2009年6月28日日曜日

祝アプライトピアノ

岐阜県関市 高橋商店
 高橋商店のコーチャン&ヒロチャン夫妻とは、今から10年程前に、当時2人が暮らしていた飛騨高山で出会った。そのときに、2人が、出身地である関市で お店をオープンさせたら、演奏しに行くことを約束したのだ。数年後にその約束は実現されて、それ以来毎年高橋商店に通い続けている。
 娘さんももう小学3年生。あんなにちっちゃな赤ちゃんだったのに瞬く間に大きくなったなあ。
 関市と言えば鰻である。リハーサルの後コーチャンに美味しい鰻屋さんに連れて行ってもらう。これがほんと美味かったあ。
 高橋商店は普段は居酒屋ある。居酒屋なのに今年から店内にアプライトピアノが置かれるようになった。「これはオレに弾いてくれということでしょ」と勝手 に解釈して、気持ちが盛り上がった。そのせいか、この日のステージは集中力が途切れることなく、声もよく出た。
 打ち上げではコーチャン&ヒロチャンの美味しい手料理をいただく。で、後半はDJ大会になり、RCサクセション.メドレーで盛り上がる。
 今年もいい再会を果たせた。
 また。

2009年6月27日土曜日

アルコールの沁みた音のするピアノ 岐阜県土岐市 BIRD&DIZ

岐阜県土岐市 BIRD&DIZ
 何年振りだか覚えていないくらいに、土岐市を訪れるのは久し振り。
 BIRD&DIZ は27年も続くジャズ中心のライブ.スポット。
 オープン当初から置かれているというグランドピアノは、年季が入り過ぎて、鳴りがいいとは言えなかった。なんだかアルコールが沁みたような音だと思った。
 正直、最初は音の鳴りの悪さに戸惑いがあったけれど、このピアノが今迄、どれだけたくさんのさまざまなピアニストの相手をしてきたのかを想像したりしな がら演奏しているうちに、だんだんと愛着がわいてきて、それなりに味わいのある音に聴こえてきた。ライブの途中から、選曲や弾き方もこのピアノに合わせた ものになった。
 ピアニストは自分のピアノを持ち歩くわけにはいかないので、現場ごとに出会う楽器の個性を受け入れて演奏するしかない。そういう風に発想を切り変えたことで、さまざまなピアノとの出会いがツアーの醍醐味の一つになった。

2009年6月25日木曜日

若い生き血を吸いまくるー大阪うたの日コンサート

大阪 Shangri-La  
第3回大阪うたの日コンサート
ナビゲーター:リクオ【出演】→pia-no-jac←/ハミングキッチン/SIBERIAN NEWSPAPAER/杉瀬陽子&酒井ヒロキ
 大阪うたの日コンサートは、ナビゲーターという肩書きをもらって3年連続の参加である。ステージで出演者を1組づつ紹介しながら、それぞれとセッションのお相手もさせてもらうという、司会をかねたホスト的な役回りである。
 今回の共演者は自分よりもずっと若い世代の人達ばかり。初共演も2組。
大阪在住のシンガーソングライター、杉瀬陽子ちゃんはまだソロアルバムも出していないのだけれど、まれに見る逸材である。彼女の歌は心の奥深く、とても柔 らかい部分に触れてくる。やさしくてヤバい歌だ。こういうヤバさを含んだ歌こそが「癒し」になるのだと思う。
 彼女の音楽に酒井ヒロキが加わることで、ビートとハーモニーが強調され、表現がよりポップになる。この日のライブを見て、この2人は本格的にコンビを組むべきだとあらためて思った。
 酒井ヒロキは、音を空気に響かせ、間をとって余韻を残すことに自覚的だ。それは今の日本の多くのミュージシャンに欠けている部分だと思う。
 SIBERIAN NEWSPAPAERは無国籍でエキゾチックなサウンドが印象に残るインストバンド。彼らがオレとのセッションに選んだ曲が山田耕筰の「この道」。童謡を ステージで歌うのは初めてで、選曲を聞いた時は戸惑ったけれど、自分達なりのアレンジをうながしてのセッションはとても新鮮だった。
 →pia-no-jac←はピアノとカフォンというユニークな編成の2人組。そのアグレッシブなパフーマンスはクレフィン・ファンにもぜひお進め。旬の 勢いを感じさせるステージだった。彼らがセッションに選んでくれた曲は「同じ月を見ている」。これぞセッションと言いたくなるような、いい会話をさせても らった。
 ハミングキッチンは湘南を拠点に活動する男女二人のアコースティック・ユニット。実はギターのヤスとはご近所さんである。彼らも音を響かせること、間を つくることに自覚的。彼らの音楽は、湘南暮らしの中で育まれたローカル性を感じさせてくれるところが、とてもいいと思う。
 新しい才能に出会う機会をもらえるのは、ほんとありがたい。若い生き血をたっぷりと吸わせてもらった。

