2003年9月29日月曜日

9/29(月)

福岡でBEAの森さんと打ち合わせ。
森さんと別れて博多駅で偶然、バンバンバザールの福嶋君とばったり。しばらく立ち話をしていたらバンバンのベースの黒川君とギターの富永君もやってくる。
今から3人で鍋を食ってから東京へ戻るとのこと。
長いツアーがやっと一段落したそう。とてもリラックスした様子の3人であった。
3人とは駅で別れたのだが、福岡空港で再び遭遇。同じ便で東京へ帰る。

★福嶋君と2ショット。博多駅で撮影。


2003年9月28日日曜日

9/28(日)熊本 バトル.ステージ

西鹿児島駅から鹿児島本線に乗って熊本へ。今日も快晴。途中から列車が海岸線を走り出し、東シナ海が視界に入ってくる。いい景色。
★列車から東シナ海を撮影。

今日は地元のバンドを含め5組の出演者によるアコースティック.イヴェント。
オレは4番目に登場。
ピアノがいい具合に調律されていて、いつもよりずっと弾きやすく、気分が乗る。
★客席後方PA卓から撮影。

トリは小山卓治さん。始めてお会いして、ステージをみた。
その場にいる人ではなく、見えない誰かに向かって語りかけているようなステージだった。ライブの後、観に来ていた地元のラジオ局の方から、急遽番組用のインタビューを申し込まれる。今日のライブを観て、気に入ってくれたそう。
ライブの後は、ブッキング.マネージャーの林田さんと地元の出演者の皆さんとで打
ち上がる。素直な人達。裏表のない会話。ほっとする。

2003年9月27日土曜日

9/27(土)

快晴。
リハ-サル前に今日のライブを主催してくれた三浦さんが勤めるCDショップ十字屋に顔を出して富田ラボと平山みきのCDを買う。
その後、タワレコに行ってエリカ.バドゥの新譜とオ-ガニック.ソウル系のコンピを
買って、邦楽担当の方に自分のCDサンプルを渡して営業しておく。

★T-BONE 入り口。
ライブは夜7時半から。オープニングで佐々木了くんが30分程、弾き語りしてくれる。気迫のこもった歌であった。
オレはステージに上がる前にいもの水割りを一杯。
ライブ直前にマスターの本山さんから「『名前もしらないけれど』頼むよ」と念押しされる。お~忘れてた。リハで練習しとけばよかった。まあ、なんとかなるでしょう。リラックスした状態でステージに。ステージ.ドリンクもいも焼酎。
席が埋まり、立ち見の人もいて、いい感じ。まず「風の声」を静かに歌い始める。最初から調子がよい。お客さんも楽しみ方を心得ている。南国の乗りというのが確かにあるなあ。
いつものように、場の空気に左右されながら、曲順を決めずにステージを進めていたら、ライブ終盤で本山さんのリクエストにまだ応えていなかったことに気付く。いかん。
本編最後でリクエストに応えて「名前も知らないけれど」を歌う。この歌を歌うのは何年振りだろう思い出せないくらい久し振り。気持ちがこもる。熱いな、オレ。歌ってよかった。
ライブのはじめから、客席最前列左に目立って乗りの良い男性客がいた。ひざの上にオレのCDを何枚も置いて、盛り上がってくれている。
アンコールでその男性が手許のCDから歌詞カードを取り出して、オレに手渡した。この曲を歌ってくれというのだ。強引な奴。
リクエスト曲は忌野清志郎さんと共作した「胸が痛いよ」。11年前に発表した古いナンバーで、これも今ではまずステージで歌うことのない曲だ。
一瞬どうしようかと迷うが、まあいいかと思って、ショート.ヴァージョンで歌う。
今日は2度もリクエストに応えた。
打ち上げもT-BONEで盛り上がる。
本山さんの奥さんが色々と料理を用意して下さった。
どれもうまい。鳥刺、最高。
ドリンクは全員がひたすらいも焼酎。そう、ここは鹿児島。

2003年9月26日金曜日

9/26(金)

