2002年1月23日水曜日

2002年1月23日(水)

日中は秋田に残って、テレビ収録を一本やった後、少し時間があったので駅前のタワーレコードに挨拶に行く。
残念ながら僕のCDは置いてなかった。お店のスタッフをつかまえて音資料と紙資 料を手渡しプロモーションする。そうしたら僕に応対していた若い女性スタッフ が「じゃあ、今から聴いてみます。」と言って僕の前で「ROLLIN'」をCDデッキ にセットしてヘッドホンで聴き出した。色々とお店回りをやったけれどいきなりこういう応対をしてきた人は始めて。彼女はしばらくCDを聴いた後、ヘッド ホーンをはずして、まず一言。
「あたし、これかなり好きです。」
その後、感想を具体的にいくつか述べてくれて、最後に一言、
「今まで知らなくてすみません。」 なんて素直でいい娘なんだ。感動した。

帰りの新幹線の車窓からの雪景色がとても美しかった。

2002年1月22日火曜日

2002年1月22日(火) 秋田・銀河館

昼間は弘前で昨日知り合った人達とおいしい蕎麦を食べて、車で少し街を案内し てもらった後、おいしい紅茶を飲んで、駅まで見送ってもらい秋田にむかう。
この日のライブは元々ポランというお店で演奏する予定だったのが、年末にそこが店を閉めてしまったので急遽、銀河館に場所が変更。
自分の部屋に友達を呼んで歌を聴かせているいるような雰囲気のライブになっ た。
僕はライブ中のリクエストにはあまりこたえない方だが、この日はとてもい いタイミングで客席からリクエストの声がかかったので、それにこたえさせても らった。

2002年1月21日月曜日

2002年1月21日(月) 弘前・萬燈籠

弘前に来たのは初めて。ホテルをチェックインした後、街をぶらつく。
今回の東北ツアーは真冬の時期だから厳しい寒さを覚悟していたのだけれど、今年は東北も暖冬のようで、歩いていても心地よく身が引き締まるぐらいの寒さ。 とはいえ歩道のすみに掻き分けられた雪をみると北の方に来たのだなという気が してなんか嬉しい。
気がついたら日中のネオン街を歩いていた。最初に足を止めたのが「テアトル弘前深夜劇場」というポルノ映画館の前。看板のポルノ女優がちょっとくたびれた 表情で味があって立ち止まってしまった。日中で開いていないお店が多いせいも あり、少し寂れた感じ。町並に昭和のにおいが残っていて、懐かしい感じがし た。
次に足を止めたのが「トラヤ」という古道具屋の前。でも看板にはなぜかクダモノと書いてある。楽しい散策だった。
萬燈籠というお店は僕がアマチュアの頃からお世話になっていた京都の拾得というライブハウスに近い雰囲気があって、『アングラ』のにおいがした。ママさん の池田すみさんは もう27年もこの店を続けているそう。気骨とかわいらしさを合わせ持つ愛すべ き女性だった。 始めての街で始めてのお店なのにライブの最初からお客さんの乗りがよくって びっくり。弾き語りにもかかわらず、席の後ろの方では踊り出す人達も。 声の調子も劇的に戻って(でも本調子ではなかった)、とにかく楽しいライブが できた。 調子に乗って控えていたアルコールを解禁。気付いたら朝の5時。やばい!でも 楽しかった。知り合いが何人もできた。

2002年1月20日日曜日

2002年1月20日(日) 青森・シューだびよん

今日のライブはだめだった。
お客さんが少ない。声が出ない。来てくれたお客さんに申し訳ない。情けない。 とっとと寝た。

2002年1月19日土曜日

2002年1月19日(土) 盛岡・紅茶の店しゅん

一晩しっかり睡眠をとれば、のどの調子も戻るだろうとたかを括っていたのだ が、事態はもっと深刻だった。ライブの最初から声は枯れ気味。最後はもう高音 が出なくなった。ライブは盛り上がったけれど、やばい。酒を控え、薬を飲んで 濡れマスクをして早くに寝る。

2002年1月18日金曜日

2002年1月18日(金) 仙台・ヘブン

最近、東京で事務的な作業に追われていたのでツアーに出て少し、ほっとした。
この日はアンコールで声が枯れた。
年明けに風邪をひいて以来、のどの調子が今一つ。
けれどライブの方は大好評。この日「パラダイス」を演奏するときに何か特別 な インスピレーションが湧いて来て、今までためしたことのないようなアレンジで 歌うことができた。その時のこちらのときめきが多分お客さんにも伝わって、と てもいい感じだった。

最近いろんな街をツアーして、その街をぶらついたり、街の人達の話を聞いたり していると、日本は本当に不況なんだなあと実感することが益々増えた。
街の繁華街でやたらとシャッターの降りた店が目に入ったり、お世話になってい たお店がつぶれたり、経営が悪化したりということがよくある。
この日のライブに遊びに来てくれた知り合いのCDショップ経営者Mさんのお店も 話をきくと、この不況で相当に苦戦している様子。けれど、会話していて、暗さを感じない。悲しかったこと、嬉しかったこと、さまざまな感動をとても情感豊 かに明るく話してくれる人で、厳しい状況でも感性がにぶっていない。不安と向 き合いながら、いつも楽しいこと、感動することを探しているのが伝わってきて、こちらも勇気づけられる。
「心のもちようさ」ー江戸アケミもそう歌ってた。