2009年6月21日日曜日

藤沢熱狂空間

藤沢市 zion(菜音)
【出演】リクオwith朝倉真司(per.)DJ:George
 渋谷ライブの翌日は地元湘南藤沢でライブ。zion(菜音)は藤沢駅近くにある音楽居酒屋。自分の自宅からチャリンコで10分くらいの距離。
 zion代表のケンゴはフリーキーマシンというバンドのギタリストであり、湘南界隈ではイベントオーガナイザーとして絶大な信頼を集める人物。
 この日のDJは、zionの近くにあるミュージックバー、こちらに越して来てから色々とお世話になっているサウサリートのマスター、Georgeさん。 我を主張するのではなく、いかに心地よい空間をコーディネイトするか、よい流れをつくるかに重きをおいた選曲とつなぎ。Georgeさんの音楽センスは抜 群である。
 朝ちゃんは藤沢初登場。ツアー続きのハードなスケジュールの中、無理をお願いして来てもらった。地元の人達にもぜひ彼のプレイを見てもらいたかったのだ。
 朝ちゃんの叩くカフォンは、この日も最高にグルーヴした。自分もお客さんも多いに煽られ、zionは熱狂的な空間になった。今、ライブをやって一番盛り上がる街は、多分藤沢だろう。 
 いいグルーヴをつかんだ夜だった。

2009年6月20日土曜日

今年もうたの日

《 第4回 東京うたの日コンサート 》6/18~21まで開催
【出演】リクオBAND(寺岡信芳B.、朝倉真司Perc,)/風味堂 / BYG BLUES BAND (島袋優G.、上地等Pf,木村OJI純士Dr., 高橋"Jr."知治B.,山本隆太Pf,下地勇Vo.、岡本定義Vo,  渡和久Vo.、 リクオVo.、BBBB Horns)/岡本定義(COIL) /他
 「東京うたの日コンサート」はお客さん、スタッフ、出演者、その場に集まったすべての人達の顔が実によく見えるイベントだ。今年で4回目。毎年参加できて光栄である。
 フジロックやサマーソニックみたいなでっかいフェスに呼ばれることはめったにないのだが、こういう規模のイベント、小さなフェスに参加させてもらう機会は近年急増した。ありがたいことだ。時代も変わってきているのだろう。
 来週は、これも恒例となってきた大阪うたの日コンサートにナビゲーターという肩書きで参加。8月には宮城で初めて開催される宮城うたの日コンサートにも参加予定。
 そして9月5日(土)、6日(日)は、自分が深く関わっている「UMISAKURA MUSIC FESTIVAL」が地元江ノ島で開催される。既にチ ケットも発売中です。詳細はオフィシャルサイトのライブ欄か海さくらのHPにて。CRAZY FINGERSもこのイベントで久々に復活します。
 音楽を通して最高の共鳴空間を作り、橋をかけ、人を繋げてゆくことが、これからの自分の大切な役割の一つだと思っている。

2009年6月19日金曜日

夏の準備

 夕方、湘南海岸公園沿いを走る。江ノ島は6月に入ってから海の家の設置作業が始まっていて、夏の準備が順調に進んでいる感じ。

2009年6月18日木曜日

石が残ってた!