午後1時前にFM広島入り。 ディレクターのKさんは初対面。
ラジオ局へ一人でやって 来たオレをみて、少々驚いた様子。さっそく、2つの番組のコメント録り。ものの15分程で収録は終わってしまう。
収録後、しばらくKさんと話しをしてみて、この人は音楽とミュージシャンへの愛を
持っている人だと思った。
FM広島を出て、広島駅から新幹線で福岡へ。そこから鹿児島本線で夜8時前に西鹿児島駅下車。長い移動。下車してプラットホームに立つと、空気が暖かい。南国に来たことを実感。
夜中11時頃から明日のライブをブッキングしてくれているCDショップ十字屋の三浦さんの誘いで飲みに行く。
お店に入って「いも焼酎の水割りください。」と注文したら「うちはいもしかありませんよ。」と言われる。そう、ここは鹿児島である。
その店でひとしきり飲んだ後、明日のライブ会場でもあるT-BONEへ。
店名の由来は、もちろんブルースマンT-BONE WALKERである。
マスター本山さんとは約1年振りの再会。本山さんから、明日は「名前も知らないけ
れど」を歌ってほしいとリクエストされる。9年程前につくって、今ではめったにステージで歌うことがなくなった曲だ。

2003年9月25日木曜日

9/25(木)岡山 モグラ

午前10時40分頃、岡山駅着。
地元のイヴェンター夢番地のBちゃんがプラットホームまで迎えに来てくれる。
FM岡山の生番組に出て、その後2本のコメント録音。
お昼はBちゃんとカフェへ行く。結構、時間があったので色んな話をする。
彼女はオレよりも7つ程年下のはずだが、妙に同世代感がある。
ランチタイムの後、RSKラジオでKさんが担当する番組の録画。
今夜のライブも好調。金沢の感覚が残っていた。
いつもよりピアノのタッチに気を使った。
オーナーのFさんも、とてもよかったと言って喜んでくれた。
★開演前。ステージの照明がセットされる。岡山

2003年9月24日水曜日

9/24(水)

午後2時半頃、大阪駅到着。
キョードーのAくんがプラットホームまで迎えに来てくれる。
取材と挨拶回り。日が暮れるまでには終了。
地元の友達と晩飯を食べに行く。
しゃれた創作日本料理の店。
エゴラッピンのギターの人のお兄さんがやっている店だそう。
そのあと市内のホテル内にある温泉で湯につかる。
オレはここの会員になっていて、
今日はバースデーサービス期間で無料。
湯につかったあと友達夫妻と飲む。

2003年9月23日火曜日

9/23(火)金沢 もっきりや

約半年振りにマスターの平賀さんと再会。最近のもっきりやはライブ続き。
お店が楽しみながらライブをやっているのがよい。
前日の打ち上げで飲んだわりには、いい体調のつもりでいたのだが、リハーサルでは声がでなかった。息も続かない。
リハで五島さんの「悲しいピアス」を歌ってみるも、
ちっともイメ-ジ通りに歌えない。
リハが終わってから竪町でガラもんの長袖シャッを買う。
7時40分から本番、スタート。
さっき買ったばかりのシャツを着て、ステージへ。
もっきりやには音楽の神様が住んでいるんじゃやないか。
自分にこんな表現力があったのかと思うぐらいにインスピレーションがわき、
演奏に集中。本番では声も出た。
もっきりやが積み重ねて来た歴史と、お店と音楽を愛する人達の想いが、
自分に力を与えてくれるのだろう。この感覚と感動を忘れずにいたい。
まだ先へいける。そう思わせられたライブだった。
本番で、はじめて五島良子さんの「名もないピアス」を歌ってみた。
曲のよさが伝わってくれればいいのだが。
★もっきりや製作ポスター。もっきりや