2002年1月17日木曜日

2002年1月17日(木)

夜の8時から渋谷でウェブマガジンの取材を受ける。その後、打ち合わせ。 アーティストモードからまた気持ちを切り替えなければいけない。

2002年1月15日火曜日

2003年1月15日(水) 仙台キャンペーン

今日はキョードー東北のKさんAさんといっしょに仙台で電波媒体回りとCDショップ回りをやる。
東北放送では関係者を集めて新譜の試聴会をやる。曲を聴いてもらいながら自らアルバムの解説をやり、自分を売り込む。
この日のキャンペーンを終えた後、茶店でKさんAさんと今後の展開について、音楽のあり方についてなど熱く語り合う。
地方ではこうゆうプロモーション&キャンペーンが可能になってきたのだが、東京が一番難しい。「好きだから、いっしょに面白いことをやりましょう。」とい う感じにはなかなかならない。お金の力が強すぎること、情報量が多すぎること、皆が忙しすぎることなどがネックになっている。

2002年1月14日月曜日

2003年1月14日(火) 盛岡・紅茶のお店しゅん

しゅんで始めて歌わせてもらったのが、もう6年以上前。
その時からずっと盛岡でのオレのライブを主催してくれている瀬川さんの、今夜のライブの感想は、「リクオは大人になった。」だった。
今日はパフォーマンスを少し控えて、演奏に集中した。それがよかった。客足はもう一つだったけれど、気負うことなく実に気持ち良く歌わせてもらった。

2002年1月14日(月)

ここ数日、事務的なことばかりに時間を費やしていてストレスがたまっている。

2002年1月10日木曜日

2002年1月10日(木) Tokyo Music Salon at 吉祥寺スターパインズカフェ

本番が終わったばかりの舞台裏で出演者と握手を交しながら我ながらいいイヴェ ントやなあと感心。
アンコールでは小林君のピアノをバックに谷口君と二人、ハンドマイクで歌って しまった。
曲は僕のオリジナルで「すべてを忘れない」。
実は年が明けてから電話で谷口 君、小林君それぞれと打ち合わせをしたところ、偶然にも二人からこの曲をカ ヴァーしてみたいという話が持ち上がったのだ。で、当日までにそれぞれがこの 曲を練習してきてくれたので、本番前のリハーサルでじゃあ3人いっしょにこの 曲をセッションしようという話になったのだ。アレンジは小林君がピアノを使っ た丁寧で斬新なものを考えてきてくれたので、それを採用。で、僕と谷口君は手 ぶらで歌うことに。非常に手持ち無沙汰な感じだったけれど、いろんな意味で新 鮮だった。
谷口君とHONZIは山口百恵の「いい日旅立ち」をセッション。これが独特の味わ いで、とても良かった。
次回のミュージックサロンは4月の予定。

2002年1月9日水曜日

2002年1月9日(水)

明日、谷口崇君とセッションする予定の彼のオリジナル曲「ヨランダ」を練習す る。
この曲は去年に彼と初共演したときに一度セッションしていて、その時の音源は 去年発売された彼のCDシングル「夏ぞら」のカップリング曲として収録されてい る。
久し振りにその音源を聴き直す。自分の演奏に感心した。
なんで、こんな風に弾けたんやろ?って感じ。もうこんな演奏できひんのと違う か?と不安になる。

2002年1月8日火曜日

2002年1月8日(火)

薬など使わず直してやろうと思っていたのだが、どうにも熱が下がらず、ライブ も近いので、観念して昼過ぎに這うような感じで近くの病院へ行く。処方しても らった薬を飲んだら、夕方には熱が下がって急に気分が楽になった。西洋医学の 力を思い知らされた。
日が暮れてから10日のライブの準備を始める。

2002年1月7日月曜日

2002年1月7日(月)

10日に初共演する小林建樹君がみかんと干し柿と音資料を持って尋ねて来てく れる。心遣いが大変ありがたかった。あまりに体調が悪いので、部屋へ通すことなく帰ってもった。申し訳ない。
夜中からまた高熱が出で朝までうなされる。

2002年1月6日日曜日

2002年1月6日(日)

先月から、起き掛けにジョギングを始めた。部屋の近所を適当にコースを変えな がら走っている。これをやると一日の調子が良くなるし、その時の体調もわか る。
今日はすぐに息が切れてしまった。おかしいなと思っていたら、時間が経つにつ れてどんどん体調が悪化。午後からプリプロをしていたのだがつらくて早めに切 り上げさせてもらう。帰宅したころにはもうふらふら。
熱がどんどん上がってゆく。夜中には39度を超える。 ここ数年、正月明けに風邪をひくのが半ば恒例化してしまっているのだが、こん なにきついのは久し振り。