 午前中、CTスキャンの撮影のため病院へ。まだ腎臓に石が一個残っていることが判明。この石が動いて尿管まで降りてくると、またあの激痛に襲われることになる。
 ただ、その時期がいつになるかはわからないそう。1週間後かもしれないし、2年後かもしれない。まあ石が1個残ってるくらいの方が、体を気遣うから、かえって自制できるかもしれない。
 午後からは、急遽決まったFM802の生出演と翌日番組の収録のために大阪へ向かう。来週開催される大阪うたの日コンサートのプロモーションを番組内でたっぷりさせてもらう。ほんといいイベントなので、関西の方はぜひ参加してください。

2009年6月17日水曜日

中山うりさんのレコーディング

 渋谷で東京うたの日コンサートのセッション用リハーサルをやってから、中山うりさんのレコーディングに参加。プロデュースはS-KENさん。
 ニューオーリンズ風味のアレンジ。うりさんのザディコ風のアコーディオンが心地よい。全体にレトロな曲調なのだが、うりさんのビブラートをかけないさっぱりした唱法は今の時代の空気を感じる。

2009年6月15日月曜日

仕事復帰

昨日から仕事に復帰。
 東京でライブ音源のミックス作業。ついに完成。とてもいいものができた。
 Mちゃん、根気よく付き合ってくれてありがとう。

2009年6月13日土曜日

救急車初体験

2日前に尿管結石の発作が出て、生まれて初めて救急車で運ばれる。
 石が出るのはもう3回目なのだが、今回の発作が今迄で一番きつくて、のたうちまわった。まさに生みの苦しみ。救急車に乗ったのが初めてなら、病院で看護士さんにお尻から座薬を入れてもらうのも初体験だった。あれって、ほんま情けないね。
 運ばれた市民病院の担当医は若い研修医で、表情を表に出さず淡々と作業をこなす人だった。座薬が効いて、症状が少しおさまった時に、その研修医から「他 に持病はありませんか?」と聞かれたので、かっては喘息持ちだったけれど、ほとんど克服したこと、尿酸値、血糖値が高いことなどを、話した後に「まあ、あ とは老眼くらいっすかね(実はこの日生まれて初めて老眼を購入したのだった)」と軽いユーモアを含めてみたところ、何のリアクションもなく完全にスルーさ れてしまった。
 しばらくは断続的な発作と吐き気、発熱などで苦しんだけれど、今日になってようやく症状がおさまり始める。
 死に至るような病気ではなく、石さえ出れば嘘のようにすっきりして、すぐに日常生活に戻れるので御心配なく。

 夜中にプロレスラーの三沢光晴選手が試合中の事故で亡くなったことを知る。言葉が出ない。

2009年6月10日水曜日

横浜でHEATWAVE

 渋谷で打ち合わせとリハーサルをすませてから横浜へ。
 馴染みのライブハウス、サムズアップでHEATWAVEのライブを観る。
 熟練と初期衝動が共存した、とてもいいライブだった。3人の演奏を聴いていて(この日は鍵盤の細見さんはお休み)ロックバンドっていいなあとあらためて思った。サムズアップで見れたのもよかった。
 会場には友部正人さん夫妻他、知り合いが多数。ヒロシもHEATWAVEも愛されてんなあと思った。

2009年6月9日火曜日

鍵盤女と鍵盤男、渋谷に現る 

渋谷公園通り クラシックス
「鍵盤女の春『はじめてのおとこ』その3」
出演:【鍵盤女】中ムラサトコ(org,vo)+鈴木亜紀(pf,vo)
スペシャルゲスト:(はじめてのおとこ)●リクオ(pf,vo)
 なんだかいつも以上に渋谷の人混みと街のノイズに圧倒された。一昨日まで北海道オホーツク海沿いの小さな街にいたので、ギャップが大きい。
 でもこの都会の雑踏が必ずしも嫌いというわけではない。暮らすのはもうしんどいけれど、たまにはこの街にやって来て、清濁入り混じったエネルギーを受け取りたいと思う。
 この日のライブ会場クラシックスは、公園通りという渋谷の繁華街に、ひっそりと品よく存在していた。古いお店ではないのに、どこか懐かしいニオイがした。そう言えば鍵盤女の2人、亜紀ちゃんとサトコちゃんにも懐かしさを感じるなあ。
 お店のグランドピアノを弾いてみたら、とてもいい鳴りがした。店内の響きもよい。アコースティックのライブをやるには最適の場所に思えた。渋谷にこんな場所があったなんて知らなかった。
 会場は満席になり、鍵盤女達は実に生き生きと気持ち良さげに演奏していた。2人とクラシックスの相性はとても良く思えた。
 2人が、オレのオリジナル曲「夜の過ごし方朝の迎え方」をカヴァーしてステージで披露してくれた。とても色っぽく演奏してくれて、嬉しかった。いい曲だと思った。
 鍵盤女2人に囲まれて、鍵盤男冥利につきます。