2003年9月22日月曜日

9/22(月)高岡 もみの木ハウス

快晴。
高山駅から富山駅間の指定席が満席だったのでグリーン車に乗る。これが快適。
席は広くて、ゆったりしているし、窓が大きいのもよい。景色もよし。高山本線はグリ-ン車に乗るべし。
★高山本線グリ-ン車から撮影。 高山線
 時間に余裕があったので、富山駅で途中下車。タクシーに乗って、岩瀬浜まで行ってライブでもお世話になっているカフェ、アナザホリデーに行ってみる。突然訪ねてT夫妻を驚かせてやろうと思ったのに店は休業。
では砂浜でくつろごうと岩瀬浜海岸までいったら、強風で砂がひどく舞っていて、これが顔に当たって痛い。とてもじゃないがくつろげず、退散。高岡に向かう。
リハーサルの後、駅前の繁華街を散歩する。人通りが少なく活気がない。喫茶店が少ない街。高岡も郊外に大きなショッピングモルができて、そちらの方に人の流れが向いてしまっているようだ。
やっと見つけた喫茶店でサンドイッチを注文したら、とても美味しかった。
店内の壁には中川イサトさんのライブを告知するフライヤーが貼ってあった。
今日のライブは「ゆたんぽ」という地元のアコースティック.バンドがオープニング
をつとめてくれる。明るさのなかに哀感が漂う歌と演奏で、心地良かった。
ライブはのっけから、びっくりするぐらいに盛り上がる。
大学軽音楽部の先輩で富山在住のEさん一家と、アナザホリデーのTさんが観に来てくれる。Tさんに、「今日、岩瀬浜に行ったよ」と言ったら、とても驚いていた。
先輩のEさんは打ち上げにも参加してくれる。なんと今、もみの木の店長であるタカ
ヤさんといっしょにバンドをやっているそう。
こんな風に人がつながってゆくのは嬉しい。

2003年9月21日日曜日

9/21(日)高山 ピッキン

高山本線は車窓からの景色が素晴らしいのだが、今日は移動の間寝てばかり。
飲み過ぎた。4時過ぎに高山到着。
マスターの高原さんが駅まで迎えに来てくれる。高山は雨。
秋を一気に飛び越えてしまったような肌寒さ。
リハ-サル前に高原さんと蕎麦を食いに行く。
高山にはおいしい蕎麦屋が何軒もある。
今日は大黒屋というお店で貝柱の天婦羅蕎麦を食べる。
うまい!安い!大満足。
★ これが貝柱天婦羅蕎麦。
 
高山午後7時40分、ライブがスタート。席はうまっているのだが、昨日とはうって変わって大人しいお客さんであった。どうも始めての人が多い様子。
1曲めの「風の声」で2番の歌詞が飛ぶ。あ~あ。
ライブの直前にホテルの温泉につかったのがよくなかったか。
去年、ピッキンでセッションした地元のサックス.プレイヤー中谷さんが今日もサッ
クスを持ってやって来たので、本番直前に楽屋で打ち合わせして、リハーサルなしで「機関車」「BRING IT ON HOME」「時の過ぎ行くままに」の3曲をセッションする。いい会話ができた。今日もアンコールで、先週つくったばかりの曲をやってみる。高原さんは、そ の曲が今日のライブで印象に残ったと言ってくれた。いけるかも。ライブの後、お客さんで来ていたT君くんという27歳の若者が話し掛けてくる。高野大学を 出て一旦お坊さんになったのだけれど、今は地元高山に戻ってHITS FMというコミュニュティーFMで働いているそう。最近、四国八十八箇所を巡礼してみたのだけれど、悟りはひらけなかったとのこと。
面白い奴だったので、打ち上げに誘う。
★ピッキンのマスター。高山マスター

 

2003年9月20日土曜日

9/20(土)三重県松阪 MAXA

マクサでのライブは約3年振り。
お店のスタッフの中村くんが駅まで迎えに来てくれる。久し振りの再会。以前より精悍なたたずまい。もうすぐ結婚するそう。
お店のオーナーの剛さんとオレは同学年。貫禄がついておっさんのたたずまい。
最近、同世代の他人を見て自分の年齢を知ることが多い。3年という歳月は人を変えるには十分だ。
この日はブレッド&ジャムという兄妹の兄弟ユニットがオープニング.アクトをつと
めてくれる。お兄さんは学生時代に京都でオレのライブを観ていたそう。
★ステージには阪神優勝を祝する看板が。

