって変えている。

 昨夜の高松とはまた違った乗り。とても素朴て暖かい空間だった。はじめての街で、とてもよくしてもらった。

 打ち上げもブギ★ナイトで。焼酎の水割りを頼んだらジョッキで出てくる。飲み過ぎてまうなあ。
  その席で流れていたレヨナのライブアルバムがすごく良かった。彼女の開放感がとてもよく伝わってきた。バンドの演奏も素晴らしい。まさに本領発揮のアルバ ム。湯口君がレヨナのファンだと言うので、その場でレヨナに電話して、アルバムへの感想を伝えて、湯口君とも話してもらう。

 打ち上げの後、ホテルにチェックインして部屋でパソコンに向かいキーボードを叩く。仕事をいつくも抱えていて、ツアー中にこなさないと間に合わない。打ち上げの後に仕事しなきゃいけないのはちとつらいなあ。

2008年10月16日木曜日

波止場ライブ

香川県高松市 黒船屋
 この日は午後4時頃まで浅川夫妻宅で過ごす。昨日に続く秋晴れで心地よい昼下がりを過ごす。
 ある音楽誌から矢野顕子さんに関する文章を結構長文で頼まれていて、締め切り日が迫っていたので、矢野さんの新譜を聴いて、DVDを見ながら、原稿を書き進める。 
 それにしても矢野さんの新譜はやばい。とても刺激になった。
 この日も大柴君の運転する車で高松に向かう。
  ライブ会場の黒船屋はフェリー乗り場のすぐ近くにある海沿いのカフェ。店の中からカウンター越しに海が一望出来る素晴らしいロケーション。   この日は 完全に酒場乗り、ブルーズマンモードのライブになった。演奏していると、カウンターの窓越しに時々、フェリーが汽笛を上げて通り過ぎて行くのが見えた。こ の場で自分が最高のロケーションにいる気がした。
 アンコールでは打ち合わせなしに大柴君と2曲セッション。
 ライブ終演は11時をとうに過ぎていた。
 大柴くんとはこの日でお別れ。なかなか楽しい2人旅だった。 

2008年10月15日水曜日

旅は道連れ

徳島県阿南市 GO-GO music&cafe
 予定していなかったのだけれど、この日も大柴君にオープニングで歌ってもらうことにする。
 徳島駅の隣駅で待ち合わせて、彼の運転する車で阿南へ向かう。雲一つない快晴で絶好のドライブ日和。道中途中下車して讃岐うどんで腹ごしらえ。阿南市に入ると国道の回りはのどかな田園風景。そんな一角にGO-GO music&cafeはぽつんと存在していた。
 デートで来たくなるようなしゃれた雰囲気。カフェにしては音響設備がかなり本格的で、ステージの両脇にはスピーカーが3段積みされたいた。
 この日初対面のマスター、篠原さんからは、会うなり音楽に対する熱い思いを聞かせてもらう。あふれるエネルギーで、こちらも心地よくさせてくれる人だった。
 この日の大柴君の演奏は熱かったなあ。ツアーでの刺激を受け取ってステージに立っているのが伝わってきた。
 徳島はあまり縁のなかった土地で、ライブをするのは10数年振り。もちろん阿南市でのライブは初。始めての場所でのライブは、予定調和が少なくて新鮮だ。
 楽しみながら真剣勝負ができた。つかんだぞという充実感。
  昨日に続いて徳島市内に住んでいる学生時代からの音楽仲間浅川夫妻の自宅に泊めてもらう。浅川とは学生時代にLITTLE T&Aというバンドを一緒にやっていて、彼はベースを担当していたのだ。そのT&Aの一夜限りの復活ライブがいよいよ来週京都で行われ る。
 この日はお願いして大柴くんも浅川宅に泊めてもらうことにする。会ったばかり人間の自宅に泊めてもらっても、特に恐縮することもなくリラックスしてなごんでる大柴君を見ていて、彼は結構ツアー暮らしが向いているんじゃないかという気がした。

2008年10月13日月曜日

大柴広己現る

高知 FANCY LABO (RING)リング
 1週間くらい前に、何度か共演経験のある大柴広己くんから突然連絡があって、四国ツアーのどこかでオープニングで歌わせてほしいと頼まれる。
  彼は、大阪から東京へ越してきてまだ間もない20代半ばのシンガーソングライター。来年にはメジャーデビューを控えているのだけれど、まだ本格的なツアー 暮らしをしたことがなく、ぜひ経験を積ませてほしいとのこと。各地の主催者とライブ会場に連絡して、彼のオープニング出演の了承をとってから、本人にOK の連絡を入れる。
 当日、大柴君は自家用車に乗って自力でライブ会場までやって来た。彼に与えられた曲数は3曲。短い時間で、かなりお客さんを掴 んでいたように思う。ある程度肝が座っているのだろう。そうでなければこういう頼み事もなかなかできない。ちょっと厚かましいところもあるようだけれど、 それぐらいの性格の方がこういう仕事は向いている気がする。
 大柴くん以外にオープニングで歌ったヨビト君、浜田祐介さん、それぞれ印象に残る演奏だった。
 主催者の町田さん達のお陰で、高知とも縁がつながり、3年続けて訪れることができた。お客さんのリアクションも年々よくなる感じ。
 打ち上げは「きまぐれな鯉」というお店にはじめて訪れて、鰹のタタキやクジラ鍋等郷土料理を色々といただく。どの料理もおしかった~。打ち上げでも大柴君とヨビト君に弾き語ってもらう。
 2件目はピアノウーマンの矢野絢子がスタッフとして参加している歌小屋というライブハウスに行く。この日は元ピールアウトの近藤智洋くんが歌小屋でツアーでライブをやっていたので合流。そこでも大柴くんが1曲歌う。
★鰹のタタキと一緒に。
★打ち上げで歌う大柴広己。