 ライブを観に来てくれた中川五郎さんと、久し振りにいっ緒に打ち上がれたのも嬉しかった。五郎さんは、シンガーソングライター、翻訳家、小説家、音楽ラ イター等色々な肩書きを持つ人だけれど、実際には中川五郎という人となりの存在感が、どんな肩書きも超えてしまっている。結局、中川五郎を作品にして生き ている人なんじゃないかという気がする。そういう点では五郎さんの盟友だった高田渡さんと共通した生き方のように思う。
 今年還暦なのだそう。これだけ年が離れていて、気さくに話させてくれる人もめずらしい。自分にとっての五郎さんは、酒の席で深刻なことを軽く、軽いことをより軽く伝えてくれる、素敵な不良親父である。長生きしてほしいなあ。

2009年6月7日日曜日

北海道常呂町にて本堂ライブ

北海道北見市常呂町 常楽寺本堂
「心の教室・お寺でライブ~リクオ」
 この日の常呂は小雨のぱらつく生憎の天気。しかも寒い!
 夕方のリハーサルまで時間があるので、水着を借りて、海沿いの市営プールで泳ぐ。
 その後、小雨の中、浜辺を散歩。常呂に来れば必ず寄らせてもらう「しゃべりたい」という海沿いの喫茶店があるのだけれど、マスターが2月に急死されて、 現在は閉店状態(奥さんが再開を目指して準備中とのこと)。毎年訪れる常呂町だけれど、街も海も今ままでとはまた違う風景に見えた。
 常楽寺でのライブも恒例になってきた。住職の松平さんは相変わらず聖職者然としたところのない、くだけた佇まい。立場を気にせず、こちらに平気で悩み相談してこられるところが面白いし、かえって信頼できる。
 常楽寺本堂でのライブはいつも音がいい。そして、この空間には神聖な佇まいと、寄り合い場所のような親しみが共存している。
 この日は、派手なステージではなかったけれど、かなりインスパイアされながら演奏できた。自分も少しずつ変わり続けているんだなということを、実感できたようなライブだった。
 常呂町の皆さん、また来年も。
 明日は久し振りに帰宅。

2009年6月6日土曜日

再び北海道上陸

北海道北見市端野町 石倉倉庫
 大阪を経由して再び北海道上陸。
 景色も気候も別世界。
 この日は重症障害児者とその家族、友達、支援者の皆さんを対象としたライブ。場所は端野駅前の農業倉庫跡。企画発案者は、翌日の常呂町ライブの主催チームの1人であり、自身も障害者の息子さんを持つUさん。
 演奏中、集まってくれた50人程、すべての人達の表情がよく見えた。生々しいリアクション。エネルギーがダイレクトに伝わってくる感じ。濃密な時間だった。
 夕方にライブを終えた後は、温泉につかってから常呂町に移動。