オーナーの剛さんは熱狂的 タイガース.フアン。松阪今日はお客さんの乗りに助けられた。まるで超満員の会場のような盛り上がり。アホな奴ばっかりで嬉しい。
サンキュー、松坂。また。

2003年9月14日日曜日

9/14(日)吉祥寺 スター.パインズ.カフェ

今日の楽屋は女性ばかり。
さすがにいつもと勝手が違う。本番直前、ステ-ジ裏で隠れる様に着替えていたら、お店のスタッフに遭遇。向こうが見ては行けないものを見たような反応で、謝りながら、そそくさとその場を退場していくので、こっちも恥ずかしい気分。
★美女軍団「たまきあや.すとりんぐ.かるてっと」と共にステージがスタート!

高宮さんは大阪のときに増して、のびのびと歌ってくれた。
5オクターブの声量は、圧倒的。どこまでいくねんって感じ。体全部を使って声が出している感じ。全身シンガー!
小谷さんはサウンドに身をゆだねるように、嬉しそうに、ヤバイ歌を歌っていた。音を感じ、すぐに反応することのできる人だ。五島良子さんとは初共演。なん だかずっと前から通じ合っていた人のように思えた。歌を愛してるだけでなく、歌に愛されている人。いろんな歌が彼女に歌われたがっている感じ。自分も彼女 のように歌いたいと思った。「たまきあや.すとりんぐ.かつてっと」ともぜひ、また共演したい。彼女達はオレの楽曲に新しい息吹を与えてくれた。
大阪、吉祥寺の2日間で声の力、歌の素晴らしさをあらためて実感した。いい刺激になった。2日間、本当に貴重なステージであった。共演者の皆さん、スタッフ、お客さん、そしてオレたちをつないでくれる音楽に感謝。
★アンコールでゲストの皆さん、勢揃い。
左から五島良子さん、小谷美紗子さん、高宮マキさん。


2003年9月13日土曜日

9/13(土)

午後0時から吉祥寺でリハ。
五島良子さんが3時からリハーサルに参加。
まずは彼女のオリジナル「名もないピアス」を初音合わせ。
やはり名曲である。そして素晴らしい歌声。短いリハーサルでその才能を十分に感じた。
あやちゃんから、二人はとても合っていると言われる。自分でもそう思った。
構えたところがなく気さくな人なので、こちらもリラックスでき、すぐに打ち解けた。カルテットとの音合わせも順調。明日が楽しみ。

2003年9月11日木曜日

9/11(木)

午後12時半頃起床。
昼飯は蕎麦。
夕方から近所のカフェのテラスで読書&パソコン。
今夜は月が強い光を放っていた。火星も輝きも最近よく目に入ってくる。
夜中から14日のライブに備え、五島さんの曲をおぼえる。
いっしょにやらせてもらう「名もないピアス」という五島さんのオリジナル曲が素晴らしい。繰り返し聴いて、いっしょに口ずさむ。
心が晴れてゆく感じ。とてもいい瞬間。ああ、そういうことなのかと思う。
つまり「幸運」とは感じ取るものなのだ。
五島さんの歌を聴くことによって、そのことに気付いた。
考えてみれば、自分は最近も、素晴らしい瞬間を何度も体験している。心に余裕がないと、そんな瞬間を積み重ね、反芻して、心にとどめておくことを忘れがちになる。ラッキーな出来事は既に起こっていたのだ。今月の星占いは当たっているかもしれない。

2003年9月10日水曜日

9/10(水)