2008年10月11日土曜日

終電帰り

渋谷 BYG
 東京でのホームグラウンドBYGで久々の弾き語りライブ。
 のっけからいい空気。流れに身を委ねて楽に演奏。
 BYGでも働くピアノマン、山本隆太が仕事日でないのに遊びに来てくれたので、アンコールで飛び入りしてもらい、2人でピアノを連弾。来月11月30日はアプライトピアノとデジタルピアノの2台を並べてBYGで隆太君とジョイントライブすることがこの日に決定。
 この日は、宿題がたまっていたこともあって、珍しく打ち上げの途中で席をはずし、終電で湘南へ帰る。ところが電車に乗っても、ライブのスイッチが入ったままで、「飲み足りない、もっと盛り上がりたい」という気持ちがなかなかおさまらない。
 藤沢駅で乗り換えるときも、「このまま下車して飲みに行こうか」と足がなじみの飲み屋に向きかけたのだけれど、ぐっとこらえる。

2008年10月6日月曜日

高原ライブ

山梨県北杜市小淵沢町 B&B LampsLodge(lounge)
 天気予報がはずれて、晴れた~。
 お昼過ぎには小淵沢 駅に到着。小淵沢は八ヶ岳南麓の町。この日のライブ会場のLampsLodgeは高原のペンション。オーナーの小林さんは、元々横浜のライブスポット、サ ムズアップのスタッフをやっていた人。数年前にこちらに越して来て、LampsLodgeをオープンさせた。この日の目的の半分くらいは、小林さんに会っ て、小淵沢の空気を吸うことだった。
 リハーサルを軽くやった後も、本番までには充分時間があったので、近所をぶらついたり、カフェでぼんやりしたりして時間を過ごす。ほんと、このあたりは空気が美味しくて心地よい。身を置くだけで疲れもとれてゆく感じ。越してくる人が多いのも理解できる。

 この日のライブは、知り合いの家の広間で演奏してるみたいな雰囲気だった。リラックスした空間に身を委ねつつ、緊張と緩和のバランスをいい感じでコントロールできた。
 最近のライブで、歌い方のコツみたいなのをつかみつつある気がしている。20年以上も歌ってきて何を今更と思う人もいるかもしれないけれど、特に歌唱に関しては、いまだに試行錯誤、手探りを続けていて、自分ではまだまだ成長過程だと思っているのだ。
 次回LampsLodgeに戻ってくる時は、もっといい歌い手になってる予定。
 
 ライブの後も会場に残って、小林さんらと飲む。ワインが何本も空いた。
★茅野駅のプラットホームにて
★ライブ会場

2008年10月5日日曜日

来なきゃわからない

飯田 ふぉの
 飯田に向かう前にまずコータロー君においしい蕎麦屋に連れて行ってもらい、その後、諏訪湖を眺めながら温泉につかる。ゆっくりつかり過ぎて体の力が抜けてしまった。
 飯田ふぉのは約2年振り。席もぎっしり埋まって心地よい熱気に満ちたライブになった。
 打ち上げはそのままお店に残って、マスター&ライブに色々と協力してくれたMさんによる手料理をいただく。揚げ物はなく、地元の食材を生かした体に優しい食べ物ばかり。
 現地に来てみなければ、食べれないもの、聞けない話というのがたくさんある。ふぉのの来るといつもそのことを実感する。
  この日はマスターの小島さんが山に入って採って来たという「さるなし」という果実をいただく。見た目はキウイをそのままブドウくらいの大きさに縮めた感じ で、味もキウイとほとんど変わらず、美味しかった。飯田でとれたピーナッツを使って作られたジーマ豆腐もおいしかったなあ。
 打ち上げに参加した地元の人達からは飯田の裏事情を色々と聞かせてもらう。ちょっと、ここでは書けないなあ。知りたい人は足を運ぶべし。
★さるなし

2008年10月4日土曜日

恭蔵さん繋がり

長野県 茅野市 カントリーキッチンくるみ
【オープニングアクト】小池コータロー 
 くるみは小池さん一家による家族経営のカフェ。この日オープニングでギターの弾き語りを聴かせてくれたコータロー君は小池家の次男坊。
 彼は、幼い頃からお店にやってくるツアーミュージシャンを見て育った。当時の一番のお気に入りは西岡恭蔵さん。中学生の頃にプチ家出したときも入間にある恭蔵さんの自宅を訪ねてしばらくお世話になっていたそうだ。
 コターロー君の演奏を聴いていると、あらゆる面で恭蔵さんの影響を見て取れる。自分も恭蔵さんにはアマチュアの頃からよくしてもらったので、なんだか懐かしい気分になる。
  去年から林業に従事しているコータロー君の毎日は、仲間にも恵まれ、とても充実しているようだ。近隣の山にある唐松、若松を薪に使う試みを進めている話、 間引きして山を整備することの重要性、植林によって杉が密集して生え過ぎてしまったことが杉花粉の起こる原因になっている等々山と木にまつわるいろんな話 を聞かせてもらう。
 現在鎌倉在住で関西時代から20年来の知り合いが、奥さんを連れて久し振りにライブを観に来てくれる。彼もかっては恭蔵さんのライブをよく企画していたのだ。
 恭蔵さんは今も色んな人達の中に生きていて、新しい繋がりをプレゼントしてくれている。
★秋やね。