2009年6月5日金曜日

キャンドルナイトー闇の中の灯 

100万人のキャンドルナイト@オオサカシティ Candle Park 2008 Summer
野外アコースティックライブ Twinkle Love-Live
会場:大阪西梅田 明治安田生命大阪梅田ビル前特設会場
【出演】リクオ/ハシケン&ハマケン/多和田えみ/高鈴
 「100万人のキャンドルナイト@オオサカシティ」には、06年から4年連続参加していて、1出演者という立場を超えて関わっているイベントなので、思い入れも深い。
 イベント開催時間中は多くのビルが消灯に協力して、西梅田のストリートはキャンドルアートに彩られる。自分も出番前にキャンドルアートを観て歩くのが、毎回の楽しみ。
 普段は足早に通りを行く人達が、この日、この時間帯だけは足を止め、キャンドルの灯にみとれ、いつもとは違う時間の流れ、幻想的な空間を、思い思いに味わい、楽しむ。
 ビルの谷間に特設されたステージの照明も午後8時以降はキャンドルの灯のみになる。闇の中の灯、ビルの谷間を通り抜ける心地よい風、遠くから聴こえる列 車の音、ステージからのアコースティックな響き、それらが人々の奪われていた想像力を取り戻し、あらゆるものとのゆるやかな繋がりを思い出させてくれる。
 客席とステージの間に、これ程自然な一体感、共鳴が生まれるイベントもめずらしい。演奏者もこの空間に影響されて、力が抜け、じっくりと響きを味わうような演奏になる。
 「イマジン」は多和田えみちゃんと、「ソウル」はハシケンと、「すべてはAlright」は出演者全員で演奏。ライブ後半はお客さんが総立ちになった。それは予定調和を超えた、ほんとに自然な流れだった。
 今回も新しい出会いが色々。多和田えみという若くて素晴らしい才能&マインドを持ったシンガーに出会えたことは、今回の大きな収穫の一つ。彼女とは、きっとまた共演の機会があるだろう。
 
 打ち上げはライブカフェ、マーサで。ツアーで関西に来ていたおおはた雄一君はじめ、地元の若手ミュージシャンも飛び入り参加して、夜明けまでセッション大会が続いた。

2009年6月3日水曜日

北海道芦別にて

芦別 ディラン
 北海道に来てから初めて晴れた。
 帯広から各停の汽車(北海道ではJRのことを汽車と呼ぶのだ)に乗って芦別へ。久し振りに汽笛を聴いたなあ。窓の開く列車も久し振り。 
 昼過ぎ、芦別駅に到着して、ホテルにチェックイン後、しばらく街を散歩する。人通りは少ないというか、ほとんどない。閑散とした商店街通りに設置された スピーカーから、「第3の男」がゆる~く流れていた。なんともけだるい空気。取り残されたような、それでいてなんだが解きほぐされたような自由な気分。
 かっては炭坑街として栄え、7万人を超えていたという芦別の人口も今や1万人台。そんな街で10数年に渡ってディランは、様々なツアーミュージシャンの ライブを企画し続けている。ライブの時には遠方から足を運ぶお客さんも多い。ディランは地元のお客さんにとっては、憩いの飲み屋であり、音楽ファンにとっ ては特別な思い入れのできるライブスポットだ。
 10年前にディランがアプライトピアノを購入した際、マスターの忠さんから「リクオに弾いてもらいたくて買ったんだよ」と言われた。それからディランには1年に1度の間隔で通い続けている。
 この日のディランのピアノは、自分との再会を喜んでくれたみたいで、いつも以上によく鳴ってくれた。お客さんの乗りも素晴らしく、ライブが進むうちに自分はどんどん調子に乗っていった。ライブが終わったら、汗びっしょり。しばらく放心状態。
 力を出し切ってしまった感じで、打ち上げでは、騒ぐ元気が残っていなかったけれど、回りの人達が楽しそうにしてくれていたから、自分も幸せな気分になれた。

2009年6月1日月曜日

北海道帯広にて 帯広 ふた葉亭

帯広 ふた葉亭
 「帯広の空はひろいなあ」って毎回思うのだ。空を見上げたり、空気のニオイを感じたり、旅は五感を豊かにしてくれる。
 この日のライブは、客席が明るくって、皆の顔がよく見えた。ライブ前からお客さんが多いに飲み食いしていて、ホームパーティーに招かれたみたいな雰囲気。もう5、6年通っている店だから、馴染みのお客さんも多く、終始アットホームな乗り。
 アンコールではRCサクセションの「すべてはALRAIGHT」を初めて演奏。盛り上がったなあ。笑顔をたくさん受け取った。
 ライブ後は、ふた葉亭のマスター、ゲンタロウさんの手料理を色々といただく。アスパラ、毛ガニ、ホッケ、ウドetc地元の素材を生かした料理の数々。おいしかったあ。