朝10時半起床。
もう夏は終わったと思っていたら、今日はやたらと蒸し暑い。今頃、蝉が鳴いていたりして変な感じ。
12時から吉祥寺で14日のスタパに向けリハーサル。
身体が重い。疲れがたまっている。
あやちゃんに加え、カルテット.チームのミキコちゃん、祐子ちゃん、歩ちゃん、
そして美紗子ちゃん、マキちゃんがリハーサルに参加。女性ばかりのリハーサルである。チェロの歩ちゃんは、今日が初対面。オレのライブを何度か観てくれて いるとのこと。物おじせず、活き活きしたプレイ。音に対する反応が早い。カルテットのある程度決められたアレンジの中でも、アドリブを織りまぜる積極性も よい。
リハーサルは順調に進む。カルテットの皆さんは技術が高く、
とにかく仕事が早い。
感心した。
8時前にリハ-サル終了。
疲れた。

2003年9月9日火曜日

9/9(火)

午後0時に高木クラヴィア入り。
今日はキョンさんが参加。一日、キョンさんのパートを録りまくる。かなり無理をしてもらった。最初に昨日録音したインストを キョンさんに聴いてもらってから、向かい合わせにならべられた2台のピアノを二人で弾きながら打ち合わせ。
結局、この曲は二人の同時録音で録り直すことにする。
キョンさんが色々とアイデアをだしてくれたお陰で、よりいい感じになる。その後はオレが昨日録音した歌ありのオリジナル曲にキョンさんのピアノをかぶせる。
これは少し時間がかかる。
次にオレのオリジナル.ナンバーをキョンさんと二人で2台のスタインウェイで同時録音。燃えた。
★こんな感じでアイ.コンタクトをとりながら同時録音。
 
9/9高木昨日に続いてY氏も夕方から参加。
多くの人に支えられながら、今日のノルマを無事、終えることができた。
いい調子で進んでいる。
キョンさんは愚痴をこぼさない人である。超多忙の中、この企画に加わっているから、疲れもあるだろうに、そういうことは一切、口にせず、常に他人へのさりげない気づかいを忘れない。見習うところが多い。
今回自分はプレイヤーだけではなく、プロデューサーとしての立場もあるので、いつも以上に現場を仕切らなければいけない。スタジオにいる間中、気が抜けない。

2003年9月8日月曜日

9/8(月)

昼の12時半に渋谷高木クラヴィア入り。
いよいよ今日からピアノ.コンピ.アルバムの録音が始まる。
機材の搬入、セッティングに予想以上に手間取る。まあ機材が何もないところに、こちらから持ち込んで、スタジオをつくるんやから、そら大変やわな。
約3時間かけてセッティングが完了。フリーのエンジニアである関くんが急遽、アシスタントを担当してくれて多いに助かる。
まずはオレが1曲目に収録予定のアップ.テンポのインストを録音する。
用意されたピアノはハンブルグ.スタインウェイとニューヨーク.スタインウェイの2
台。どちらも極上。同じスタインウェイでもヨ-ロッパ製とアメリカ製では個性がはっきりと別れる。
ニューヨーク.スタインウェイの方は、音色が明るく、とにかくよく鳴る。より音量
を上げるために反響板にはつや消しがほどこされている。
ハンブルグ.スタインウェイはニューヨークの方に比べると、タッチがやわらかく、
落ち着いた気品のある音色。
オレはニューヨークの方を選んで録音。
1テイクを録り終えて、すぐに聴いてみる。
エンジニアの上條君と顔を見合わせてニヤリ。ええ音。
午後3時にはY氏がやってくる。
まずはしばらく、2台のスタインウェイをそれぞれ試し弾きしてもらう。
Y氏もその音の良さに感激していた。
夕方からY氏のオリジナルを2曲、収録。1曲はラグタイム調のインスト。
もう1曲は哀愁のただようスローナンバー。
そのあとオレのナンバーをクリックなしヴァージョンとクリックありヴァージョンで録る。歌は同時録音。
いいスタートがきれた。
★2台ののスタインウェイ。

2003年9月6日土曜日

9/6(土)大阪 バナナホール 「リクオのハプニングデイズ」

ゲスト:小谷美紗子・高宮マキ・KiMURA AKiKO(敬称略・順不同)
・出演:Rikuo・ヤマサキテツヤ(Percussion)・玉城あや(Violin)

女性ばかりをゲストに呼ぶというのは、自分の発案であった。個人的な嗜好と欲望を反影した企画である。皆それぞれに素敵なシンガーであり、女性であった。
メジャーデビューを控えたKiMURA AKiKOさんは、今日が大阪初ライブ。初共演である。ステージの彼女は20そこそこにして既に孤高のたたずまい。
立っているだけで、存在感がある。今夜のセッションで彼女が「気合い」と「覚悟」を持った素晴らしいシンガーだということがよくわかった。
「機関車」では色気のあるコミュニケーションができた。 高宮マキさんとも今夜が初共演。暖かい女性である。
自分の音楽や人生観は「悲しみ」や「せつなさ」がベースになっていると思うのだが、彼女はそこに共鳴してくれているような気がする。
別に根拠はないのだが。
彼女とセッションしたビリージョエルの「NEWYORK STATE OF MIND」は高校生の頃
に聴いて、当時ピアノでコピーしょうと思ったのだが、イントロの段階で諦めてしまった曲である。
20年の歳月を経て、今回再トライの機会を与えてもらったのだが、またイントロでコードを忘れて止まってしまい、なんとやり直しさせてもらう。
すんません。
2度目はセッションならではのインタープレイと呼吸のさぐり合いで、一期一会のプレイができた。
緊張と解放の共有。言葉を重ねるよりも、深く通じ合える瞬間。
美紗子ちゃんのことは、彼女が中学生の頃から知っている。すっかり成長したなあと親戚の親父のような気分にもなってしまう。
彼女の歌は鳥肌がたつという表現がふさわしい。実は反社会的で、やばい歌を歌う女性だ。ヴァイオリンのあやちやんがその歌を聴いて、年下の美紗子ちゃんを「師匠」と呼んでいた。
美紗子ちゃんはこの日の選曲の中にオレのデビュー.ミニ.アルバムのタイトル.ナン
バーである「本当のこと」を選んでくれた。学生時代に作った思い入れの深い曲なのだが、自分のライブではもう随分長い間、演奏することがなかった。この曲 を彼女は見事に蘇らせてくれた。演奏していて最後の一音まで心が震えた。この曲を久し振りに演奏することで、自分に向き合う一つの機会を与えてもらった気 がする。
美紗子ちゃんの出番の直後に歌った「ソウル」は彼女からの刺激がなければ、ありえない演奏だった。
真剣勝負の繰り返しで、ライブが終わったらいつもよりぐったり。そして、ほっとした。
たくさんの刺激をもらい充実したライブであった。
感謝。
打ち上げでは良く飲み、語り、最後は横揺れ。
たまたま同じ日にポラリスのライブで大阪に来ていた学くんが打ち上げ途中から顔を出してくれる。いっしょに飲むのは久し振りで嬉しかった。彼は2次会にも参加して、明け方までつきあってくれる。
★アンコールで全員集合。全員3

2003年9月5日金曜日

9/5(金)

今日も吉祥寺でリハーサル。
6日のゲストの美紗子ちゃん、高宮マキさんと初音合わせ。
オレは急遽、リハーサルの後、最終の新幹線で大阪に前乗り。

2003年9月4日木曜日

9/4(木)

12時から8時まで吉祥寺で6日のライブ用のリハ。
6日のゲストのキムラアキコさんと初対面、初音合わせ。

2003年9月1日月曜日

9/1(月)

自分はあまり占いとか血液型に興味がないのだが、
最近たまたま目にした雑誌に載っていた星座占いによると、
今月のオレは幸運が波のように押し寄せてくるとのこと。
そう言われると期待してしまう。
午後6時から高木クラヴィアでキョンさん、上条くん、マネ-ジャ-二郎さんと
スタジオの下見を兼ねた打ち合わせ。
2台のスタインウェイを使ってキョンさんと少しセッションしてみる。
音が抜群にいいので、とにかく乗る。録音が本当に楽しみ。